山名元の発言 (予算委員会)
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○山名元君 非常に難しい点を御質問いただいているんですが、私たちとしては、その取り出し工法をしっかりと見きわめるのに、あと二年ぐらい必要と考えておるんです。
それは、内部の点検をやったり、さまざまな技術戦略、あるいは並行して行っている研究開発の成果を見ながら、取り出し方の方針や方法を決定していくというプロセスを、あと二年ぐらい考えておるんですが、まずは今、壊れた原子炉の中にそういうものがあるということでリスクが高い状態ですから、まずこれを安全な状態に一度確保するということを最優先の課題、目標として我々は置いているんです。
これは、取り出して、それを収納缶といいますか、ある容器に入れまして、例えばドライキャスクとかいろいろな考え方があるんですが、とにかく、まずは安定で安全な状態に持ち込むということを最優先の目標として置いておるわけです。それをまず達成すること、今はっきりと明確に言えることはそこなんですね。
では、御質問のように、それを長期的にどうするかということは、アメリカのスリーマイルアイランドの事故でも、回収したデブリというのはまだアイダホにキャスクに入って保管されておるんですが、長期的にやるには、それをどう扱うかという、場所の選定とか、そのままドライキャスクでいいのかという技術的な問題とか、取り出したものが本当にどういう物性を持っているのか、さまざまなことがわからないとまだ何とも言えないという状態です。
そういう長期的な戦略をこれから我々はじっくり立てていくという段階にありまして、少なくとも、そういうことについて論評できるのが、やはりデブリ取り出しの端緒について、その状況を見て、まずは保管、確保した状態からどう持っていけるかということを考えられる状態にならないと、今の時点では何も論評できないという段階です。
とにかく、まずは安全な状態を確保して、福島の皆さんにこれ以上御心配をかけない状態をまずつくるということを目指して、今全力で取り組んでいるところなので、今のことについては、もうしばらくお時間をいただきたいということでございます。