安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○安倍内閣総理大臣 年金積立金の運用は、まず、安全かつ効率的に行っていくことが基本であります。
そして、私たちは、安倍政権ができてから、デフレから脱却をして二%という物価安定目標に向けて政策を総動員していきますよという方向を示し、もはやデフレではないという状況をつくり出しています。ということはどういうことかといえば、デフレ時代の運用と、それを抜け出しつつある、あるいは抜け出したときの運用が違うのは当然のことであります。物価が上昇していく局面では国内債券だけでは実質的な年金給付を確保することが困難であるのは、今の十年物の利率を見れば明らかであります。
ポートフォリオの変更は、このような想定のもとで、年金の財政検証の結果に基づき、GPIFの運用委員会においてシミュレーションや統計的な分析等による専門的な検討を行い、最適な組み合わせを選定したものであります。このように、専ら被保険者の利益のために最適な運用を検討した結果として株式等への分散投資を進めたものであり、株価を上げるなど、恣意的なものでは決してないわけであります。
なお、変更後の基本ポートフォリオのもとでの運用収益は、今年度第二・四半期ではマイナス七・九兆円となったものの、先ほどおっしゃったように過去一年間ではプラス四・二兆円になっておりますし、安倍政権を通じては三十三兆円、その前は旧ポートフォリオでありますが、そういうふうになっているということであります。
また、仮に、現行のポートフォリオであのリーマン・ショックを含む過去十年間運用したと仮定すると、従前のポートフォリオよりそれぞれの年度の収益の振れ幅は確かに大きくなります。しかし、名目運用利回りは四・三%となり、従前のポートフォリオより一・一%高い収益が得られることになるわけであります。
このように、現下の経済状況を見れば、現在のポートフォリオの方が年金生活者にとって間違いなくプラスになるということは確信をしているところでございます。