塩崎恭久の発言 (厚生労働委員会)
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○国務大臣(塩崎恭久君) 大変深い洞察に基づいた御見解を今御開陳をいただいたところでございまして、大変重要な問題だと思います。
先般、国会議員による人口問題の国際会議を会長として取り仕切っておられましたけれども、まさに人口問題にあらゆる国が直面をしていて、中でも日本の場合には、人口が減り、労働人口も減り、そして御指摘の高齢化が先に来て、世界の最速のスピードで先に高齢社会になりつつある、そしてまた少子化も同時に進んでいるという、こういう問題を日本がどう乗り越えるのかというのは、今お話をいただいたアジアの諸国、つまりこれから高齢化をする、しかし、従属人口が一気にこれからユニバーサル・ヘルス・カバレッジが整備される前に上昇していくという国々だけではなくて、他の先進国も含めて全て、日本がどう対応していくのかということについて熱いまなざしで見ているなということは、実は、例えばダボス会議なんかでもつくづく、そういうことで、セッションに出てみると、やはり日本がどうしようとしているのかということに大変関心があります。それは何かというと、やはり日本がうまく乗り切れるということを、早晩ほかの国々が直面する問題を先に乗り切っていくことができるかどうかということを見ているというふうに思っております。
したがって、今、貢献をどうするかというお話でありますけれども、貢献をすると同時に、まず第一に日本がやらなきゃいけないのは、今地域包括ケアシステムと言っていますが、介護、医療の言ってみれば統合的な発想でもって全体を見るということを、どうファイナンスの面でも持続可能なものでつくり再構築ができるかどうかということを日本が示すことが第一であって、まさにその新しい日本が今築こうとしているモデルをほかの国も、もし日本がうまくやれるならば、そのいい面をひとつ導入しようというふうに恐らく思っているのだろうなということをつくづく感じたところでございます。
したがいまして、アジアを中心に急激に高齢化が進むことが予想される中で、今から、もう既にできつつはある介護あるいは医療の仕組みも今改革をしようということで、持続可能なものにするための努力を税と社会保障の一体改革を含めてやり続けている日本でありますから、こういうことについて、私どもは学んだものをASEANを始めアジアの国々にしっかりと技術移転も、それから政策面での移転も考えていかなければいけないし、他の国々がユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成する前に高齢化が進むといえども、やはりUHCをそれぞれの国の事情に合った形で実現をするための支援を全面的にやるということは、実は感染症ということを考えてみたりするときに、やはりUHCがちゃんとできていないところでは感染症も弱いということであれば、当然日本にもそれが跳ね返ってくるということを考えてみれば、お互いのウイン・ウインの状況をつくるためにも、日本の経験を学んでいただけるように、あるいは技術協力をして、医療にしても介護にしてもその他のコミュニティービルディングのやり方にしても、これからは縦割りではなくて、助ける人、助けられる人が攻守所を変えるときもしばしばあるわけでありますから、新しい社会経済モデルをつくっていくことを日本がまずうまくやっていくということが大事で、それをしっかりとアジアにも持ち込んで、それぞれの国にアレンジした形で実行していくことに協力をしていくということが大事なのではないかというふうに思います。