武見敬三の発言 (厚生労働委員会)
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○武見敬三君 介護というのは、実際に日本からいろんな企業群がもう既にアジアに五十社ぐらい展開していますよ。そういう人たちの話聞いてみますと、何が重要かというと、やっぱり労働集約産業だから、現地の文化や風俗、習慣というものをきちんと理解をして、やっぱり現地の言葉でこうしたサービスの提供ができるということが非常に重要だと。
ただ、それは、非常に日本式の介護の経験や技術というものを基礎にして、そういうふうに作り替えながら提供するんだと。そういうことのできる介護技術者というものがやはり物すごく重要なんだけど、是非日本で研修させたい、日本でそういう介護労働者として経験をさせて、そしてそこでの経験というものを持って、そしてそれぞれ自分の国に帰って、そうした自分たちの企業でサービスを提供するときの現地の幹部として一緒に仕事をしてもらえるような仕組みをつくりたいと。
すなわち、我が国でも介護労働者なんというのは足りないから、我が国で介護労働者足りないときに、実際に一定程度までこうした外国の介護労働者の人たちに来て仕事をしてもらうというのは、私は大変いいことだと思う。しかし、それが実際に滞留して少数民族問題になり、社会問題になることはやっぱり避けなきゃならぬだろうと。
しかし他方で、そうした研修受けた方々が、今度は自分の国に帰って自分の国の高齢化に対応したサービスを提供するときのまさに先陣を切った役割を果たせるようにして、国境を越えて労働者が循環できるような仕組みを日本の介護産業というのがアジアに展開することによってつくり得るという状況に今世界は、アジアはあるわけですよ。
そういうふうな産業の展開と、それから、外国人労働者を実際に国境を越えて還流させながらそうした介護技術者として育てていく仕組みというものも私はつくれるだろうと思うんだけれども、実際にそういう制度設計というのは我が国にあるのかどうかということをお聞きしておきたいと思います。