雨宮正佳の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(雨宮正佳君) お答え申し上げます。
 まず、このマイナス金利政策を採用する場合、この効果浸透という点で考えなければいけない条件は二つありまして、一つは、先生御指摘のとおり、マイナス金利政策によって市場金利にきっちり引下げ圧力を掛けるということと同時に、マイナス金利は金融機関にとってはコストになりますので、これが余りに過大ですと、金融機関がコストを転嫁するという格好でむしろ金融仲介機能を弱めるリスクがありますので、これをできるだけ緩和したいという、きちっと市場金利を誘導する、同時に金融機関のコストが過大にならないようにする、このバランスを取る必要があるわけでございます。このバランスの取り方の工夫として、今回この三段階の階層構造を取ったわけでございます。
 先生の御質問で、流動性の増加が余り増えないということであれば金融市場に対して効果は小さいのではないかという御懸念でございますけれども、私ども、御指摘のとおり、このマイナス金利適用部分が当座預金の一部であるとしても、市場に対しては十分効果を持つと考えております。
 と申しますのも、これ金利だけではなくて、金利も為替も株価も、こうした市場の価格あるいは金利というのは、ある新しい取引を追加的に行うことによってどういう損益が発生するかということで専ら決まってまいります。
 例えば、今回、新しい取引によって金融機関が追加的に日銀当座預金増えますと、その追加的な部分はマイナスが掛かると、こういうことでございますので、追加的な部分の影響ということを考えますれば、金融市場ではこのマイナス〇・一の部分があるということを前提に金利や相場形成が行われるというふうに考えておりますし、実際この政策を決定、発表した後、イールドカーブ全般が低下しておりますので、こうした政策の効果は十分に発揮されているというふうに考えてございます。

発言情報

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発言者: 雨宮正佳

speaker_id: 13334

日付: 2016-02-18

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会