渡辺博史の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(渡辺博史君) お答え申し上げます。
 今委員御指摘のような関係でいいますと、先ほどまで隣に金融庁さんがいらっしゃったわけでありますけれども、従来の仕組みによりますと、一本ずつの債権について、これが全部大丈夫ですねということを持っていなきゃいけない、それが償還確実性であったわけでありますけど、ただ、リスクを取るということ自体は償還確実性が下がるということとほとんど同義になるので、どっちの物の言い方をするかということになりますから、これは勘定全体である程度バスケットとして見るということによって、物によっては従来の基準で、あるいは検査の基準でいえば、ちょっと危なっかしいなというものについてもできるということがあります。
 なかなかちょっと個別の国の個別のプロジェクトというのは申し上げにくいところはあるんですが、一番典型的なのは、従来は国あるいは国のいわゆる政府系機関みたいなところを対象にしてやってきたものでありますが、これから大きな国、例えばインドとか、それからインドネシアとかといった国においては、いわゆる日本でいうと都道府県に当たるところが借入人、あるいはそれが実際に事業をやっているところへの貸付けということを考えていく必要が出てくる、あるいはそういう需要が出てくるわけでありますが、これは今までの感覚でいいますと、例えばIMFなんかがマクロ経済を見ているのも国全体でしか見ていないので、この州がどうかとかこの県がどうかということはやっていない。それについて、今度は私どもが自らそれを調査し、あるいはそれまでの経験がありますようなIFCという世銀の姉妹機関とも協力しながら、そういうところに貸すときにはどういうことができるのかということを少し視野が広げられる、そういうところがこれから一つの対象になってくると、そういうふうに考えております。

発言情報

speech_id: 119014370X01120160510_093

発言者: 渡辺博史

speaker_id: 18966

日付: 2016-05-10

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会