櫻井眞の発言 (財政金融委員会)
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○参考人(櫻井眞君) 委員にお答え申し上げます。
私、まず大学院の博士課程のときに、為替制度の違いによって景気変動がどのように国際的に波及するかという研究を浜田宏一先生と共同研究をいたしました。その成果がシカゴ大学のジャーナル・オブ・ポリティカル・エコノミーという雑誌に一九七八年に掲載されました。これが私の研究活動の出発点ということでございます。
そして、日本輸出入銀行にその後入行いたしまして、そのときには主にアジア太平洋地域のマクロ経済の動向の分析と、それから国際資本移動に関する研究というものを中心にやっておりました。特に、その当時、日本からアジアへの投資が増え始めたところでございまして、そのアジアへの直接投資の、どういうような決定要因でそれが決まっておるかということを主に研究してきたわけです。
その後、エール大学の経済成長センターというところの客員研究員ということで、同じテーマでほぼ日本の直接投資あるいは環太平洋地域全体の直接投資とアジア全体の経済成長の関係ということを中心に研究を続けました。
帰国後は、日本輸出入銀行に戻りまして、やはり日本の直接投資をマクロだけでなくて産業別あるいは国別にどういうふうに動きになっておるか、あるいはそこのどういうような政策との関係というようなことを分析してきたわけであります。
その後、その正式な辞令はなかったんですが、大蔵省の財政金融研究所の研究、幾つかの研究会に参加いたしまして、幾つかの報告書等を執筆いたしました。辞令をいただいたのは、正式に辞令をいただいたのは平成二年に当時の大蔵省から辞令をいただいたんですが、その後はアジア・太平洋金融・資本市場研究会の専門委員というようなことを務めて、そこでも執筆あるいは研究活動を続けたということでございます。その後、経済企画庁の研究所でも資本移動、それから直接投資についての同様の研究プロジェクトに参加をいたしました。
平成元年に日本輸出入銀行を退社いたしまして、転職先の大正海上基礎研究所というところへ移りまして、そこでは、これまでの環太平洋地域の経済の発展、成長、さらには国際資本移動、直接投資といった問題に加えて、日本経済、それから金融問題というものの分析、それからさらに、当時、社会主義経済の市場経済化というものが進んでおりましたので、特に中国経済、ロシアというところの分析も行っておったわけであります。この時期は、これまでと違いまして、社外でのいろいろな刊行物へ寄稿する機会というものが大分増えたというのがその当時のことでございます。
その間、最後に、兼務でございますけれども、三井海上投資顧問の非常勤の役員をやっておりましたので、そのときに主に投資、金融関係の投資の面から定期的に金融経済情勢というものを報告するという仕事をしておりました。
以上でございます。