二之湯武史の発言 (内閣委員会)
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○二之湯武史君 ありがとうございます。
着実な進歩があるということで非常に安心をしております。やはり諸外国の幼児教育また保育政策のやっぱり肝というのは、これはもう日本でも長年議論され続けておりますが、幼児教育施設とやっぱり保育施設の一体化といいますか、本当の意味での一体化。
実は、スウェーデンやノルウェーというのは本当に九〇年代若しくは二〇〇〇年代に行われている。やっぱりそれぞれの国においてそれぞれの施設が長い歴史を持って、日本も幼保というものは戦前まで遡る歴史があるわけですけれども、それぞれの国がそういった社会構造の大きな変化、先ほど義家副大臣からも御答弁がございましたように、社会の流れが大きく変化している中でそういった大胆な改革を行っている国もあるわけでございまして、そういうものが本当に我が国でも、これは長年議論されて非常に難しい課題ではあると思いますけれども、これから私も一つのライフワークとして取り組んでいかなければいけないなというふうに思っております。
改めて今、幼児教育、保育の今の方向性ということを考えますと、第一には、やはりこれから我が国は人口減少が進んでいく中で、より優秀な女性の皆さんに積極的に労働市場に参加をしていただいて経済成長の担い手となっていただくために、そういった働く環境をしっかり整備していかなきゃいけないという側面。もう二つ目は、私が申し上げたような社会保障としての保育政策、少子化対策という側面。三つ目が私はあると思っていまして、それが今、義家副大臣が御答弁いただいたような、特に情報化やグローバル化といった社会の大きな変化があります。
我が国においても、私が生まれ育った昭和五十年代というのは非常に日本の戦後の一番いい時期、バブルに行く前のですね、人口も増えている、所得も上がっている、そして社会が成熟して、非常にいい時期に私は幼児期を過ごしたわけですけれども、それ以降、本当に社会のあらゆる構造やあらゆる価値観が大きく変わっている。
そういう大きな変化の中で人間の一生というものを考えたときに、幼児期における教育というものが物すごく大きな重要性を秘めているという意味で、経済成長というとこの世界にはなじまないのかもしれませんが、私はあえて申し上げますが、経済の成長戦略としての幼児教育の重要性、こういった三本柱があるんだろうなと思っておりますし、今申し上げた主要先進国はそういった三つの柱によってこういった幼児教育・保育政策を進めているということを私は改めてこの場で御紹介を申し上げたいというふうに思っております。
そして、そういった中でいいますと、やっぱり質の向上というものがいかに大事になってくるかというふうに思いますが、これは幼児期教育だけではなくて、初等、中等、若しくは高等教育に至るまでそうなんですが、なかなか日本という国で教育の質を評価するというカルチャーがないように思うんですね。今私が一生懸命取り組んでいる高等教育においても、じゃ高等教育の質って何なんだと言われると、やはりどうしても設置基準の、教師一人で生徒が何人だとか、若しくは施設の面積だとか、若しくは図書館の広さだとか運動場の広さだとか、そういった設置基準や、若しくは法令遵守義務ですね、コンプライアンス、こういった観点で高等教育の質というのは主に測られている側面があります。
この幼児期教育も、私は、いわゆる外部の第三者の機関によって教育の質が担保されるというようなカルチャーがまだまだ不十分なのではないかなというふうに思っております。これだけ量的な拡大が進んでいく中で、質の評価、質の担保というのは非常に大事でございますが、どうしても質の担保というのは、子供一人で保育士が何人だと、そういった数字の、量的な観点でしかなかなか私は評価されていないのが現実なんではないかなというふうに思います。
一方で、先ほど副大臣が答弁いただいたナショナルセンターみたいなものがこれからしっかりと整備をされて、そこで幼児期における教育のコアカリキュラムみたいなものができて、それを今の幼稚園であれ保育園であれこども園であれ、最低限そういったナショナルミニマムとしてそういうコアカリキュラムをしっかり共有した上で、それぞれ園の独自のカリキュラムによって各園の特色を出していく、そしてそれを第三者の適正な機関が適切に認証評価をしていく、それを社会や保護者にしっかりと情報開示をしていく、そういうふうな流れによってこの幼児期教育施設の質をしっかり担保していかなきゃいけないと、人数の設置基準だけではなくて。
そういったことに関して、最後に大臣の方に、この質の向上、質の評価、担保、こういったものをどのようにお考えかということをお聞きしたいと思います。