山下芳生の発言 (内閣委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○山下芳生君 今大事なことを大臣おっしゃったと思います。要するに、保育士の待遇が悪くなることは子供にしわ寄せになっていくという問題であります。こういう保育施設が私は急増しているというふうに話を伺って感じました。
 株式会社が経営する認可保育施設は、平成十九年、百十八でした。それが平成二十七年、九百二十七へ八百増えております。同じ時期に社会福祉法人だとか公立保育所だとか、全部合わせた保育施設が二万二千八百四十八から二万三千五百三十七へ七百増えていますから、同じ時期に八百、株式会社の経営する認可保育所が増えているというのはかなりの増え方というか、物すごい増え方なんですね。東京都の認証保育所がそれとは別にありますが、六百七十のうち四百六十、七割が株式会社経営になっている。ですから、株式会社の保育施設がどんどん増えているということだと思います。
 私も、株式会社経営の保育施設が全て悪いとは思いません。しかし、利益第一主義で、子供の安全、成長と発達や保育士の働きがいは二の次、三の次にされている施設が増えていることはゆゆしき問題だと思います。
 そこで一つ提案がありますが、事業所に対して保育士の定着率を公表させるということが大事ではないかと。これは、赤ちゃんの急死を考える会の活動を支えている寺町東子さん、弁護士、社会福祉士の方ですが、四月三日に提案された安全を切り捨てない待機児解消策の中にこの提案をされております。保育士の定着率を向上させる工夫を各事業者に競わせることを誘引する目的で、法人ごと、園ごとの保育士定着率を、全体、一—二年目、三—五年目、六—十年目、十年目超などの区分で公表させてくださいということであります。
 私は、これはなるほどなと思いました。私も話伺っていて、大体もう子供にしわ寄せが行っているような株式会社方式の保育園で共通しているのは、保育士がどんどん辞めていって定着しないということであります。ですから、全部株式会社が悪いとは言いません。しかし、保育士が何年ぐらい勤めている人が何人ぐらいいるんだろうかということを公表することによって、社会的に、こういう定着がなく子供にしわ寄せが行っているもうけ第一主義に走っているような保育所は社会から監視され、子供が預けられにくくなるということで淘汰されていくということをやってはどうかというのがずっと子供の急死を一緒に考えてきた弁護士さんからの提案ですが、これ検討の余地あると思うんですが、大臣、いかがですか。

発言情報

speech_id: 119014889X01320160428_107

発言者: 山下芳生

speaker_id: 9284

日付: 2016-04-28

院: 参議院

会議名: 内閣委員会