二之湯武史の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○二之湯武史君 おはようございます。自由民主党の二之湯武史でございます。大臣の皆様方、今日はよろしくお願いいたします。
我が国は、これから本格的に人口減少社会に突入していくわけです。活力ある経済社会を維持するには、一人一人の生産性の向上が不可欠でございます。また、激変する安全保障環境の中でしっかりとした自衛力を確保すること、また、高齢化、少子化に向けた社会保障を行う上でもアベノミクスを是非とも成功させ、強い経済を実現しなければなりません。アベノミクスの成功、失敗は、まさに日本という国家の盛衰に関わる非常に大切な政策だと思っております。
そのアベノミクスですが、第三の矢、成長戦略がなかなか表に出てこない。私は、成長戦略で一番大切なことはコンセプトの転換だと思っております。つまり、キャッチアップ型モデルから価値創造型モデルに転換することだと思っております。
我が国は、明治維新、戦後復興というキャッチアップ型の成功は収めることができました。しかし、戦後七十年、例えば、一九五六年に日本はもはや戦後ではないと、一九六四年には東京オリンピック、OECDに加盟、そして六八年には当時世界第二位であった西ドイツを抜き、世界第二の経済大国となっております。既に五十年弱がたつわけです。しかし、その間、なかなか我が国は価値創造型の成熟国家にはなっていないと言えるのではないでしょうか。
一人当たりのGDPはこの二十年下がり続けておりますし、なかなか豊かさの実感できない社会になっております。教育はまだまだ画一的でございますし、産業政策も既存の勢力を温存するようなところもあります。何よりも、やる気、能力のある民間の創造力を規制で縛っていると、そういう姿がまだまだ見られるのではないでしょうか。結果、民間はなかなかリスクを取らない、若者は将来に対して不安を感じると、こういった姿が見受けられると思います。
本来はもっと成長力があるにもかかわらず、官や若しくは生産性の低い民間事業が担っているためになかなか高い生産性を上げることができない、そういったポテンシャルを顕在化させていくことこそが私は成長戦略の肝だと思っております。キーワードは、官に頼らない自立した国民、民間、そして、そのクリエーティビティーを最大限に生かし、イノベーションにつなげられるような仕組み、こういった問題意識を踏まえて、是非、石原大臣に一言、成長戦略に向けての御決意をお願いを申し上げたいと思います。