後藤祐一の発言 (安全保障委員会)
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○後藤(祐)委員 この国会審議で大臣がどう答えるかは、この後の自衛隊の現場での運用に影響を与えると思うんです。
例えば、今私はあえてそういう御指摘を具体的なケースに即してさせていただきました。その中で、現場の判断でそういうことができるというような解釈ができるような答弁をすべきだと思います。今のも極めて中立的な、乾いた答弁で、こういうときに大臣の政治家が問われると思うんです。
大臣、これはやはり日本人の場合と全く関係ない人の場合で違っていいと思うんです。JICAの、日本人だけじゃありません、現地の職員とかおられます、それを分け隔てしちゃいけませんよ。日本人の方がある程度おられる集団を救いに行く場合と、全く関係ない同じようなことをやっている集団を救いに行く場合、これは違ってしかるべきだと思うんです。
資料の五ページでございますけれども、これは本日の朝日新聞ですが、岡本行夫先生ですけれども、「日本人が孤立していたら、少々のリスクがあっても助けに行かなければならないでしょう。しかし、他の国のPKO兵士が離れたところで警護を必要としているといった場合は、酷な言い方かもしれませんが、優先度が低いと判断するのもやむをえないと思います。」と言っておられます。
国際貢献の観点からすれば、ここを分け隔てするというのは非常に苦しい判断です。ですが、日本の自衛隊は、憲法九条で、ほかの国の軍隊とはやれることが違います。安全の確保ができる能力も違います。そのような中で、危険を冒してでも、駆けつけ警護を含め、輸送も含め、救いに行くということについては、日本人を含む集団を救いに行く場合とそうでない場合は判断が違ってしかるべきではありませんか。
これは、法律だとか閣議決定ではなくて、現場の判断でいいんです。現場の判断をするときに、やはり、JICAで頑張ってリスクをとって働いている人たちを救いに行くときは、ほかのところからお願いされた場合とはちょっと違って、多少の危険があっても救いに行くというのが、これは自衛隊員も納得感があるんじゃないでしょうか。
自衛隊員というのは事に臨んではというお話を毎回大臣されますよね。日本国土が攻撃された場合、防衛出動の場合、それはどんなリスクを冒しても働いてくれるでしょう。でも、遠く離れた南スーダンの地で道路をつくっていて死んじゃいましたというんじゃ浮かばれないんですよ。だから、そのときにとるべきリスクはすごく低く見なきゃいけない。だけれども、日本人を救いに行くというのは、これは立派な仕事です。
ぜひ、これは現場の判断でもいいんですが、日本人を含む集団からお願いされたときとそうでないときは違ってしかるべきだと思いますが、これは大臣の政治家としての答弁を求めます。