道下徳成の発言 (安全保障委員会)

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○道下参考人 終着点はどこか、あるいは北朝鮮がどこに向かっているかを考えるときは、北朝鮮の政策目的、そして相対的な重要性ですね、いろいろなシステムの相対的な、要は資源配分の問題です。そして、軍事的には抑止力として何が十分であるかという、三つぐらいのポイントがあると思うんですね。
 政策目的につきましては、軍事的には、もちろんアメリカに対する攻撃能力を持つというのは究極の能力ですから非常に重要だと思いますが、ただ、北朝鮮の本当の直近の政策目的というのはやはり体制の維持ということでございますので、アメリカを攻撃する能力を持って、それがもしくは例えばアメリカの先制攻撃をもたらすとか、そういうのは全く逆効果になるわけですから、それは北朝鮮としても、そこら辺は微妙なバランスをとっていると思われます。
 それから、相対的な重要性ですけれども、伊豆見先生もおっしゃいましたようにICBMは大変ですので、やはりそこに資源を投入するより、今の金正恩はかなり現実主義者だと私は思っていまして、というのは、使える実質的な能力のもの、シンボリックにそれはアメリカに届けば格好いいですけれども、その能力というのが非常に高過ぎてちょっと手が届かない、そうすると、もうちょっと現実的なものをしっかり使えるようにしましょうということをやっているように見えますので、今はそちらに重点を置いている。
 そして、十分性の問題ですが、抑止力として北朝鮮が必要なものは、やはりソウルを人質にとる。ですから、万が一アメリカが北朝鮮に先制攻撃をかけたりしても、アメリカを破壊できなくてもソウルを火の海にする、あるいは東京に対して核攻撃ができるということになると、やはりアメリカにとって韓国、日本は非常に重要な同盟国で友邦ですから、これを犠牲にして北朝鮮に手を出すようなことはできないということで、抑止力という意味ではそれで十分である可能性が高いということで判断しているのではないかと考えております。

発言情報

speech_id: 119203815X00520161213_011

発言者: 道下徳成

speaker_id: 18727

日付: 2016-12-13

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会