伊豆見元の発言 (安全保障委員会)

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○伊豆見参考人 ありがとうございます。
 今先生おっしゃいましたように、イランのケース、うまくいっている部分が確かにあると思います。
 ところが、問題は、イランのモデルを北朝鮮には適用できない。なぜできないのかというのは、我々に大変な不信感があるからであります。
 かつて、イラン・モデルの先駆けになるような北朝鮮との取引というもの、九〇年代には核の枠組み合意というのがありました。アグリードフレームワークというのがありましたし、二〇〇〇年代に入りましても、二〇〇五年の非核化についての共同声明を実行するための措置ということがありましたが、これが全てうまくいかないのは、やはり我々の目から見ると北朝鮮に裏切られたということであります。
 結局、北朝鮮はうそつきで約束を守らないという、これが定着をしているわけですね、このイメージというのがこちら側の骨の髄までありますから。そうすると、しょせん約束を守らず、うそつきとの間で何回取引をやって痛い目に遭わなきゃいかぬのだ、この感覚があるわけですね。ですから、できない。
 イランとの間は、まだ一回もそういう意味では痛い目に遭っていない、これから痛い目に遭う可能性は非常に高いと思いますけれども。それを繰り返すと、イランに対してだってそのうちできなくなるかもしれませんが、今の北朝鮮との間のディールができないかなり大きな要因というのは、これまでの経緯からして、我々は北朝鮮との間で取引をしたくない、してもこれは無駄だという感覚があることです。
 ただし、私はこれは間違いだと思っております。明らかに間違いで、なぜだまされたのか、なぜ約束が守られないのかというところをもう少し精緻に見ていけば、やはり彼らからすると、我々の方も、アメリカも日本も韓国も約束を守っていないじゃないかと思っている部分がある。それはそうでありまして、立場を変えればそういうことになります。
 少なくとも、北朝鮮により約束をきちっと守らせるため、あるいは北朝鮮にうそをつかせないようにするための方法というのは我々は検討できるはずなので、私は、そういう具体的な検討をしながら、イランと同じようなケース、取引というのができるかどうかを追求する必要はあると依然として信じております。

発言情報

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発言者: 伊豆見元

speaker_id: 19098

日付: 2016-12-13

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会