道下徳成の発言 (安全保障委員会)

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○道下参考人 今回の制裁はかなり効果があるのではないかと期待されておりまして、その理由は、北朝鮮の輸出収入の三分の一ぐらいが石炭の輸出なんですが、それに上限をかけている。これはもう本当に核心部分ですから、それは効果があるのではないかと思っております。
 ただ、伊豆見先生のおっしゃったとおりで、中国が結局は鍵を握っているわけですから、中国が買わないようにするということを本当にきちっとやれるかどうかというのが問題で、ある程度はやってくれると思います。ただ、北朝鮮が本当に不安定化するほどまではやらないと思います。
 なぜかといいますと、北朝鮮が不安定化して倒れたりすると、やはり韓国が統一することになりますから、アメリカと同盟している韓国が朝鮮半島を支配するのは中国としては困ります。
 あと、朝鮮半島の、中国の東北地方にはかなりの朝鮮系の少数民族がいますから、統一してしまったら、チベット、ウイグルに続いて三つ目の少数民族問題が勃発してしまうということで困ります。
 あと、近年は、意外に中国は北朝鮮の存在を好ましくというか、うまく利用しているのではないかと私は思っております。
 といいますのは、特に南シナ海の問題等で国際的にあれだけ非難を受けているんですけれども、北朝鮮がミサイル実験をする、核実験をすると国際社会の注目が北朝鮮の方に行ってしまうんですね。中国が悪いことをしているというのを実はみんな忘れてしまうということで、北朝鮮避雷針論と言っているんですけれども、一種、中国にとって北朝鮮は避雷針のような役割をしているということで、意外に中国はうまくそれを使っているのではないかと思います。
 やはり制裁には限界がある。とすると、やはり、防衛措置、そして対話というので、制裁だけ単独で何かの効果をもたらすというのではなく、合わせわざというふうにいかざるを得ないのではないかと思っております。

発言情報

speech_id: 119203815X00520161213_020

発言者: 道下徳成

speaker_id: 18727

日付: 2016-12-13

院: 衆議院

会議名: 安全保障委員会