伊豆見元の発言 (安全保障委員会)
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○伊豆見参考人 ありがとうございます。
大変難しい御質問をいただきまして、よくわかりませんというのが一番正直なお答えになろうかと思いますが、トランプさんの外交政策について、まだよくわからないことが多いわけでありますし、特に問題は、彼がそういう経験が全然ない人ですから、過去の彼の言動からどういう外交を行うかということが推しはかれない、ビジネスマンとしての経験しかないということがある、これが一つですね。
それともう一つは、大統領選挙のキャンペーン中に彼がいろいろ過激な発言もしましたし、いろいろ公約をしていますけれども、普通、大統領選挙中の公約の実行率というのは五〇%を超えないのが通例でありまして、トランプという人がいろいろ変わった人だから公約はかなりたくさん守るだろうとはやはり考えられないと思いますので、彼も言ったことは半分以上はやらないというのが普通だと。
だとしますと、基本的には、やはり十一月八日に当選した後の彼の言動だけを見ていくという必要があるだろうと思います。そこまで見ると、朝鮮半島についてはほとんど発言がないんですね。
まず大事なことは、朴槿恵大統領との電話会談を行った、そこで米韓同盟の重要性というのを再確認した、これは一つ重要なことです。
それと、中国に対して、北朝鮮問題についてちゃんと汗をかいていない、もっときちっと中国が行うべきだ、これは大統領選挙中も言っていましたが、当選した後もまだ繰り返して言っている。選挙戦中には実は金正恩委員長と会ってもいいというようなことを言っていましたが、当選した後は一回もそういう言及がございませんので、そうしますと、どういう形でいくのかというと、そんなにオバマ政権と変わったことをやろうとしているというのが、今の段階でいえば見えないということです。ただ、これからの話ですが。
それに比べて、中国に関しては、御案内のように、台湾の総統、蔡英文さんと電話会談をやってみたり、一つの中国原則というのはいかがなものかという発言があったり、これは中国は本当にびっくりしているというのはもう間違いないと思うんです。
ただ、これも具体的な行動としてこれからどうなって出てくるか、みんな、こっちはむしろ一月二十日以降を見ないといけない。すなわち、就任した後はどうなるだろうか。今は就任前の次期大統領としてのトランプさんの発言ということでありますので、これも今の段階での評価というのは難しいかと思います。