塩崎恭久の発言 (厚生労働委員会)

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○塩崎国務大臣 先ほど来、山下委員の方から、この年金の今回の改正法につきまして、本質的な議論をしていただいて、御質問いただきまして、ありがとうございました。
 何度も出ておりますけれども、これは、旧民主党時代にも既にデフレ経済下における将来年金の確保について議論があって、世代間の公平の確保、そして年金財政の安定化の観点から、デフレ経済下におけるマクロ経済スライドのあり方について見直しを検討するという宿題が、彼らの閣議決定の中にも入っているわけで、我々は、それを、言ってみれば引き継ぐ形で答えを出しているということだというふうに思います。
 年金は、先ほど来繰り返し出ておるように、将来年金を受給する現在の若い人たちが現在年金を受給している高齢世代へ仕送りを行うという助け合いの仕組みで、賦課方式といいますが、保険料や税などの限られた財源を長期にわたって適切に配分するという世代間の分かち合いの仕組みとなっています。
 現在の年金額改定ルールでは、仮に現在の若い人たちの賃金が下がった場合には、現在年金を受給している高齢世代の年金水準は、現在の若い人たちの将来受け取るはずの年金額の一部を財源として維持をされるという一方で、現在の若い人たちは、賃金も下がり、さらに将来受け取る年金水準も下がってしまうという二重の苦しみになるということを先ほど局長からも答弁申し上げました。
 今回、政府から提案している法案は、マクロ経済スライドによる調整をできるだけ先送りせずに、また、仮に現在の若い人たちの賃金が下がるような経済状況が起きた場合は、現在の年金額も若い人たちの賃金の変化に合わせて改定をするということで、若い人たちが将来受給する基礎年金の水準が低下することを防止するというものであります。
 世代間の公平を確保し将来世代の給付水準を確保する、こうした改革によって若い世代の年金制度への信頼が高まることで、安心をしていただきながら今の高齢者の年金を支えるという、今やるべき役割を果たしていただくということで、年金制度を維持できるように、その可能性も高まるというふうに思いますし、物価そして賃金が上がるように経済政策をしっかりと運営するということが大前提で年金制度の安定というのが進むだろうというふうに思います。

発言情報

speech_id: 119204260X00620161104_028

発言者: 塩崎恭久

speaker_id: 34685

日付: 2016-11-04

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会