伊藤渉の発言 (財務金融委員会)

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○伊藤(渉)委員 ありがとうございます。
 いろいろな取り組みがいわば功を奏して、状況は改善をしつつあるということだと思います。
 私の常日ごろからの問題意識は、まず、これまで約二十年、バブル崩壊後、大変厳しい経済状況が続きましたので、企業はリストラをし、金融機関は不良債権処理をしてその健全性を回復してきたと思います。そうした一方で、いわゆる金融機関の融資は、償還の確実性を求めて担保に着目した手がたい査定が続けられてきた、こういうふうに思います。そして、それも、金融庁もそういった指導をもちろんしてきたんだと思います。
 約二十年続いていますから、二十年の間に、今まさに取り組もうとしている事業性評価、これはつまり、将来これは有望だという事業、企業、これを見きわめて融資をするということですから、簡単じゃないと思うんです。二十年間そういう人を育てる状況になかったものですから、そもそもそういう人材が不足しているんじゃないかということも大変心配をしているというか、それも越えていかなきゃいけない。こういうことだと思うんです。
 今、金融庁はさまざまな取り組みをしていただいていて、企業の経営の改善、生産性の向上のために、コンサルティング機能も十分に発揮して積極的な資金提供をしていただきたい、こういうことなわけですけれども、肌で感じる現場は、もうお金は別に借りなくてもいいというところには貸しに来るんだけれども、ここは借りたい、もしかしたら成長につながるかもしれないという、まさに金融機関の目ききが必要なところに資金が拠出をされて成長につながっているかというと、兆しはありますけれども、まだまだ十分じゃない。
 こういうふうに現状を認識しておりまして、この辺の取り組み、特に強化をしていってほしいという思いも込めて、目下の取り組みについて金融庁にお伺いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 119204376X00420161026_023

発言者: 伊藤渉

speaker_id: 25793

日付: 2016-10-26

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会