財務金融委員会
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会
会議録情報#0
平成二十八年十月二十六日(水曜日)
午前九時開議
出席委員
委員長 御法川信英君
理事 井上 信治君 理事 土井 亨君
理事 藤丸 敏君 理事 宮下 一郎君
理事 山田 賢司君 理事 木内 孝胤君
理事 伴野 豊君 理事 伊藤 渉君
石崎 徹君 大岡 敏孝君
大野敬太郎君 大見 正君
鬼木 誠君 勝俣 孝明君
神田 憲次君 斎藤 洋明君
坂井 学君 助田 重義君
鈴木 隼人君 田畑 裕明君
中山 展宏君 福田 達夫君
宮路 拓馬君 村井 英樹君
山田 美樹君 菊田真紀子君
鈴木 義弘君 古川 元久君
前原 誠司君 松田 直久君
鷲尾英一郎君 浜地 雅一君
真山 祐一君 宮本 岳志君
宮本 徹君 丸山 穂高君
小泉 龍司君
…………………………………
財務大臣
国務大臣
(金融担当) 麻生 太郎君
財務副大臣 木原 稔君
政府参考人
(内閣府大臣官房審議官) 嶋田 裕光君
政府参考人
(内閣府大臣官房審議官) 原 宏彰君
政府参考人
(公正取引委員会事務総局経済取引局取引部長) 菅久 修一君
政府参考人
(金融庁監督局長) 遠藤 俊英君
政府参考人
(総務省総合通信基盤局電気通信事業部長) 巻口 英司君
政府参考人
(財務省主税局長) 星野 次彦君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 村瀬 佳史君
政府参考人
(中小企業庁事業環境部長) 吉野 恭司君
参考人
(日本放送協会専務理事) 今井 純君
財務金融委員会専門員 駒田 秀樹君
—————————————
委員の異動
十月二十六日
辞任 補欠選任
津島 淳君 田畑 裕明君
宗清 皇一君 宮路 拓馬君
今井 雅人君 松田 直久君
重徳 和彦君 鈴木 義弘君
古本伸一郎君 菊田真紀子君
上田 勇君 真山 祐一君
同日
辞任 補欠選任
田畑 裕明君 津島 淳君
宮路 拓馬君 宗清 皇一君
菊田真紀子君 古本伸一郎君
鈴木 義弘君 重徳 和彦君
松田 直久君 今井 雅人君
真山 祐一君 上田 勇君
—————————————
本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案(内閣提出第三号)
————◇—————
この発言だけを見る →午前九時開議
出席委員
委員長 御法川信英君
理事 井上 信治君 理事 土井 亨君
理事 藤丸 敏君 理事 宮下 一郎君
理事 山田 賢司君 理事 木内 孝胤君
理事 伴野 豊君 理事 伊藤 渉君
石崎 徹君 大岡 敏孝君
大野敬太郎君 大見 正君
鬼木 誠君 勝俣 孝明君
神田 憲次君 斎藤 洋明君
坂井 学君 助田 重義君
鈴木 隼人君 田畑 裕明君
中山 展宏君 福田 達夫君
宮路 拓馬君 村井 英樹君
山田 美樹君 菊田真紀子君
鈴木 義弘君 古川 元久君
前原 誠司君 松田 直久君
鷲尾英一郎君 浜地 雅一君
真山 祐一君 宮本 岳志君
宮本 徹君 丸山 穂高君
小泉 龍司君
…………………………………
財務大臣
国務大臣
(金融担当) 麻生 太郎君
財務副大臣 木原 稔君
政府参考人
(内閣府大臣官房審議官) 嶋田 裕光君
政府参考人
(内閣府大臣官房審議官) 原 宏彰君
政府参考人
(公正取引委員会事務総局経済取引局取引部長) 菅久 修一君
政府参考人
(金融庁監督局長) 遠藤 俊英君
政府参考人
(総務省総合通信基盤局電気通信事業部長) 巻口 英司君
政府参考人
(財務省主税局長) 星野 次彦君
政府参考人
(資源エネルギー庁電力・ガス事業部長) 村瀬 佳史君
政府参考人
(中小企業庁事業環境部長) 吉野 恭司君
参考人
(日本放送協会専務理事) 今井 純君
財務金融委員会専門員 駒田 秀樹君
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委員の異動
十月二十六日
辞任 補欠選任
津島 淳君 田畑 裕明君
宗清 皇一君 宮路 拓馬君
今井 雅人君 松田 直久君
重徳 和彦君 鈴木 義弘君
古本伸一郎君 菊田真紀子君
上田 勇君 真山 祐一君
同日
辞任 補欠選任
田畑 裕明君 津島 淳君
宮路 拓馬君 宗清 皇一君
菊田真紀子君 古本伸一郎君
鈴木 義弘君 重徳 和彦君
松田 直久君 今井 雅人君
真山 祐一君 上田 勇君
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本日の会議に付した案件
政府参考人出頭要求に関する件
参考人出頭要求に関する件
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案(内閣提出第三号)
————◇—————
御
御法川信英#1
○御法川委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。財務大臣麻生太郎君。
—————————————
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案
〔本号末尾に掲載〕
—————————————
この発言だけを見る →内閣提出、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。財務大臣麻生太郎君。
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社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案
〔本号末尾に掲載〕
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麻
麻生太郎#2
○麻生国務大臣 ただいま議題となりました社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明させていただきます。
世界経済の不透明感が増す中、新たな危機に陥ることを回避するため、あらゆる政策を講ずることが必要となってきております。
これを踏まえ、政府は、国税に関し、消費税率の引き上げの実施時期の変更及びこれに関する税制上の措置につきまして所要の改正を行うこととし、本法律案を提出させていただいた次第であります。
以下、この法律案の内容につきまして御説明をさせていただきます。
第一に、消費税率引き上げ実施時期を平成三十一年十月一日に変更するとともに、消費税の軽減税率制度及び適格請求書等保存方式等の導入時期を二年半延期することといたしております。
第二に、住宅ローン減税制度等の適用期限を二年半延期するとともに、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置の適用期間を変更する等の改正を行うことといたしております。
第三に、地方法人税引き上げの実施時期を二年半延期することといたしております。
以上が、この法律案の提案の理由及びその内容であります。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同いただきますようよろしくお願いを申し上げます。
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これを踏まえ、政府は、国税に関し、消費税率の引き上げの実施時期の変更及びこれに関する税制上の措置につきまして所要の改正を行うこととし、本法律案を提出させていただいた次第であります。
以下、この法律案の内容につきまして御説明をさせていただきます。
第一に、消費税率引き上げ実施時期を平成三十一年十月一日に変更するとともに、消費税の軽減税率制度及び適格請求書等保存方式等の導入時期を二年半延期することといたしております。
第二に、住宅ローン減税制度等の適用期限を二年半延期するとともに、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置の適用期間を変更する等の改正を行うことといたしております。
第三に、地方法人税引き上げの実施時期を二年半延期することといたしております。
以上が、この法律案の提案の理由及びその内容であります。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同いただきますようよろしくお願いを申し上げます。
御
御
御法川信英#4
○御法川委員長 この際、お諮りいたします。
本案審査のため、本日、参考人として日本放送協会専務理事今井純君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として内閣府大臣官房審議官嶋田裕光君、大臣官房審議官原宏彰君、公正取引委員会事務総局経済取引局取引部長菅久修一君、金融庁監督局長遠藤俊英君、総務省総合通信基盤局電気通信事業部長巻口英司君、財務省主税局長星野次彦君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長村瀬佳史君、中小企業庁事業環境部長吉野恭司君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御
御
村
村井英樹#7
○村井委員 おはようございます。自由民主党の村井英樹です。
麻生財務大臣、また木原副大臣、そして財務省の皆様方、連日お疲れさまでございます。
また、この財務金融委員会で初めて質問の機会をいただきました。御礼を申し上げたいと思います。
本日審議をされます税制改正法案につきましては、消費税率の一〇%の引き上げ、これを二〇一九年十月まで延期をする、そしてまた、その他の関連する措置、反動減対策等もそれに合わせて基本的にはスライドをさせていく、そういったような趣旨であると承知をしております。財政政策の一番の柱であります二〇二〇年のプライマリーバランスの黒字化、もちろん、これに向けて消費税の引き上げを着実に行っていくことは大切でありますけれども、それにあわせて社会保障改革も着実に進めていかなくてはならない。
そういったような趣旨から、きょうは、我が国の経済社会構造の変化を踏まえつつ、私が今最も個人的に関心を持っております、年齢を基準とした給付、負担ではなくて、負担能力に応じた公平な負担をしていくべきではないかといったような観点から質問をさせていただきたいと思います。
後ほど、年齢基準で今制度が設計をされております、代表選手と呼んでおります公的年金等控除の話、さらには高額療養費の話を、突っ込んで話をさせていただければとも思っております。
我が国の社会保障のあり方というものをちょっと引いて見てみると、大胆に言えば、やはり一つの前提ですね。若者世代は非常に元気でがりがり仕事をして十分な所得を稼いでいる、その一方で、高齢者の方は仕事もなくて資産もなくて少しかわいそうな人、そういう前提の中で我が国のこの社会保障制度というのは設計をされてきたのではないか。
これも当然の話といえば当然の話で、日本の社会保障制度は、戦後、高度経済成長期の中ででき上がってきていて、そのときは、二十年学んで、四十年働いて、そしてまた二十年老後がある、こういう単一のレールの中に多くの方がいたわけです。特に、現役で働いているときは、多くの方が十分な所得があって、一旦定年を迎えて卒業すると、その後は基本的には老後としてもう仕事はしない。多くの方がそのステージに沿ってライフスタイルを過ごされていたので、そのような年齢を基準としたさまざまな仕組みというのが正当化されていたんだと思います。
ただ、その一方で、ここに来てかなり、若者だから元気、高齢者だからかわいそうというのが、本当にそうなのかというような部分が出てきているんだろうと思います。
特に、私の手元に資料があるんですけれども、資産分布、これを見ても、若年世代、四十歳未満は五割以上が資産が五百万以下、他方で、高齢者、六十五歳以上の世代は五割以上が一千万以上の資産を持っているわけであります。
さらには、そういったような金銭面だけじゃないんですね。本当の身体的な体力、元気さ、これも、高齢者の方というのは年々元気になっていく。握力、上体起こし、前屈、全て高齢者は能力が上がっている。その一方で、若者は能力が落ちているんですよ。
本当にこれまでの我々のイメージが徐々に変わってきていて、高齢者の方も、お金を持っていてかつ元気、若者は、私もそうかもしれませんけれども、余りお金がなくて元気がない、こういう状況が生まれてきているのかなと思いますが、こういうような経済社会構造の変化を踏まえると、やはり、これまでの年齢を基準とした給付、負担のあり方というものを、負担能力に応じて変えていく、高齢者もいろいろ、若者もいろいろという前提で仕組みを組み直していく必要があるんじゃないかと思っております。
ちょっと前置きが長くなりましたが、そういう中で公的年金等控除について質問をさせていただくわけでありますけれども、我が国の公的年金等控除は、改めてでありますけれども、まず、保険料を積み立てるとき、保険料を出すとき、拠出時も控除が認められていて、さらには、それを将来給付されるとき、これも公的年金等控除という形で控除が認められております。
ただ、この仕組み、我が国にいると当たり前のようでありますけれども、英米独仏、諸外国と比べるとかなり広範に認められております。英米は保険料の拠出段階で控除はない。ドイツとフランスは両方あるんですけれども、かなりアッパーが低目に設定をされていて、控除額が限定をされて、また給付額が限定をされていたりする。
そういう意味で我が国のこの公的年金等控除の仕組み、諸外国と比べてもかなり広範に認められているのではないかと思いますが、そもそもこの仕組みができ上がった設立の背景、経緯、またその意義について、まずは財務省から見解を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →麻生財務大臣、また木原副大臣、そして財務省の皆様方、連日お疲れさまでございます。
また、この財務金融委員会で初めて質問の機会をいただきました。御礼を申し上げたいと思います。
本日審議をされます税制改正法案につきましては、消費税率の一〇%の引き上げ、これを二〇一九年十月まで延期をする、そしてまた、その他の関連する措置、反動減対策等もそれに合わせて基本的にはスライドをさせていく、そういったような趣旨であると承知をしております。財政政策の一番の柱であります二〇二〇年のプライマリーバランスの黒字化、もちろん、これに向けて消費税の引き上げを着実に行っていくことは大切でありますけれども、それにあわせて社会保障改革も着実に進めていかなくてはならない。
そういったような趣旨から、きょうは、我が国の経済社会構造の変化を踏まえつつ、私が今最も個人的に関心を持っております、年齢を基準とした給付、負担ではなくて、負担能力に応じた公平な負担をしていくべきではないかといったような観点から質問をさせていただきたいと思います。
後ほど、年齢基準で今制度が設計をされております、代表選手と呼んでおります公的年金等控除の話、さらには高額療養費の話を、突っ込んで話をさせていただければとも思っております。
我が国の社会保障のあり方というものをちょっと引いて見てみると、大胆に言えば、やはり一つの前提ですね。若者世代は非常に元気でがりがり仕事をして十分な所得を稼いでいる、その一方で、高齢者の方は仕事もなくて資産もなくて少しかわいそうな人、そういう前提の中で我が国のこの社会保障制度というのは設計をされてきたのではないか。
これも当然の話といえば当然の話で、日本の社会保障制度は、戦後、高度経済成長期の中ででき上がってきていて、そのときは、二十年学んで、四十年働いて、そしてまた二十年老後がある、こういう単一のレールの中に多くの方がいたわけです。特に、現役で働いているときは、多くの方が十分な所得があって、一旦定年を迎えて卒業すると、その後は基本的には老後としてもう仕事はしない。多くの方がそのステージに沿ってライフスタイルを過ごされていたので、そのような年齢を基準としたさまざまな仕組みというのが正当化されていたんだと思います。
ただ、その一方で、ここに来てかなり、若者だから元気、高齢者だからかわいそうというのが、本当にそうなのかというような部分が出てきているんだろうと思います。
特に、私の手元に資料があるんですけれども、資産分布、これを見ても、若年世代、四十歳未満は五割以上が資産が五百万以下、他方で、高齢者、六十五歳以上の世代は五割以上が一千万以上の資産を持っているわけであります。
さらには、そういったような金銭面だけじゃないんですね。本当の身体的な体力、元気さ、これも、高齢者の方というのは年々元気になっていく。握力、上体起こし、前屈、全て高齢者は能力が上がっている。その一方で、若者は能力が落ちているんですよ。
本当にこれまでの我々のイメージが徐々に変わってきていて、高齢者の方も、お金を持っていてかつ元気、若者は、私もそうかもしれませんけれども、余りお金がなくて元気がない、こういう状況が生まれてきているのかなと思いますが、こういうような経済社会構造の変化を踏まえると、やはり、これまでの年齢を基準とした給付、負担のあり方というものを、負担能力に応じて変えていく、高齢者もいろいろ、若者もいろいろという前提で仕組みを組み直していく必要があるんじゃないかと思っております。
ちょっと前置きが長くなりましたが、そういう中で公的年金等控除について質問をさせていただくわけでありますけれども、我が国の公的年金等控除は、改めてでありますけれども、まず、保険料を積み立てるとき、保険料を出すとき、拠出時も控除が認められていて、さらには、それを将来給付されるとき、これも公的年金等控除という形で控除が認められております。
ただ、この仕組み、我が国にいると当たり前のようでありますけれども、英米独仏、諸外国と比べるとかなり広範に認められております。英米は保険料の拠出段階で控除はない。ドイツとフランスは両方あるんですけれども、かなりアッパーが低目に設定をされていて、控除額が限定をされて、また給付額が限定をされていたりする。
そういう意味で我が国のこの公的年金等控除の仕組み、諸外国と比べてもかなり広範に認められているのではないかと思いますが、そもそもこの仕組みができ上がった設立の背景、経緯、またその意義について、まずは財務省から見解を伺いたいと思います。
星
星野次彦#8
○星野政府参考人 お答え申し上げます。
現在、公的年金につきましては、収入に応じた額の公的年金等控除が適用された後に、累進税率によりまして課税される仕組みとなっております。
この公的年金等控除は、昭和六十二年度の税制改正で創設されたものでございます。それ以前は、公的年金は給与とみなされて、給与所得控除が適用されておりました。これに加えまして、受給者が六十五歳以上である場合には、老年者年金特別控除という控除が適用されておりました。
そうした中で、給与所得控除は、あくまでも勤務関係を前提に経費を概算的に控除するなどの性格を踏まえて設けられていて、公的年金に適用するのは合理的でないのではないかという指摘、また、老年者年金特別控除につきましても、公的年金の課税所得を計算するための配慮という部分と老年者に対する配慮という二つの側面が混在しているのではないかといった指摘がございました。
そのため、昭和六十二年度の税制改正におきまして、制度の整備、合理化を図る観点から、公的年金の所得分類を給与所得から雑所得に改めまして、給与所得控除の対象から除外することといたしました。
また、あわせまして、老年者年金特別控除を廃止するとともに、公的年金が、通常、経済的稼得力が減退する局面にある者の生計手段とするために公的な社会保険制度から給付される、そういう年金であるという性格等から、課税所得を計算するための配慮として公的年金等控除を創設したということでございます。
この発言だけを見る →現在、公的年金につきましては、収入に応じた額の公的年金等控除が適用された後に、累進税率によりまして課税される仕組みとなっております。
この公的年金等控除は、昭和六十二年度の税制改正で創設されたものでございます。それ以前は、公的年金は給与とみなされて、給与所得控除が適用されておりました。これに加えまして、受給者が六十五歳以上である場合には、老年者年金特別控除という控除が適用されておりました。
そうした中で、給与所得控除は、あくまでも勤務関係を前提に経費を概算的に控除するなどの性格を踏まえて設けられていて、公的年金に適用するのは合理的でないのではないかという指摘、また、老年者年金特別控除につきましても、公的年金の課税所得を計算するための配慮という部分と老年者に対する配慮という二つの側面が混在しているのではないかといった指摘がございました。
そのため、昭和六十二年度の税制改正におきまして、制度の整備、合理化を図る観点から、公的年金の所得分類を給与所得から雑所得に改めまして、給与所得控除の対象から除外することといたしました。
また、あわせまして、老年者年金特別控除を廃止するとともに、公的年金が、通常、経済的稼得力が減退する局面にある者の生計手段とするために公的な社会保険制度から給付される、そういう年金であるという性格等から、課税所得を計算するための配慮として公的年金等控除を創設したということでございます。
村
村井英樹#9
○村井委員 今、星野局長からお話がありましたけれども、公的年金等控除がなぜまず認められているのかというのが、意外と、わかったようでわからないような話なんです。
給与所得控除については、局長からもお話しありましたけれども、経費性ですね、スーツを買ったり文房具を買ったり、そういったようなことがある。なので、税額を計算する前に、そういったような必要経費的なものもあるだろうということで給与所得控除が認められている。
経緯はあるんです、経緯はあるんですけれども、その一方で、この公的年金等控除については、そもそも、公的年金をもらうための経費性というのが別にあるわけじゃないんですね。さらに、拠出時も、先ほど申し上げたとおりで、控除をされているわけなんです。
そういう意味で、そもそも考えていくと、給与所得控除の方が公的年金等控除よりも大きくて当然なんだというのが理論的な帰結だと思うんですが、今お手元に配付をしております資料を見ていただくと、実はこれが逆になっているということであります。
ちょっとぐちゃぐちゃしていますけれども、真ん中の方のグラフです、これを見ていただきますと、六十五歳以上が基本的に年金をもらっている方ということで見ていただくと、百二十万のライン、ずっと年金収入が横軸になっていますけれども、六十五歳以上の方は基本的に百二十万、控除が認められている。他方で、この点々線が給与所得控除でありますけれども、六十五万からスタートをして、なかなか公的年金等控除に追いついていかないということであります。
例えば、この二百五十万円の赤字で書いてあるライン、ここを見ていただきますと、公的年金等控除だと百二十万円控除されておりますけれども、給与所得控除だと九十三万円の控除となっていて、控除額に二十七万円差がある。税額に直すと約四万円、五万円程度の差があるということであります。言うなれば、年齢によって手取り額に差があるということであります。
これは同じ収入の方なんですよ。収入が違うというならわかるんですけれども、収入が同じ、高齢者の方でも若者でも同じ。特に最近の若者、低所得で三百万円以下に収入が張りついてしまっている、社会保険に入れないような方々もたくさんいる中で、この公的年金等控除が、そもそも経費性もない中で認められているのにこれだけ広範に認められるというのが本当に合理的なんだろうかという指摘であります。
こういったような点についてさらに言えば、追加で言えば、資産の側も、若者よりも高齢者の方が最近では相当額が多いという話も先ほど申し上げました。
そういう面からいくと、まず、そもそも何であるのかという理屈の話、さらには、同じ収入水準で公的年金等控除の方が大きい、さらには資産も高齢者の方が持っているということからいくと、この逆転現象というのはやはりおかしくて、公的年金等控除の水準を是正していくべきなんじゃないかと思いますけれども、財務省の御見解を伺いたいと思います。
この発言だけを見る →給与所得控除については、局長からもお話しありましたけれども、経費性ですね、スーツを買ったり文房具を買ったり、そういったようなことがある。なので、税額を計算する前に、そういったような必要経費的なものもあるだろうということで給与所得控除が認められている。
経緯はあるんです、経緯はあるんですけれども、その一方で、この公的年金等控除については、そもそも、公的年金をもらうための経費性というのが別にあるわけじゃないんですね。さらに、拠出時も、先ほど申し上げたとおりで、控除をされているわけなんです。
そういう意味で、そもそも考えていくと、給与所得控除の方が公的年金等控除よりも大きくて当然なんだというのが理論的な帰結だと思うんですが、今お手元に配付をしております資料を見ていただくと、実はこれが逆になっているということであります。
ちょっとぐちゃぐちゃしていますけれども、真ん中の方のグラフです、これを見ていただきますと、六十五歳以上が基本的に年金をもらっている方ということで見ていただくと、百二十万のライン、ずっと年金収入が横軸になっていますけれども、六十五歳以上の方は基本的に百二十万、控除が認められている。他方で、この点々線が給与所得控除でありますけれども、六十五万からスタートをして、なかなか公的年金等控除に追いついていかないということであります。
例えば、この二百五十万円の赤字で書いてあるライン、ここを見ていただきますと、公的年金等控除だと百二十万円控除されておりますけれども、給与所得控除だと九十三万円の控除となっていて、控除額に二十七万円差がある。税額に直すと約四万円、五万円程度の差があるということであります。言うなれば、年齢によって手取り額に差があるということであります。
これは同じ収入の方なんですよ。収入が違うというならわかるんですけれども、収入が同じ、高齢者の方でも若者でも同じ。特に最近の若者、低所得で三百万円以下に収入が張りついてしまっている、社会保険に入れないような方々もたくさんいる中で、この公的年金等控除が、そもそも経費性もない中で認められているのにこれだけ広範に認められるというのが本当に合理的なんだろうかという指摘であります。
こういったような点についてさらに言えば、追加で言えば、資産の側も、若者よりも高齢者の方が最近では相当額が多いという話も先ほど申し上げました。
そういう面からいくと、まず、そもそも何であるのかという理屈の話、さらには、同じ収入水準で公的年金等控除の方が大きい、さらには資産も高齢者の方が持っているということからいくと、この逆転現象というのはやはりおかしくて、公的年金等控除の水準を是正していくべきなんじゃないかと思いますけれども、財務省の御見解を伺いたいと思います。
木
木原稔#10
○木原副大臣 村井委員にお答えいたします。
昨年十一月に政府税制調査会が取りまとめた「経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理」におきまして、そこでは、「若年層の低所得化や高齢世代内の経済格差など、再分配施策を取り巻く課題が変化してきている中で、誰が困っているのかを改めて問い直し、セーフティネット機能を新たな視点で考える必要が生じてきている。このため、年齢ではなく、所得や資産など経済力を踏まえた制度とし、再分配機能を高めることが必要である。」とされているところであります。
これは村井委員の言われている意見と方向性としてはほぼ同じなのかなというふうに思いますが、そうした中で、公的年金等控除を含めた年金課税については、こうした政府税制調査会での議論を踏まえながら、税制抜本改革法や、また、社会保障制度改革プログラム法の趣旨に沿って、今後、世代間、世代内の公平性を確保する観点から、今後の年金制度改革の方向性を踏まえつつ検討を行ってまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →昨年十一月に政府税制調査会が取りまとめた「経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理」におきまして、そこでは、「若年層の低所得化や高齢世代内の経済格差など、再分配施策を取り巻く課題が変化してきている中で、誰が困っているのかを改めて問い直し、セーフティネット機能を新たな視点で考える必要が生じてきている。このため、年齢ではなく、所得や資産など経済力を踏まえた制度とし、再分配機能を高めることが必要である。」とされているところであります。
これは村井委員の言われている意見と方向性としてはほぼ同じなのかなというふうに思いますが、そうした中で、公的年金等控除を含めた年金課税については、こうした政府税制調査会での議論を踏まえながら、税制抜本改革法や、また、社会保障制度改革プログラム法の趣旨に沿って、今後、世代間、世代内の公平性を確保する観点から、今後の年金制度改革の方向性を踏まえつつ検討を行ってまいりたいと思っております。
村
村井英樹#11
○村井委員 木原副大臣、ありがとうございました。
今お話しございましたけれども、やはり、担税力、誰が本当にその税金を払う能力、たえることができる能力があるのかという視点でぜひもう一度この仕組みを見直していただいて、この資料の中にもありますけれども、昨年取りまとめました経済・財政計画の中には、「社会保障改革プログラム法等に基づき、」「公的年金等控除を含めた年金課税の在り方の見直し等について、引き続き検討を行う。」となっておりますし、改革工程表にもその同旨が記載をされているわけでございますので、ぜひ、二〇二〇年のプライマリーバランス黒字化に向けて実現をしていただきたい、このように思っているわけであります。
きょうは、もう一つ似たような話を御紹介また御質問させていただければと思います。それが、資料もお配りをしておりますが、高額療養費制度についてであります。
まず、この高額療養費制度の前に、医療費の自己負担というのも、よくよく考えてみると年齢によって違うんですね。この表にもありますけれども、いわゆる現役世代は三割負担で、高齢者は、もちろん所得によっても違いますが、二割負担、一割負担となっているわけであります。ここについてもいろいろ議論はあると思いますが、きょうはそこはおいておいて、高額療養費制度の話です。
重い病気だとか、長期間入院して通院したりすると、窓口で払う自己負担額が多くなってきて、病院に通う、また、病気になったことによって家計が崩れてしまうといったようなことを防ぐために高額療養費制度といったようなものを設けているわけでありますが、この表を見ていただいたらわかるとおり、「現役」と書いてある青いところと「高齢者」と赤字で書いてあるところで額がかなり違うわけであります。
例えば年収一千百六十万円以上の方は、高額療養費が二十五・四万円で七十歳未満の場合は認められている一方で、高齢者は八・七万円で打ちどめなわけであります。高齢者で一千百六十万円以上稼いでいる方というのはかなりの方だと思うんですが、それでも八・七万円以上は入院費用を払わなくていいということであります。
さらに、年収が七百七十万円から一千百六十万円の方については、現役十七・二、高齢者が八・七、もう少し下がってくると八・七で同様なんですが、さらにもう少し下がって、年収が三百七十万円までの方に関しては、現役で五・八、その一方で高齢者は四・四万円が上限となっているわけであります。
同じ所得で同じような病気にかかって同じように入院しているケースでありますので、ここにどういう合理性があるのかというのはなかなか難しいのだと思います。人間誰しも、がんだとか大きな病気にかかれば医療費が高額になるのはやむを得ないわけでありますし、この制度自体はもちろん合理性があるわけでありますけれども、七十歳以上の方であっても働く現役の方、例えば私のような三十代でもこの負担があるのは同様であって、この仕組みの根底にはやはり、高齢者だからかわいそうだというような思想が流れているのではないかと思います。
さらに言えば、外来の部分です。高齢者は特別に、入院ではなくて外来ですけれども、四・四万円、現役所得並みの所得があれば上限があったり、一般所得でも一・二万円。だから、一般の所得のある高齢者の方というのは、外来での負担というのが一・二万円が上限になっているわけであります。かなり広範にこの仕組みが認められているなと思いますし、やはり先ほどから申し上げているとおりでありますけれども、年齢を基準としたこういう給付、負担のあり方ではなくて、負担能力に応じた負担、現役でも高齢者でも、かわいそうな人はかわいそうだし、大丈夫な人は大丈夫なので、この高額療養費制度についても、年齢による差を是正して、現役世代に合わせる方向で是正すべきだと考えますけれども、財務省の御見解をお願いいたします。
この発言だけを見る →今お話しございましたけれども、やはり、担税力、誰が本当にその税金を払う能力、たえることができる能力があるのかという視点でぜひもう一度この仕組みを見直していただいて、この資料の中にもありますけれども、昨年取りまとめました経済・財政計画の中には、「社会保障改革プログラム法等に基づき、」「公的年金等控除を含めた年金課税の在り方の見直し等について、引き続き検討を行う。」となっておりますし、改革工程表にもその同旨が記載をされているわけでございますので、ぜひ、二〇二〇年のプライマリーバランス黒字化に向けて実現をしていただきたい、このように思っているわけであります。
きょうは、もう一つ似たような話を御紹介また御質問させていただければと思います。それが、資料もお配りをしておりますが、高額療養費制度についてであります。
まず、この高額療養費制度の前に、医療費の自己負担というのも、よくよく考えてみると年齢によって違うんですね。この表にもありますけれども、いわゆる現役世代は三割負担で、高齢者は、もちろん所得によっても違いますが、二割負担、一割負担となっているわけであります。ここについてもいろいろ議論はあると思いますが、きょうはそこはおいておいて、高額療養費制度の話です。
重い病気だとか、長期間入院して通院したりすると、窓口で払う自己負担額が多くなってきて、病院に通う、また、病気になったことによって家計が崩れてしまうといったようなことを防ぐために高額療養費制度といったようなものを設けているわけでありますが、この表を見ていただいたらわかるとおり、「現役」と書いてある青いところと「高齢者」と赤字で書いてあるところで額がかなり違うわけであります。
例えば年収一千百六十万円以上の方は、高額療養費が二十五・四万円で七十歳未満の場合は認められている一方で、高齢者は八・七万円で打ちどめなわけであります。高齢者で一千百六十万円以上稼いでいる方というのはかなりの方だと思うんですが、それでも八・七万円以上は入院費用を払わなくていいということであります。
さらに、年収が七百七十万円から一千百六十万円の方については、現役十七・二、高齢者が八・七、もう少し下がってくると八・七で同様なんですが、さらにもう少し下がって、年収が三百七十万円までの方に関しては、現役で五・八、その一方で高齢者は四・四万円が上限となっているわけであります。
同じ所得で同じような病気にかかって同じように入院しているケースでありますので、ここにどういう合理性があるのかというのはなかなか難しいのだと思います。人間誰しも、がんだとか大きな病気にかかれば医療費が高額になるのはやむを得ないわけでありますし、この制度自体はもちろん合理性があるわけでありますけれども、七十歳以上の方であっても働く現役の方、例えば私のような三十代でもこの負担があるのは同様であって、この仕組みの根底にはやはり、高齢者だからかわいそうだというような思想が流れているのではないかと思います。
さらに言えば、外来の部分です。高齢者は特別に、入院ではなくて外来ですけれども、四・四万円、現役所得並みの所得があれば上限があったり、一般所得でも一・二万円。だから、一般の所得のある高齢者の方というのは、外来での負担というのが一・二万円が上限になっているわけであります。かなり広範にこの仕組みが認められているなと思いますし、やはり先ほどから申し上げているとおりでありますけれども、年齢を基準としたこういう給付、負担のあり方ではなくて、負担能力に応じた負担、現役でも高齢者でも、かわいそうな人はかわいそうだし、大丈夫な人は大丈夫なので、この高額療養費制度についても、年齢による差を是正して、現役世代に合わせる方向で是正すべきだと考えますけれども、財務省の御見解をお願いいたします。
麻
麻生太郎#12
○麻生国務大臣 これは村井先生御指摘のとおりでして、社会保障制度については、これは年齢ではなくて、負担能力に応じていわゆる公平に負担を分かち合うという制度にしていくということは、これは、社会保障という制度並びに財政そのものの持続可能性というものをきちんとしたものにしていくことと、それから、制度への信頼、また、負担していただいている方々への納得感等々を確保していく上からもこれは大変重要、これが一番大前提なんだと思うんですが、御指摘の高額療養費については、同じ所得水準であっても、すなわち低所得者同士とか高所得者同士で比べてみても、これは間違いなく高齢者は現役より負担の条件が低く設定されております。
その背景は、多分、先ほど局長からいろいろな説明がありましたように、そもそもできた最初のころは、勤労者六人に高齢者一人、今のように七十でも八十でもぴんしゃんしている老人が永田町に限らずいっぱいいますから、そういうのは余りいなかったんですよ、あの時代は。大体平均寿命も、五十七、八になっていませんから、あのころは。だから、定年が五十五でも、終わられると大体数年で亡くなられるという前提で社会全体ができていたものが、定年になってから亡くなられるまでの時間が非常に長くなってくるという状況。
傍ら、少子という形、子供が五人、六人、私なんかは六人兄弟ですけれども、私のところなんかを含めてどこでもみんな一人とか二人とか三人とかいうことになってくると、これはもう負担と恩恵を受けられる方の比率が一対六から一対二とか二・幾つということになって、これはとてもじゃないけれどももつわけがありませんので、そういった意味では、これはいろいろ変えていかないかぬのではないかと。
さらに、今は外来の話をされましたけれども、これは外来も間違いないのであって、入院した場合よりも負担の上限が低くなるという話が、高齢者がですよ、高齢者が外来で入院された方の場合、受診をされた場合の方は、そうでない方に比べて負担の上限が低いというような特例が設けられている。これは確かなんです。
したがって、我々といたしましては、これは、年齢ではなくて、負担の能力に応じたもので公平なものに変えていくべきではないかという観点から、高額療養費について、高齢者の負担上限を現役と同様にする等の見直しを行うということをあの財政制度審議会に提案をさせていただいたところであります。
これは今、村井先生から御指摘もありましたけれども、この年末へ向けて、歳出改革というものを改めて進めてまいらねばいかぬと思っております。
この発言だけを見る →その背景は、多分、先ほど局長からいろいろな説明がありましたように、そもそもできた最初のころは、勤労者六人に高齢者一人、今のように七十でも八十でもぴんしゃんしている老人が永田町に限らずいっぱいいますから、そういうのは余りいなかったんですよ、あの時代は。大体平均寿命も、五十七、八になっていませんから、あのころは。だから、定年が五十五でも、終わられると大体数年で亡くなられるという前提で社会全体ができていたものが、定年になってから亡くなられるまでの時間が非常に長くなってくるという状況。
傍ら、少子という形、子供が五人、六人、私なんかは六人兄弟ですけれども、私のところなんかを含めてどこでもみんな一人とか二人とか三人とかいうことになってくると、これはもう負担と恩恵を受けられる方の比率が一対六から一対二とか二・幾つということになって、これはとてもじゃないけれどももつわけがありませんので、そういった意味では、これはいろいろ変えていかないかぬのではないかと。
さらに、今は外来の話をされましたけれども、これは外来も間違いないのであって、入院した場合よりも負担の上限が低くなるという話が、高齢者がですよ、高齢者が外来で入院された方の場合、受診をされた場合の方は、そうでない方に比べて負担の上限が低いというような特例が設けられている。これは確かなんです。
したがって、我々といたしましては、これは、年齢ではなくて、負担の能力に応じたもので公平なものに変えていくべきではないかという観点から、高額療養費について、高齢者の負担上限を現役と同様にする等の見直しを行うということをあの財政制度審議会に提案をさせていただいたところであります。
これは今、村井先生から御指摘もありましたけれども、この年末へ向けて、歳出改革というものを改めて進めてまいらねばいかぬと思っております。
村
村井英樹#13
○村井委員 ありがとうございます。麻生大臣から、受けとめていただくような温かいお答えをいただきました。
私も、きょうずっと、年齢基準ではなくて負担能力に応じたといったようなことを申し上げておりますけれども、何も私は、世代間対立というんですか、それをあおろうとか高齢者が得をしているとか、そういうことが言いたいわけではなくて、本当に困っている方というのがやはり時代時代に応じて変わってくるんだろうということであります。また、その変化に合わせて社会保障の側も変わっていかなきゃいけない。そういう中で、やはり、負担能力に応じた負担というものをこれからはしっかり追求をしていかなければならないということを申し上げたかったわけであります。
最後になりますけれども、麻生大臣からもございました、ことしの年末というのは、歳出改革、社会保障の効率化という面でいくと、勝負の年なんだろうと思います。選挙の話もありますし、なかなか選挙前はきついんじゃないかというような弱気な意見も若干聞こえるところでありますけれども、やはりこの社会保障の効率化の話というのは、もう議論はし尽くした感じがあるんです。福田政権のときの国民会議みたいなものから始まって、何をすべきかというところは大分整理をされてきた。
だけれども、最後、どうしても政治の決断がなくてこれまで先送りになってきたもの、それは、私が申し上げたような、本当に困っている人に対して社会保障を振り向けていくというところもそうですし、また、持続可能な仕組みをつくっていくという意味においても、やはり、これまで政治の決断がなかったというところが残念ながらあるんだろうと思います。
そういう意味で、私も政治の側の一員になったわけでありますが、この年末に向けて、本当の意味で将来世代のことを考えた、また、今、足元困っている方のことを考えた仕組みづくりに向けて逃げることなく戦っていくということを私自身申し上げさせていただいて、きょうの質問、若干時間が余りましたけれども、質問とさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
この発言だけを見る →私も、きょうずっと、年齢基準ではなくて負担能力に応じたといったようなことを申し上げておりますけれども、何も私は、世代間対立というんですか、それをあおろうとか高齢者が得をしているとか、そういうことが言いたいわけではなくて、本当に困っている方というのがやはり時代時代に応じて変わってくるんだろうということであります。また、その変化に合わせて社会保障の側も変わっていかなきゃいけない。そういう中で、やはり、負担能力に応じた負担というものをこれからはしっかり追求をしていかなければならないということを申し上げたかったわけであります。
最後になりますけれども、麻生大臣からもございました、ことしの年末というのは、歳出改革、社会保障の効率化という面でいくと、勝負の年なんだろうと思います。選挙の話もありますし、なかなか選挙前はきついんじゃないかというような弱気な意見も若干聞こえるところでありますけれども、やはりこの社会保障の効率化の話というのは、もう議論はし尽くした感じがあるんです。福田政権のときの国民会議みたいなものから始まって、何をすべきかというところは大分整理をされてきた。
だけれども、最後、どうしても政治の決断がなくてこれまで先送りになってきたもの、それは、私が申し上げたような、本当に困っている人に対して社会保障を振り向けていくというところもそうですし、また、持続可能な仕組みをつくっていくという意味においても、やはり、これまで政治の決断がなかったというところが残念ながらあるんだろうと思います。
そういう意味で、私も政治の側の一員になったわけでありますが、この年末に向けて、本当の意味で将来世代のことを考えた、また、今、足元困っている方のことを考えた仕組みづくりに向けて逃げることなく戦っていくということを私自身申し上げさせていただいて、きょうの質問、若干時間が余りましたけれども、質問とさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
御
伊
伊藤渉#15
○伊藤(渉)委員 おはようございます。公明党の伊藤渉でございます。
きょうは、いわゆる消費税法等の一部を改正する法律案、消費税を八%から一〇%に再び引き上げさせていただくタイミングを、目下の国内の経済そして世界経済に鑑みて、二年半、平成二十九年四月から平成三十一年十月まで延期する、そうしたことを規定する法律の審議でございます。
この法律の審議において最も大事なことは、今の議論でもそうですけれども、日本国の財政を立て直していくということ、そして、国民に対して将来の見通しそして安心感を与えていくということ、そういう意味では消費税収は大変重要な税収でございますので、やはり、消費税率を上げられるような環境を、これはもう与野党関係なくどうやってつくっていくのか、そのことに国会は全力を挙げていかなければならない。そんな問題意識、考え方から幾つかお伺いをしていきたい、こういうふうに思います。
まず初めに、本年の常会、第百九十回通常国会で、所得税法等の改正の審議の中で、私どもが主張してきました軽減税率制度の導入の決定をこの国会でしていただきました。このときの論点、改めてまず最初に整理をさせていただきたい、こう思います。
消費税八%に増税をさせていただき、次に一〇%に上げる際に、三党合意を経て税制抜本改革法という法律が成立をしておりまして、その中で、この第百九十回常会で導入の決定を見た軽減税率制度は、給付つきの税額控除、そして総合合算制度と並んで、この消費税率の引き上げに伴う低所得者への配慮という観点から検討が重ねられてまいりました。
ここで、消費税率一〇%時に導入することを決定を見ているこの軽減税率制度の導入に至る議論のポイントを確認させていただきたいと思います。
まず、軽減税率制度は、給付つき税額控除といった給付措置とは異なりまして、日々の生活の中において幅広い消費者が消費そして利活用している商品の消費税負担を直接軽減することによって、買い物の都度、痛税感の緩和を実感できるということ、この点が特に重要であるというような判断から導入が決定をしております。
また、年収の低い方の飲食料品等の消費支出に占める割合、これが高収入の方よりも高くなっております。また、消費税が有しているいわゆる逆進性の緩和という観点からも、このことからしても有効である。またさらに、日々の生活の中で痛税感の緩和を実感していただくことで、消費者の消費行動にもプラスの影響があるということも期待をできるというような論点がこれまで整理をされてきました。
ちなみに、給付つき税額控除、そして総合合算制度につきまして、その制度そのものをもちろん三党合意の中で比較検討するということになっておりましたので、このことについても質疑の中で論点を整理しておりまして、まず一つは、低所得者層の所得把握、特に、課税最低限以下の皆さんの所得の把握をどのようにするのかという問題、また、所得は少ないけれども多額の金融資産を有しているという方、こうした方に対して資産の把握というものをどういうふうに対応していくのかということが議論されてきました。
また、これまでいわゆる確定申告を行ってこなかった方にもやはり申請をしていただく必要がありますから、これに対する行政執行の可能性やコストの問題も議論されてきました。
それから、既に給付つき税額控除が導入されているアメリカやイギリス等におきましても、給付額の一割から二割程度が、過誤、過ちであったり不正受給であったりするなどの適正性の問題も、これまでこの財務金融委員会での議論で明らかになってまいりました。
こうした論点整理を経まして、税制抜本改革法において検討対象であった軽減税率制度、給付つき税額控除、そして総合合算制度の中で、低所得者への配慮を可能にする、現実的に実施可能である制度は軽減税率しかない、こういう結論に至ったわけでございます。
二年半、消費税率を一〇%に再増税するタイミングをずらしたわけですけれども、二年半という時間は、長いようで短いと思います。
まず麻生大臣に所見をお伺いしますけれども、この軽減税率制度の導入に向けてもろもろの準備は着実に進めていただきたい、こう思いますので、大臣の所見、お伺いをいたします。
この発言だけを見る →きょうは、いわゆる消費税法等の一部を改正する法律案、消費税を八%から一〇%に再び引き上げさせていただくタイミングを、目下の国内の経済そして世界経済に鑑みて、二年半、平成二十九年四月から平成三十一年十月まで延期する、そうしたことを規定する法律の審議でございます。
この法律の審議において最も大事なことは、今の議論でもそうですけれども、日本国の財政を立て直していくということ、そして、国民に対して将来の見通しそして安心感を与えていくということ、そういう意味では消費税収は大変重要な税収でございますので、やはり、消費税率を上げられるような環境を、これはもう与野党関係なくどうやってつくっていくのか、そのことに国会は全力を挙げていかなければならない。そんな問題意識、考え方から幾つかお伺いをしていきたい、こういうふうに思います。
まず初めに、本年の常会、第百九十回通常国会で、所得税法等の改正の審議の中で、私どもが主張してきました軽減税率制度の導入の決定をこの国会でしていただきました。このときの論点、改めてまず最初に整理をさせていただきたい、こう思います。
消費税八%に増税をさせていただき、次に一〇%に上げる際に、三党合意を経て税制抜本改革法という法律が成立をしておりまして、その中で、この第百九十回常会で導入の決定を見た軽減税率制度は、給付つきの税額控除、そして総合合算制度と並んで、この消費税率の引き上げに伴う低所得者への配慮という観点から検討が重ねられてまいりました。
ここで、消費税率一〇%時に導入することを決定を見ているこの軽減税率制度の導入に至る議論のポイントを確認させていただきたいと思います。
まず、軽減税率制度は、給付つき税額控除といった給付措置とは異なりまして、日々の生活の中において幅広い消費者が消費そして利活用している商品の消費税負担を直接軽減することによって、買い物の都度、痛税感の緩和を実感できるということ、この点が特に重要であるというような判断から導入が決定をしております。
また、年収の低い方の飲食料品等の消費支出に占める割合、これが高収入の方よりも高くなっております。また、消費税が有しているいわゆる逆進性の緩和という観点からも、このことからしても有効である。またさらに、日々の生活の中で痛税感の緩和を実感していただくことで、消費者の消費行動にもプラスの影響があるということも期待をできるというような論点がこれまで整理をされてきました。
ちなみに、給付つき税額控除、そして総合合算制度につきまして、その制度そのものをもちろん三党合意の中で比較検討するということになっておりましたので、このことについても質疑の中で論点を整理しておりまして、まず一つは、低所得者層の所得把握、特に、課税最低限以下の皆さんの所得の把握をどのようにするのかという問題、また、所得は少ないけれども多額の金融資産を有しているという方、こうした方に対して資産の把握というものをどういうふうに対応していくのかということが議論されてきました。
また、これまでいわゆる確定申告を行ってこなかった方にもやはり申請をしていただく必要がありますから、これに対する行政執行の可能性やコストの問題も議論されてきました。
それから、既に給付つき税額控除が導入されているアメリカやイギリス等におきましても、給付額の一割から二割程度が、過誤、過ちであったり不正受給であったりするなどの適正性の問題も、これまでこの財務金融委員会での議論で明らかになってまいりました。
こうした論点整理を経まして、税制抜本改革法において検討対象であった軽減税率制度、給付つき税額控除、そして総合合算制度の中で、低所得者への配慮を可能にする、現実的に実施可能である制度は軽減税率しかない、こういう結論に至ったわけでございます。
二年半、消費税率を一〇%に再増税するタイミングをずらしたわけですけれども、二年半という時間は、長いようで短いと思います。
まず麻生大臣に所見をお伺いしますけれども、この軽減税率制度の導入に向けてもろもろの準備は着実に進めていただきたい、こう思いますので、大臣の所見、お伺いをいたします。
麻
麻生太郎#16
○麻生国務大臣 これはもう伊藤先生御指摘のとおり、与野党が合意してこの種の増税法案を議会で通したというのは、先進七カ国の中でも他に余り例がありませんので、日本という国の民主主義制度の成熟度を示すものとしては各国からはかなりの称賛というか、驚嘆の的の対象になったという経緯があります。
今般の法律では、これは御存じのように、今言われましたように、三つの中から軽減税率というのをとるに至るまでの経緯の話は大分この席でやらせていただきましたので繰り返すことはいたしませんけれども、結果として導入を平成三十一年の十月に変更することといたしておりますが、円滑な導入というのに向かいましては、これはいろいろ今までとは違ったものが導入されますので、それに係る準備期間が要るというところも延期することになった一つの大きな理由だったと思っております。景気の、消費がいま一つだったということプラス手間暇かかる、インボイスの話やらいろいろありましたので。
そういった意味で、それを扱われる中小零細の企業においてこの準備状況をどうするのか、例えばレジはどうするとかいろいろな話がいっぱいありましたので、具体的には、これに対してことしの四月にいわゆるQアンドA等々を公表させていただいたりして、各地で説明会を開催して、周知、広報を図っておるところであります。
導入のときは、これは時間がないというのでえらい焦ってやっていたときに比べれば二年半伸びておりますので、あのときに比べればペースが少し落ちてきたことは間違いないとは思いますけれども、それだけ余裕もできましたので、その分だけ丁寧に中小零細業者へのレジの導入等々の支援も行っておりますので、これは商工業を扱われている通産省もそうなんでしょうけれども、私どもとしても、こういった準備状況というのをいろいろ把握しつつ、対応を引き続き進めてまいりたいと思っております。
この発言だけを見る →今般の法律では、これは御存じのように、今言われましたように、三つの中から軽減税率というのをとるに至るまでの経緯の話は大分この席でやらせていただきましたので繰り返すことはいたしませんけれども、結果として導入を平成三十一年の十月に変更することといたしておりますが、円滑な導入というのに向かいましては、これはいろいろ今までとは違ったものが導入されますので、それに係る準備期間が要るというところも延期することになった一つの大きな理由だったと思っております。景気の、消費がいま一つだったということプラス手間暇かかる、インボイスの話やらいろいろありましたので。
そういった意味で、それを扱われる中小零細の企業においてこの準備状況をどうするのか、例えばレジはどうするとかいろいろな話がいっぱいありましたので、具体的には、これに対してことしの四月にいわゆるQアンドA等々を公表させていただいたりして、各地で説明会を開催して、周知、広報を図っておるところであります。
導入のときは、これは時間がないというのでえらい焦ってやっていたときに比べれば二年半伸びておりますので、あのときに比べればペースが少し落ちてきたことは間違いないとは思いますけれども、それだけ余裕もできましたので、その分だけ丁寧に中小零細業者へのレジの導入等々の支援も行っておりますので、これは商工業を扱われている通産省もそうなんでしょうけれども、私どもとしても、こういった準備状況というのをいろいろ把握しつつ、対応を引き続き進めてまいりたいと思っております。
伊
伊藤渉#17
○伊藤(渉)委員 ありがとうございます。ぜひとも、着実な導入に向けての推進をよろしくお願いしたいと思います。
それでは次に、まさに消費税率、これは社会保障の財源ですから、やはり社会保障制度の安定、充実を考えると、これは上げさせていただきたい。加えて、将来へのやはり期待というか、今、自公政権、安倍内閣で経済対策を含めさまざまな取り組みをしておりますけれども、将来への明るい見通しというか期待、これをもっと強いものにしていかないと、いわゆる経済の好循環というのはまだまだ起こりづらい。
言い方をかえれば、この約二十年間刷り込まれたデフレマインドというのはいかに根強いものかということを痛感しながら日々過ごしているわけですけれども、将来への見通しを明るいものにしていくという意味では、国家の財政の健全化ということも極めて重要でございます。
そういう意味では、このデフレの原因の一つとして、何らかの危機が将来にある。逆を返せば、将来に対する明るい見通しがなかなか立ちづらい。こういうことがデフレの原因の一つにもなっていると識者の方の指摘もあるわけでございます。
その明るい見通しを立てづらい、また、立てていただく、そのためにも、一つは財政の問題を決着していく。これは非常に重要なわけですけれども、今回、経済対策という意味で補正予算を組みました。これはこれで目下の経済対策として、政府の財政出動を図り、経済を下支えしていく。これは極めて重要です。
一方で、財政再建に対してどういう影響があるかということも目配りをしておかなければなりませんので、まずこれは内閣府の政府参考人にお伺いをいたしますけれども、今回成立した補正予算を考慮いたしますと、二〇一六年度の基礎的財政収支の対GDP比、これはどのようになりますでしょうか。
この発言だけを見る →それでは次に、まさに消費税率、これは社会保障の財源ですから、やはり社会保障制度の安定、充実を考えると、これは上げさせていただきたい。加えて、将来へのやはり期待というか、今、自公政権、安倍内閣で経済対策を含めさまざまな取り組みをしておりますけれども、将来への明るい見通しというか期待、これをもっと強いものにしていかないと、いわゆる経済の好循環というのはまだまだ起こりづらい。
言い方をかえれば、この約二十年間刷り込まれたデフレマインドというのはいかに根強いものかということを痛感しながら日々過ごしているわけですけれども、将来への見通しを明るいものにしていくという意味では、国家の財政の健全化ということも極めて重要でございます。
そういう意味では、このデフレの原因の一つとして、何らかの危機が将来にある。逆を返せば、将来に対する明るい見通しがなかなか立ちづらい。こういうことがデフレの原因の一つにもなっていると識者の方の指摘もあるわけでございます。
その明るい見通しを立てづらい、また、立てていただく、そのためにも、一つは財政の問題を決着していく。これは非常に重要なわけですけれども、今回、経済対策という意味で補正予算を組みました。これはこれで目下の経済対策として、政府の財政出動を図り、経済を下支えしていく。これは極めて重要です。
一方で、財政再建に対してどういう影響があるかということも目配りをしておかなければなりませんので、まずこれは内閣府の政府参考人にお伺いをいたしますけれども、今回成立した補正予算を考慮いたしますと、二〇一六年度の基礎的財政収支の対GDP比、これはどのようになりますでしょうか。
嶋
嶋田裕光#18
○嶋田政府参考人 お答えいたします。
今回成立いたしました補正予算を踏まえました二〇一六年度それから二〇一七年度の国、地方の基礎的財政収支の対GDPにつきましては、経済対策の効果も含む今後の経済動向に大きく左右されることですので、ただ、GDP比という形では現時点でお示しすることだと困難でございますけれども、なお、補正予算によります国、地方の基礎的財政収支の影響について、あえて経済対策の効果を踏まえた税収等の変化は考慮せずに、一定の想定のもとで機械的に試算いたしますと、二〇一六年度は一兆円台半ば程度、二〇一七年度は三兆円台前半程度の赤字拡大要因というふうに試算しているところでございます。
この発言だけを見る →今回成立いたしました補正予算を踏まえました二〇一六年度それから二〇一七年度の国、地方の基礎的財政収支の対GDPにつきましては、経済対策の効果も含む今後の経済動向に大きく左右されることですので、ただ、GDP比という形では現時点でお示しすることだと困難でございますけれども、なお、補正予算によります国、地方の基礎的財政収支の影響について、あえて経済対策の効果を踏まえた税収等の変化は考慮せずに、一定の想定のもとで機械的に試算いたしますと、二〇一六年度は一兆円台半ば程度、二〇一七年度は三兆円台前半程度の赤字拡大要因というふうに試算しているところでございます。
伊
伊藤渉#19
○伊藤(渉)委員 そうか、GDP比ではなかなか出しづらいわけですね。
今後、経済対策の効果を把握してGDPが明らかになってきたところでまたわかってくると思いますけれども、もともと、二〇一五年度が対GDP比でマイナス三・三%。ここでいわゆる二〇一〇年からの対GDP比プライマリーバランスの半減ということを達成して、当初予算の段階でこれがさらに改善をして対GDP比はマイナスの二・九、こういう状況でございました。この状態がどうなるかというのは、今後きちっと見ていかなければならないというふうに思います。
今後の将来を考えると、当然のことながら、先ほどの質疑でもありましたとおり、やはり高齢化率は上昇をしていきますから、単純に考えて、社会保障費、これも当然増大をしていくわけでございます。
そういう意味で、重ね重ねですけれども、消費税収は不可欠な財源である。また、あわせて財政の健全化等への取り組みを行って安心の社会保障を確立していくことも、将来への見通しの明るさを与えることになり、経済についてもプラスに寄与していく、こう考えるわけでございます。
そういう意味で、このデフレを脱却していくためにも、財政健全化の取り組みもその都度明確に国民に向けてアナウンスをしていかなければならない、こういうふうに考えます。
そこで、これは副大臣の御答弁かと思いますけれども、一つの大きな目標である二〇二〇年のプライマリーバランスの黒字化という財政再建目標の達成についての見通しについて答弁を求めたいと思います。
この発言だけを見る →今後、経済対策の効果を把握してGDPが明らかになってきたところでまたわかってくると思いますけれども、もともと、二〇一五年度が対GDP比でマイナス三・三%。ここでいわゆる二〇一〇年からの対GDP比プライマリーバランスの半減ということを達成して、当初予算の段階でこれがさらに改善をして対GDP比はマイナスの二・九、こういう状況でございました。この状態がどうなるかというのは、今後きちっと見ていかなければならないというふうに思います。
今後の将来を考えると、当然のことながら、先ほどの質疑でもありましたとおり、やはり高齢化率は上昇をしていきますから、単純に考えて、社会保障費、これも当然増大をしていくわけでございます。
そういう意味で、重ね重ねですけれども、消費税収は不可欠な財源である。また、あわせて財政の健全化等への取り組みを行って安心の社会保障を確立していくことも、将来への見通しの明るさを与えることになり、経済についてもプラスに寄与していく、こう考えるわけでございます。
そういう意味で、このデフレを脱却していくためにも、財政健全化の取り組みもその都度明確に国民に向けてアナウンスをしていかなければならない、こういうふうに考えます。
そこで、これは副大臣の御答弁かと思いますけれども、一つの大きな目標である二〇二〇年のプライマリーバランスの黒字化という財政再建目標の達成についての見通しについて答弁を求めたいと思います。
木
木原稔#20
○木原副大臣 伊藤委員にお答えいたします。
我が国の財政は、毎年度、予算の三分の一以上、三十兆円以上をいわゆる借金に頼っており、例えば今委員おっしゃったように、社会保障関係費は予算全体の三分の一を占め、これは毎年度増加をしているわけであります。将来世代への先送りと表現されても仕方がないほど、大変厳しい状況にあるわけでございます。そのことは言うまでもございません。
そして、安定した社会保障制度を次世代に引き渡すため、財政健全化は避けて通ることができないわけであります。また、財政への信認を確保することは、人々の将来への不安を払拭し、持続的な経済成長にもつながるし、委員のおっしゃる期待にもつながるものと考えております。
二〇二〇年度にプライマリーバランス黒字化を実現するという財政健全化目標をしっかりと堅持し、その実現に向け、経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針のもと、財務省といたしましては、未来への投資を実現する経済対策を初めとする、強い経済の実現を目指した取り組みを進めていく所存でございます。
あわせて、歳出歳入両面からの取り組みも必要であります。
そのため、経済・財政再生計画の枠組みのもと、改革工程表に基づきまして、社会保障の改革を含め、徹底的な重点化、効率化など、歳出改革を継続してまいります。また、二〇一九年十月に消費税率を一〇%に確実に引き上げ、社会保障と税の一体改革を確実に進めてまいります。
こうした取り組みによって、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化に向けてしっかりと財政健全化に取り組んでいく所存でございます。
この発言だけを見る →我が国の財政は、毎年度、予算の三分の一以上、三十兆円以上をいわゆる借金に頼っており、例えば今委員おっしゃったように、社会保障関係費は予算全体の三分の一を占め、これは毎年度増加をしているわけであります。将来世代への先送りと表現されても仕方がないほど、大変厳しい状況にあるわけでございます。そのことは言うまでもございません。
そして、安定した社会保障制度を次世代に引き渡すため、財政健全化は避けて通ることができないわけであります。また、財政への信認を確保することは、人々の将来への不安を払拭し、持続的な経済成長にもつながるし、委員のおっしゃる期待にもつながるものと考えております。
二〇二〇年度にプライマリーバランス黒字化を実現するという財政健全化目標をしっかりと堅持し、その実現に向け、経済再生なくして財政健全化なしとの基本方針のもと、財務省といたしましては、未来への投資を実現する経済対策を初めとする、強い経済の実現を目指した取り組みを進めていく所存でございます。
あわせて、歳出歳入両面からの取り組みも必要であります。
そのため、経済・財政再生計画の枠組みのもと、改革工程表に基づきまして、社会保障の改革を含め、徹底的な重点化、効率化など、歳出改革を継続してまいります。また、二〇一九年十月に消費税率を一〇%に確実に引き上げ、社会保障と税の一体改革を確実に進めてまいります。
こうした取り組みによって、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化に向けてしっかりと財政健全化に取り組んでいく所存でございます。
伊
伊藤渉#21
○伊藤(渉)委員 木原副大臣、ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。
また、その中の取り組みで、社会保障制度の改革も当然取り組まなければなりません。これは率直に申し上げて、痛みを伴う部分も当然出てまいります。
先ほど来申し上げているとおり、今、デフレマインドを払拭するために一生懸命取り組んでいて、そのためには、やはり将来に対する不安を取り除いていかなければいけない。また、将来に対する不安を取り除く上で、現在に痛みを伴うことも全く避けるわけにはいかないんですけれども、大事なことは、それが将来の明るさにつながるんだ、このことをよく理解をしてもらいながら前に進む、これが極めて重要だと思います。
重ね重ねでございますけれども、これは与野党を超えて取り組まなければならない国家的課題ですから、そのことをよく心に置いてこの財務委員会では質疑に取り組んでいきたい、こういうふうに思います。
今副大臣からもございましたとおり、まさに成長と分配の経済の好循環、成長と分配ですから、まずはやはり成長をさせていかなければならないということで、こちらもいろいろな取り組みをしているわけですけれども、時間に限りがありますから、時間の許す限り確認をしていきたいと思います。
一つは、いわゆる金融機関の融資における事業性評価の取り組みということについて少し御質問をしたいんです。
では、これはまず統計的に金融庁の政府参考人にお伺いをしたいと思いますけれども、そもそも近年の資金需要及び貸出金の残高の動向がどうなっているか、ちょっとお答えをいただきたいと思います。
この発言だけを見る →また、その中の取り組みで、社会保障制度の改革も当然取り組まなければなりません。これは率直に申し上げて、痛みを伴う部分も当然出てまいります。
先ほど来申し上げているとおり、今、デフレマインドを払拭するために一生懸命取り組んでいて、そのためには、やはり将来に対する不安を取り除いていかなければいけない。また、将来に対する不安を取り除く上で、現在に痛みを伴うことも全く避けるわけにはいかないんですけれども、大事なことは、それが将来の明るさにつながるんだ、このことをよく理解をしてもらいながら前に進む、これが極めて重要だと思います。
重ね重ねでございますけれども、これは与野党を超えて取り組まなければならない国家的課題ですから、そのことをよく心に置いてこの財務委員会では質疑に取り組んでいきたい、こういうふうに思います。
今副大臣からもございましたとおり、まさに成長と分配の経済の好循環、成長と分配ですから、まずはやはり成長をさせていかなければならないということで、こちらもいろいろな取り組みをしているわけですけれども、時間に限りがありますから、時間の許す限り確認をしていきたいと思います。
一つは、いわゆる金融機関の融資における事業性評価の取り組みということについて少し御質問をしたいんです。
では、これはまず統計的に金融庁の政府参考人にお伺いをしたいと思いますけれども、そもそも近年の資金需要及び貸出金の残高の動向がどうなっているか、ちょっとお答えをいただきたいと思います。
遠
遠藤俊英#22
○遠藤政府参考人 お答え申し上げます。
国内の資金需要は緩やかな増加傾向にあり、預金取扱金融機関の貸出金も緩やかに増加していると承知しております。
国内の資金需要につきましては、日本銀行の資金需要判断DI統計によれば、二〇一三年十月以降、企業向けの資金需要が増加と回答した金融機関が減少と回答した金融機関を上回っております。このDI統計は年四回公表されるものでございまして、一三年十月以降、十三回連続で増加が減少を上回っております。
また、貸出金につきましては、日本銀行の統計によれば、国内銀行、信金の貸出金、これは平残ベースでございますけれども、前年度比で、二〇一三年度二・〇%、二〇一四年度二・三%、二〇一五年度二・四%と増加しております。最近三カ月では、前年同月比で、七月二・一%、八月二・〇%、九月二・二%という形で推移しております。
この発言だけを見る →国内の資金需要は緩やかな増加傾向にあり、預金取扱金融機関の貸出金も緩やかに増加していると承知しております。
国内の資金需要につきましては、日本銀行の資金需要判断DI統計によれば、二〇一三年十月以降、企業向けの資金需要が増加と回答した金融機関が減少と回答した金融機関を上回っております。このDI統計は年四回公表されるものでございまして、一三年十月以降、十三回連続で増加が減少を上回っております。
また、貸出金につきましては、日本銀行の統計によれば、国内銀行、信金の貸出金、これは平残ベースでございますけれども、前年度比で、二〇一三年度二・〇%、二〇一四年度二・三%、二〇一五年度二・四%と増加しております。最近三カ月では、前年同月比で、七月二・一%、八月二・〇%、九月二・二%という形で推移しております。
伊
伊藤渉#23
○伊藤(渉)委員 ありがとうございます。
いろいろな取り組みがいわば功を奏して、状況は改善をしつつあるということだと思います。
私の常日ごろからの問題意識は、まず、これまで約二十年、バブル崩壊後、大変厳しい経済状況が続きましたので、企業はリストラをし、金融機関は不良債権処理をしてその健全性を回復してきたと思います。そうした一方で、いわゆる金融機関の融資は、償還の確実性を求めて担保に着目した手がたい査定が続けられてきた、こういうふうに思います。そして、それも、金融庁もそういった指導をもちろんしてきたんだと思います。
約二十年続いていますから、二十年の間に、今まさに取り組もうとしている事業性評価、これはつまり、将来これは有望だという事業、企業、これを見きわめて融資をするということですから、簡単じゃないと思うんです。二十年間そういう人を育てる状況になかったものですから、そもそもそういう人材が不足しているんじゃないかということも大変心配をしているというか、それも越えていかなきゃいけない。こういうことだと思うんです。
今、金融庁はさまざまな取り組みをしていただいていて、企業の経営の改善、生産性の向上のために、コンサルティング機能も十分に発揮して積極的な資金提供をしていただきたい、こういうことなわけですけれども、肌で感じる現場は、もうお金は別に借りなくてもいいというところには貸しに来るんだけれども、ここは借りたい、もしかしたら成長につながるかもしれないという、まさに金融機関の目ききが必要なところに資金が拠出をされて成長につながっているかというと、兆しはありますけれども、まだまだ十分じゃない。
こういうふうに現状を認識しておりまして、この辺の取り組み、特に強化をしていってほしいという思いも込めて、目下の取り組みについて金融庁にお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →いろいろな取り組みがいわば功を奏して、状況は改善をしつつあるということだと思います。
私の常日ごろからの問題意識は、まず、これまで約二十年、バブル崩壊後、大変厳しい経済状況が続きましたので、企業はリストラをし、金融機関は不良債権処理をしてその健全性を回復してきたと思います。そうした一方で、いわゆる金融機関の融資は、償還の確実性を求めて担保に着目した手がたい査定が続けられてきた、こういうふうに思います。そして、それも、金融庁もそういった指導をもちろんしてきたんだと思います。
約二十年続いていますから、二十年の間に、今まさに取り組もうとしている事業性評価、これはつまり、将来これは有望だという事業、企業、これを見きわめて融資をするということですから、簡単じゃないと思うんです。二十年間そういう人を育てる状況になかったものですから、そもそもそういう人材が不足しているんじゃないかということも大変心配をしているというか、それも越えていかなきゃいけない。こういうことだと思うんです。
今、金融庁はさまざまな取り組みをしていただいていて、企業の経営の改善、生産性の向上のために、コンサルティング機能も十分に発揮して積極的な資金提供をしていただきたい、こういうことなわけですけれども、肌で感じる現場は、もうお金は別に借りなくてもいいというところには貸しに来るんだけれども、ここは借りたい、もしかしたら成長につながるかもしれないという、まさに金融機関の目ききが必要なところに資金が拠出をされて成長につながっているかというと、兆しはありますけれども、まだまだ十分じゃない。
こういうふうに現状を認識しておりまして、この辺の取り組み、特に強化をしていってほしいという思いも込めて、目下の取り組みについて金融庁にお伺いしたいと思います。
遠
遠藤俊英#24
○遠藤政府参考人 お答え申し上げます。
委員御指摘のとおり、金融機関は、企業の事業の内容あるいは成長可能性、これを適切に評価して、融資でありますとか本業支援などを通じて企業の生産性向上に貢献していくことが期待されております。
金融庁は、さまざまに金融機関の取り組みについて議論し、モニタリングをしてまいりました。金融仲介の取り組みの内容とか成果につきましては金融機関によって相当のばらつきがあると思いますけれども、委員の御懸念の点からすると、かなり積極的に、こういった事業性評価でありますとかコンサルティング機能というものに取り組む金融機関が出てきております。地元の取引先企業のニーズ、課題の把握、経営改善の支援を継続的に実施することによって、みずからも安定した顧客基盤や収益を確保しているところということでございます。
幾つかそういった取り組みについて事例を申し上げますと、例えば、人事部、これを廃止して、経営方針の作成部署、ここに吸収してしまうという形で、企業に対するコンサルティング機能の発揮という経営方針を実行していくための人材育成とか人材配置というものを機動的に行っている銀行でありますとか、あるいは、ノルマといいますか、数値目標、この達成度ではなくて、顧客企業とのかかわり方のプロセス、ここに主眼を置いて業績評価体系を抜本的に変更し、結果としてその数値目標を達成した、そういった銀行でありますとか、あるいは、一定額以上の与信先、具体的には一万二千社、これを分析して、経営者と経営課題を共有し、経営改善支援に効果を上げている銀行等々が見られるところでございます。
委員御指摘の人材育成ということに関しては、非常に重要な問題でございます。
金融庁といたしましては、金融仲介機能のベンチマークなどの客観的指標を活用して、人材育成に向けた前向きな取り組みについて深度ある対話を進めていきたいと考えておりますし、また、金融機関における取引先企業に対する支援能力向上のために、地域経済活性化支援機構による特定専門家派遣機能の活用を促すといった取り組みを進めているところでございます。
こうした取り組みを通じまして、金融庁といたしましては、金融機関に対し、企業の事業の内容を理解し、その生産性向上につながる融資、本業支援に取り組むように促してまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →委員御指摘のとおり、金融機関は、企業の事業の内容あるいは成長可能性、これを適切に評価して、融資でありますとか本業支援などを通じて企業の生産性向上に貢献していくことが期待されております。
金融庁は、さまざまに金融機関の取り組みについて議論し、モニタリングをしてまいりました。金融仲介の取り組みの内容とか成果につきましては金融機関によって相当のばらつきがあると思いますけれども、委員の御懸念の点からすると、かなり積極的に、こういった事業性評価でありますとかコンサルティング機能というものに取り組む金融機関が出てきております。地元の取引先企業のニーズ、課題の把握、経営改善の支援を継続的に実施することによって、みずからも安定した顧客基盤や収益を確保しているところということでございます。
幾つかそういった取り組みについて事例を申し上げますと、例えば、人事部、これを廃止して、経営方針の作成部署、ここに吸収してしまうという形で、企業に対するコンサルティング機能の発揮という経営方針を実行していくための人材育成とか人材配置というものを機動的に行っている銀行でありますとか、あるいは、ノルマといいますか、数値目標、この達成度ではなくて、顧客企業とのかかわり方のプロセス、ここに主眼を置いて業績評価体系を抜本的に変更し、結果としてその数値目標を達成した、そういった銀行でありますとか、あるいは、一定額以上の与信先、具体的には一万二千社、これを分析して、経営者と経営課題を共有し、経営改善支援に効果を上げている銀行等々が見られるところでございます。
委員御指摘の人材育成ということに関しては、非常に重要な問題でございます。
金融庁といたしましては、金融仲介機能のベンチマークなどの客観的指標を活用して、人材育成に向けた前向きな取り組みについて深度ある対話を進めていきたいと考えておりますし、また、金融機関における取引先企業に対する支援能力向上のために、地域経済活性化支援機構による特定専門家派遣機能の活用を促すといった取り組みを進めているところでございます。
こうした取り組みを通じまして、金融庁といたしましては、金融機関に対し、企業の事業の内容を理解し、その生産性向上につながる融資、本業支援に取り組むように促してまいりたいと考えております。
伊
伊藤渉#25
○伊藤(渉)委員 ありがとうございます。さまざま地道な取り組みをしていただいていることはよく承知をしております。
これはたがを緩めずに、この事業性評価、資金を中小企業、小規模事業者に回していく、ここが、企業数でいくと約三百八十万社ありまして、雇用でいうと七割生み出しているわけですから、ここの活性化のためにもこの金融機関の事業性評価は非常に重要な取り組みだと思いますので、ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。
残り五分になりましたので、ちょっと最後の質問にしたいと思います。大変恐縮ですが、経済産業省、中小企業庁、公取の皆さん、来ていただいておりますけれども、また次回の機会に送らせていただきたいと思います。
最後は、まさに成長、これは少し中長期的な意味で、しかし、手を打ち続けなければならないと認識をしている科学技術関連予算ということについてお伺いをしたいと思います。
本年、平成二十八年度から、いわゆる第五期科学技術基本計画、これがスタートをしております。よく言われることですけれども、資源のない我が国にとって、科学技術、これは大変重要な資源とも言えます。
この第五期科学技術基本計画では、投資目標をGDPの一%、五年間で約二十六兆円として、その達成に向けて取り組みをスタートいたしました。
あわせて、大学等に対する民間企業からの寄附等も三倍にしよう、こんな取り組みも始まっているところでございます。
第二次安倍政権がスタートをしてから、イノベーションに最も適した国、これに向けて不断の努力を行い、またあわせて、CSTI、総合科学技術・イノベーション会議の司令塔機能をより強く発揮する、そんな環境づくりにこれまでも取り組んできております。
先日、ノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典先生、東京工業大学の栄誉教授でございますけれども、今、日本人のノーベル賞の受賞が続いておりますけれども、これらの受賞は、もう御存じのとおり、数十年前の成果なんです。これが今やっとノーベル賞の受賞につながっている。
そういう意味では、研究というのは大変息の長い取り組みが必要で、目下の研究開発投資をきちんと継続をしていくことが、我が国の重要な資源でもある科学技術の維持、育成につながっていく。こういう考え方で、科学技術特別委員会にも籍を置いて、常日ごろからこうした議論をさせていただいております。
それでは、最後に麻生大臣にお伺いをしますけれども、成長戦略の大きな柱の一つである科学技術、そして、その投資目標の達成といわゆるCSTIの司令塔機能の強化について、この総合科学技術・イノベーション会議のメンバーでもあり、予算全体を俯瞰する立場にある麻生大臣の所見をお伺いをして、私のきょうの質問を終えたいと思います。
この発言だけを見る →これはたがを緩めずに、この事業性評価、資金を中小企業、小規模事業者に回していく、ここが、企業数でいくと約三百八十万社ありまして、雇用でいうと七割生み出しているわけですから、ここの活性化のためにもこの金融機関の事業性評価は非常に重要な取り組みだと思いますので、ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。
残り五分になりましたので、ちょっと最後の質問にしたいと思います。大変恐縮ですが、経済産業省、中小企業庁、公取の皆さん、来ていただいておりますけれども、また次回の機会に送らせていただきたいと思います。
最後は、まさに成長、これは少し中長期的な意味で、しかし、手を打ち続けなければならないと認識をしている科学技術関連予算ということについてお伺いをしたいと思います。
本年、平成二十八年度から、いわゆる第五期科学技術基本計画、これがスタートをしております。よく言われることですけれども、資源のない我が国にとって、科学技術、これは大変重要な資源とも言えます。
この第五期科学技術基本計画では、投資目標をGDPの一%、五年間で約二十六兆円として、その達成に向けて取り組みをスタートいたしました。
あわせて、大学等に対する民間企業からの寄附等も三倍にしよう、こんな取り組みも始まっているところでございます。
第二次安倍政権がスタートをしてから、イノベーションに最も適した国、これに向けて不断の努力を行い、またあわせて、CSTI、総合科学技術・イノベーション会議の司令塔機能をより強く発揮する、そんな環境づくりにこれまでも取り組んできております。
先日、ノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典先生、東京工業大学の栄誉教授でございますけれども、今、日本人のノーベル賞の受賞が続いておりますけれども、これらの受賞は、もう御存じのとおり、数十年前の成果なんです。これが今やっとノーベル賞の受賞につながっている。
そういう意味では、研究というのは大変息の長い取り組みが必要で、目下の研究開発投資をきちんと継続をしていくことが、我が国の重要な資源でもある科学技術の維持、育成につながっていく。こういう考え方で、科学技術特別委員会にも籍を置いて、常日ごろからこうした議論をさせていただいております。
それでは、最後に麻生大臣にお伺いをしますけれども、成長戦略の大きな柱の一つである科学技術、そして、その投資目標の達成といわゆるCSTIの司令塔機能の強化について、この総合科学技術・イノベーション会議のメンバーでもあり、予算全体を俯瞰する立場にある麻生大臣の所見をお伺いをして、私のきょうの質問を終えたいと思います。
麻
麻生太郎#26
○麻生国務大臣 CSTI、カウンシル・フォー・サイエンス・テクノロジー・アンド・イノベーションを略して今はCSTIと呼んでおる、科学技術基本の中の司令塔になっておるんですが、この政府研究開発投資において科学技術基本計画というのを立てておりまして、その中で、経済・財政再生計画との整合性というものを確保しつつ、GDPの一%を目指したいというのを、いわゆる試算がされております。
この経済・財政再生計画におきましては、社会保障関係費を除きます、一般歳出全体の増加の目安は、今後三年間、二十八年から三十年度までで約一千億円程度とされておりますので、研究開発投資につきましても、こうした枠組みのもとで着実に一歩ずつ進めていかざるを得ないものだと思っておるんです。
いずれにいたしましても、政府の金に限らず、これは民間からの投資というものをかなり置かなければならぬということで、民間もこの目標を立てておられますが、民間は今、目標のほぼ三分の一もいっていない。政府どころの騒ぎじゃなくて、民間の方こそ何をしておられるんですかということもこの間の会議で申し上げましたけれども、反論ゼロ、何の声もありませんでしたので、皆反省をしておられるんだと思いますけれども。ここのところが一番大事なので、ぜひこういった点も含めまして、司令塔機能も十分に生かして、これは官民が連携していきませんと、研究者にとりましては、政府から来ているか民間から来ているかというより、別に金に色がついているわけではございませんので、そういったところをきちんとしてやっていかないとだめだということはもうはっきりしておりますので、きちんとしてこういった方向を進めていかねばならぬ。
これはもう八年、十年ぐらい前からきちんとこの方向で進めさせていただいて、これまでの流れがずっと続いてきていると思いますので、今後とも引き続きこの方向で進めてまいりたいと考えております。
この発言だけを見る →この経済・財政再生計画におきましては、社会保障関係費を除きます、一般歳出全体の増加の目安は、今後三年間、二十八年から三十年度までで約一千億円程度とされておりますので、研究開発投資につきましても、こうした枠組みのもとで着実に一歩ずつ進めていかざるを得ないものだと思っておるんです。
いずれにいたしましても、政府の金に限らず、これは民間からの投資というものをかなり置かなければならぬということで、民間もこの目標を立てておられますが、民間は今、目標のほぼ三分の一もいっていない。政府どころの騒ぎじゃなくて、民間の方こそ何をしておられるんですかということもこの間の会議で申し上げましたけれども、反論ゼロ、何の声もありませんでしたので、皆反省をしておられるんだと思いますけれども。ここのところが一番大事なので、ぜひこういった点も含めまして、司令塔機能も十分に生かして、これは官民が連携していきませんと、研究者にとりましては、政府から来ているか民間から来ているかというより、別に金に色がついているわけではございませんので、そういったところをきちんとしてやっていかないとだめだということはもうはっきりしておりますので、きちんとしてこういった方向を進めていかねばならぬ。
これはもう八年、十年ぐらい前からきちんとこの方向で進めさせていただいて、これまでの流れがずっと続いてきていると思いますので、今後とも引き続きこの方向で進めてまいりたいと考えております。
伊
御
木
木内孝胤#29
○木内(孝)委員 おはようございます。民進党、木内孝胤でございます。
本日は、消費税の引き上げ延期法案につきまして質問させていただきます。
先週の火曜日、本会議場におきまして既に代表質問をさせていただいておりますが、おおむねその質問に沿って本日は質問を進めたいと思っております。
ちょうど二年前、安倍総理が、今度という今度は絶対に延期をしないとおっしゃいました。その間、二年前の十月末、日銀が五十兆円の金融緩和を八十兆円に規模を拡大させたり、あるいは、GPIFが二四%のポートフォリオを倍増以上の五〇%にさせたりと、なかなか激しい動きをしながら、とにかく強い不退転の決意をいろいろな形で、消費税の引き上げ延期しないということをお示しされたというふうに理解しております。
その上で、改めて麻生財務大臣に、なぜ今回、消費税引き上げ延期することになったのか、お伺いをいたします。
〔委員長退席、土井委員長代理着席〕
この発言だけを見る →本日は、消費税の引き上げ延期法案につきまして質問させていただきます。
先週の火曜日、本会議場におきまして既に代表質問をさせていただいておりますが、おおむねその質問に沿って本日は質問を進めたいと思っております。
ちょうど二年前、安倍総理が、今度という今度は絶対に延期をしないとおっしゃいました。その間、二年前の十月末、日銀が五十兆円の金融緩和を八十兆円に規模を拡大させたり、あるいは、GPIFが二四%のポートフォリオを倍増以上の五〇%にさせたりと、なかなか激しい動きをしながら、とにかく強い不退転の決意をいろいろな形で、消費税の引き上げ延期しないということをお示しされたというふうに理解しております。
その上で、改めて麻生財務大臣に、なぜ今回、消費税引き上げ延期することになったのか、お伺いをいたします。
〔委員長退席、土井委員長代理着席〕