中谷真一の発言 (地方創生に関する特別委員会)

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○中谷(真)委員 皆様、おはようございます。自民党の中谷真一でございます。
 本日は、質問の機会をいただきまして、委員長また委員の先生方、どうもありがとうございます。二十分しかありませんので、早速質問に移らせていただきたいというふうに思います。
 まず一つ目でありますけれども、私は、東京の一極集中の是正というのがこの日本にとって非常に重要だと。特に、この地方創生に関する特別委員会で、ぜひこのことについて大臣にお伺いをしたいということであります。
 今、日本は人口減少だというふうに言われていますけれども、東京の出生率というのは一であります。ところが、この十年間で東京の人口は一千二百五十万人から一千三百五十万人にふえているんですよね。これは百万人ふえています。私は山梨県でありますけれども、我が県は八十三万人でありますから、我が県一個分以上がふえているわけであります。
 出生率一ということは、東京自体は人口がすごく下がっているんですけれども、それを補って余りあるだけの人たちが地方から出ていっている。そのおかげでと言ったらあれですけれども、我が県は若い人たちがどんどん流出をして、高齢化また過疎化にあえいでいるという状況であります。前地方創生担当大臣だった石破大臣は、東京はブラックホールのようなところだということを言われていたというところもございます。
 そういう意味では、この一極集中をいかにして是正していくかということが、人口減少にある程度の歯どめをかけることにもなりますし、地方の高齢化、過疎化、こういったものを食いとめていく、そのことにつながっていくんだろうというふうに思っております。
 いろいろ、さまざま、東京一極集中の是正ということで施策を行っていますが、なかなかこれが是正できていない。むしろ加速しているというふうに言われています。
 これを是正する上で、私は山梨県でありますから、実は、山梨県は東京の隣にあるんですよね。これはなかなか知らない人がいるんですけれども、東京のすぐ隣にありますので。知っていますか、大丈夫ですか。東京の隣にありまして、大体……(発言する者あり)まあ、宮川さんは知っていますよね。
 山梨県に残って、ここで働くのか、それとも東京に出ていくのかという選択になるんですよね。この選択ということは、我々は、東京よりも住みやすい地域をつくっていかなければいけない、東京よりも魅力ある地域をつくっていかなきゃいけないということで、さまざま努力をしてきたわけであります。ただ、なかなかこれが功を奏していないと言ってもいいのかもしれません。
 我が県は、東京の隣にありながら、非常にいい環境なんですよね。非常に自然も残っていて、住んでいる人たちも非常に穏やかな人たちばかりで、非常に住みやすい地域であります。ただ、暮らしということだけを考えますと、どうかというところであります。
 私は衆議院に当選させていただく前、一年間ここで秘書業をさせていただきました。そのころ、千葉の市川市というところに住んでいまして、そこからこの永田町に通っていました。この市川市で、私は三DKのアパートを借りていたんですけれども、安いのを探しまして、大体十万円ぐらいだったです。私は今、韮崎の一ツ谷というところに住んでいるんですが、三DKで七万円です。
 私、これは何が言いたいかというと、三万円しか変わらぬのですよね。市川市というのは四十七万人の都市です。私が住んでいる韮崎市は三万人の都市ですよ。普通だったら、三倍ぐらいしてもおかしくないと思うんですよね。ところが、ほとんど変わらないんですよ、安いのを探せば。
 そういう意味では、私は、東京または東京周辺の住宅供給能力というのはすごいと思います。網の目のように電車を通して、バス、そういった公共交通機関を走らせて、その沿線に安価な住宅を非常にたくさん準備してきたというのが東京であります。そういう意味では、私は、これはすごいというふうに思います。
 では、食事はどうかといいますと、お昼なんてワンコインですよ。東京だとワンコインで定食が食べられます。私は、同じようなものを山梨で食べようとすると、八百円から九百円ぐらいするイメージです。高いです。薄利多売できませんので、高いんですよね。
 さらに、夜、一杯飲んだ日には、皆さんの地元でもそうだと思いますけれども、代行とかタクシーとかで帰らなきゃいけないので、飲み代よりも高いお金を払って帰らなきゃいけない。ところが、東京だと、都心から八王子まで四百円ぐらいで、しかも夜中の一時ぐらいまで電車が走っていますので、やはりこういう面を見ても、非常にいいんですよね。
 さらに、仕事はどうかといいますと、東京は一・四ぐらいありましたね、今、有効求人倍率。我が県は一ぐらいでありますから、同じ仕事をすれば、どう考えたって東京の方が高いわけであります。
 純粋に暮らしということを考えますと、私は、東京というのは非常に暮らしやすいところになっているというふうに思います。こういったこともあって、特に、私の年代、私の同級生なんかはもう大分東京に出ていってしまっていて、東京で仕事をしている者が多いということであります。何とか追いつこうと思ってやっているんですけれども、なかなか追いつけない。これはなかなか追いつけませんよ。
 政治という側面でいきますと、東京都が一年間に使う予算は十三兆円と言われています。我が県は四千五百億です。これで勝負しろと言われても、なかなか勝負できないというものであります。確かに今、地方はどんどん提案して自分たちで頑張れと言っているんですけれども、なかなか、この競争に打ちかっていくというのは非常に難しいというところであります。
 私、これは何を申し上げたいかというと、この間、駐英日本大使館、ロンドンにある日本大使館の外交官の方に、ある質問をしたんですよ。あなたが住んでいるのはどこで、そして家賃は幾らかと聞いたんです。先生方、ロンドンは東京より高いと思われますか、安いと思われますか。私はこれを聞いてびっくりしたんですけれども、四十万と言いました。ロンドンで四十万。これは高いと思ったんですよね。多分、東京だと、どんなに高くても、公務員ですから、二十万ぐらいだと思うんですけれども、四十万、高い。
 それからは、そればかりが気になりまして、ロンドンの町を見ていたんですけれども、高い建物が余りないんですよね。多分制限していると思います。あと、古い町並みを残すために、建物を壊させないという政策をとっているんですよね。このせいで、私は、圧倒的に住宅供給能力が低いなということを感じたんです。
 ということは、私は何が言いたいかといいますと、東京もある程度こういうことをしていかないと、東京の住宅供給能力はすごいですから、東京の住宅価格が上がっていかなければ、田舎に残って生活していこうとかという選択肢がやはり出てこないんですよね。
 こういうことを考えますと、私は、東京に対して、例えば、建物の高さ制限をある程度行っていく、建てにくくするとか、こういうことをやっていかなきゃいけないというふうに思います。
 そこで、今回の税制改正でタワーマンション課税というのが出てきたんですよね。私はこれだというふうに思いました。ただ、内容を見てみますと、そんなに激しい課税にはなっていないというところでありますが、こういったことをやっていかなければなかなかというところであります。
 また、政府の会議のまち・ひと・しごと創生会議というのがあるんですけれども、ここでは、この間の都知事選挙に出られた増田さんが言っています。やはり、東京の大学に行って、そのまま就職しちゃうというのが多いと。東京の大学に行っている子供と自分の県で大学に行く子供で、東京に行っている方が多いという県が十二県もあるそうですよ、日本全国で。十二県ですよ、四十七都道府県のうちの。これはすごいことであります。
 それで、増田さんが何と言っているかというと、いわゆる東京の大学新設、増設を制限すべきだと言っているんですよね。私も、こういうことをやっていかなければどうしようもないと思います。
 今、省庁移転とかやっていますけれども、二つの省庁を移転して、一体何人動くんでしょう。十年間で百万人ふえていますからね。この人口の流れを変えようと思ったら、大胆なことをやっていかなきゃいけないというふうに思っています。
 これに対して、大臣からぜひ御答弁いただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 中谷真一

speaker_id: 7837

日付: 2016-12-08

院: 衆議院

会議名: 地方創生に関する特別委員会