木下智彦の発言 (東日本大震災復興特別委員会)
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○木下委員 やはり看板になるようなことを掲げていただきたいと思うんですね。
ちょっと話はかわるんですけれども、私、ことしの熊本の地震のときに、熊本のところへ一人でボランティアに行ってきたんですね。一緒に活動してもらった地元の方、若い方でした、三十中盤ぐらいの方々と一緒に炊き出しをしたり、いろいろしていたんです。
そうしたら、一人の方がぽそっと一言言われたんですね。その方は、まだ三十中盤の方で、見た目は結構今の若者なんですね。いろいろ話をしていると、地元で米農家をやっている、しかも、家を継いだんじゃなくて自分の代で始めたという方なんですね。農協にも入っていないのでそんなにちゃんと流通ができていないんだけれども、これからそういうことをやろうと思っているやさきの地震だったと。
その方が、支援物資がいっぱいあります、この支援物資を小分けして被災地に持っていくというふうなことをいろいろやっているときに私に言ったんです。この支援物資はいろいろなところから来ています、非常にありがたいです、ただ、本当にこの熊本が復興するというときは何かというと、この支援物資が、熊本でできた産物を被災地の中でも足りないところにしっかり回していける、こういうサイクルができ上がったときにこそ本当の意味での復興ができるんだと。
これは地震が起こって一週間程度でしたか、そのときにもうそういうことをやはり言われているんですね。若い方々だけじゃないと思いますけれども、そういった思いが復興を本当に後押ししていくんだろうというふうに思ったんです。
そこで、今のお話は、やはりハード、ソフトを地元で盛り上げていかなきゃいけないというふうな話をちょっと入れただけなんですけれども、もう一つ、きょうちょっと私の方から紹介したいことがあります。
それは、皆さん、この中でポケモンGOという携帯のゲームをやられている方はいらっしゃいますか。大臣もうなずいていらっしゃるので見られたことはあるというふうに思うんですけれども、おもしろい施策を地元で、これは宮城県ですね、やられているんですね。これをきょうちょっと紹介させていただきたいと思うんです。
きょうは十一月一日ですね。あと十日ほど、十一月十二日に宮城県でイベントを行うというふうに言われているんです。これは、宮城県と、それからポケモンGOをやっておりますナイアンティックという会社が連携してやられるということなんですね。どんなことをするかというところを、これは紹介なので、本当にしっかりとお話をさせていただきたいんです。
何をするかというと、石巻市を中心に、中瀬公園というところを拠点にして、ポケモンGOを活用したイベントを開催する。どんなことをするかというと、当日は、石巻、東松島、女川、南三陸の四市町を対象として、スマホで撮影したポケストップにしてほしい場所の写真などを公園にある申請場所に持っていけば、それが後で審査されて通るんだと。
ポケストップとは何かというと、ゲームをやっていたらわかるんですけれども、いろいろなところにゲームをするための拠点みたいなところがあるんですね。その写真を撮って、その写真が後でポケストップという、ゲームをしている人が集まりやすい、そういったところになるというふうな感じのことをやっています。
私も実は、こういうふうな話を冨山和彦さんという政府のいろいろな諮問機関の委員をされている方とか京都府知事に勧められて、ことしの夏からちょっとさわっているんですけれども、結局、要は地元の活性化につながる可能性が高い、やっているこのゲームの内容自体が地域再生の事業モデルに非常に活用しやすいというふうな話を聞きまして、やっていたんです。
なぜかというと、今言ったような写真は、例えば被災地のモニュメントであったところ、もしくはもう流されてなくなっちゃったようなところも、周りの一般の人たちが参加してポケストップに申請することができる、認められるとそこにまた人が集まってくるよと。
その開催期間の間には、ポケモンのコイキングというコイのモンスターみたいなものがあるんですけれども、それをたくさん捕まえたら、その重量で、たくさん捕まえた人が商品をもらえるだとか、こういうふうなイベントを、知事というか県とここの会社が連携してやる。予算は三千万円だというふうに言われているんですね。
この流れは、実は宮城県だけじゃなくて東北のほかの県、それから熊本も、これから先、こういうふうなことをやっていこうということで連携を発表しております。
やはりこういったことは、予算は三千万円なんですね、これはもともと皆さんの税金です、いろいろ賛否が分かれるところかもしれません。ただ、これを思い切って地元の知事がみずから率先してやる、こういったことをやると、地元だけじゃなくて、やはり外から人が来てもらえる、観光事業としてはそれなりの成り立ちがあるというふうに思っているんですね。
政府ではやはりそういった感じのことをなかなかやりにくいと思うんです。ただ、何かしらそういったことを後押ししてやることはできるのかな、そろそろやはりそういったこともこの復興のキーワードの中で考えていくべきだというふうに思っているんですけれども、ちょっと答えにくいところかもしれませんが、そういったことを紹介させていただいた上で、もう一度大臣から、本当にカンフル剤になるようなことを何か一つでも出していただければなと思います。