加藤勝信の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)
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○加藤国務大臣 中川委員御指摘のように、拉致問題は、我が国の主権また国民一人一人の生命と安全を脅かす、同時に、拉致をされた方々の将来、そして家族とのきずなを断ち切る、人道上も人権上も許しがたい、こういう問題でありまして、また同時に、この問題は政府の責任において優先的に解決に向けて努力をしていかなければならないと思っております。
ただ一方で、やはり国際社会との連携というのは非常に大事であります。特に、拉致だけではなくて北朝鮮の人権状況の改善、こういうことに対して、国際社会が一致団結して北朝鮮の指導部に改善に向けて具体的な行動を促していく、そういったことが非常に大事である、そういった観点から、ニューヨークにおいて、私も赴きまして、議論をさせていただきました。
まず、そのバックグラウンドとしてあるのは、国連では、北朝鮮の人権侵害の実行者に対する説明責任を追及する取り組みが、前任者から今のキンタナ北朝鮮人権状況特別報告者、そしてさらには専門家グループが設立され、今行われているわけであります。
また、ちょうど私が行く、そのパネルディスカッションが始まる前でありましたけれども、一連の核また弾道ミサイルに対する、安保理の大変厳しい内容とする決議が採択をされた、こういう状況の中でありました。それで、非常に、そういった意味でパネルディスカッションにも多くの方々が出席をいただき、関心の高さというものを肌身で感じてきたところであります。
そこで、私の方からは二点、一つは、もう拉致が行われてから四十年内外たっているわけでありますので被害者や被害者の御家族が高齢化をしている、本当に一刻の猶予も許されない、こういう状況にあるということであります。それからもう一つは、先ほど申し上げましたけれども、一日も早い全ての拉致被害者の帰国を実現していくためにも国際社会との連携が重要であるということを、私の方からは述べさせていただきました。
そして、パネリストの皆さんからは、一つは、北朝鮮に対して責任追及を含めた圧力を強化していくということは、北朝鮮当局に人権侵害を思いとどまらせるという意味において効果的である、また、海外に派遣されている北朝鮮労働者に対する人権侵害の問題への取り組みが必要である、それから、北朝鮮市民の情報アクセスを向上していく、こういったことの重要性、こういったことが提起をされたところでございまして、これらに対しても、引き続き国際社会と連携をとりながら対応させていただきたいというふうに思っております。