中川郁子の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)

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○中川(郁)委員 ありがとうございました。政府のお取り組み、心から期待をいたしております。
 そこで、ちょっと視点を変えてお話をさせていただきたいというふうに思います。先ほど理事会で御了承いただきました資料をごらんいただければというふうに思います。
 これは五月九日の産経新聞によるものでありまして、先日、維新の会の儀間議員が参議院の農水委員会でも同じ質問をされました。私の方はちょっと視点を変えてお話をさせていただきたいというふうに思います。
 これは実は北海道帯広市の農地の話でありますので、私の選挙区での出来事であります。帯広の経済人であれば誰もが知っている当該人物でありますけれども、二十数年前から農業を始めている。最初数ヘクタールであったものが、今や東京ドームの三十六個分に当たる百七十ヘクタールを買収し、そして有機農業をやっている。
 私も、現地にお邪魔、お邪魔というか、普通に帯広市道の右側と左側にその農地があるものでありますから、そちらに行ってみたところ、帯広から向かって右側の方には果樹園があります。有機農法ということで、なかなか成功しておられないということでありますが、やっと養鶏をやっておられる。ほんの八千羽ほど。養鶏のことをよく御存じの方であれば、八千羽の養鶏場といえば余り大きい規模ではありません。農業として成功しておられるのは卵づくりだけであろうかというふうに思います。
 一方で、この記事にありますように、巨大な研修所のようなバンガローが建っている。バンガロー三つと書いてあるんですが、私が行って確かめたところ、そのバンガローよりもっともっと大きい研修施設のような集会所、大、小がありました。そして、びっくりすることには、帯広市の道路である、本当に田舎の道路ですから、三メートルあるかないかぐらいの道路なんですけれども、突然、この農場の近くになると幅二十メートルぐらいの広さになって、整地してある。
 私、市役所や道庁、また帯広にある財務事務所に行ってお尋ねをしたところ、ここは号線用地といって、帯広市の持ち物でもなければ、国の持ち物というのも、どちらとも定義しがたいというところでありました。そこを勝手に拡幅していいのかどうかということもお尋ねしたんですけれども、答えは曖昧で、大して問題はないということでありました。
 ただし、近隣の皆さんは本当に心配をしていて、この当該人物は今にヘリポート建設をすると書いてあるんですけれども、私の見立てでは、ヘリポートではなくてプライベートジェットでも飛んでいくような滑走路になるのではないか、そんな印象がありました。
 これだけ大きなサティアンがあって、そしてバンガローがあって、この記事に書いてあるとおり、朝鮮総連の議長、議長補佐、朝鮮大学校長、教授などなど、北朝鮮にかかわる人物がこの農場祭に参加をしておられました。
 近隣の皆さんは農家さんでありますから、一番心配しているのは、これによって、大変きれいな水のある、また農業にとって重要な水が掘削されて北朝鮮に持っていかれるんじゃないか、こんなことを農家の皆さんは心配しています。
 この記事が出た後はもっと心配が広がっていて、その昔、三十年、四十年前はあの日本海をボートに乗せられて、布袋に詰められて日本人が拉致されていたわけでありますけれども、この平成の世の中になって、プライベートジェットでヘリコプターで、北朝鮮に連れていかれる新しい拉致問題が出るのではないか、そんなことを近隣の皆さんは本当に真剣に心配しているところです。そして、市役所に言っても道庁に言っても、何か余りらちのいかないような答えが返ってくるということで、大変心配をしているわけであります。
 私は、安全保障と土地法制にも大変関心を持っているところであります。維新の皆さんが議員立法として新しい、水資源にもかかわる議員立法を出そうとしている。我々北海道の道議会議員の仲間が水資源保全条例をつくって、それが各県に今広がっているところでありますが、この条例は事前に届け出をすることを決めたものであり、余り拘束力のないものであります。一方、維新の皆さんが出そうとしておられる議員立法は、その売買のあった事後に報告を義務づけるということであります。
 一方の、私たち自由民主党で今議論されているものは、防衛施設の周辺に限って防衛大臣が立ち入り、そして調査をすることができるということであり、どちらの法律がいいのか、そこは私もまだしっかりと勉強しているわけではありませんので、そういう動きが出ているところであります。
 また、この新聞記事に戻ります。
 北朝鮮の、朝鮮総連のこういう皆さんがいらっしゃったところに、もう一つ、私の地元の十勝毎日新聞社では、地方議員及び国会議員、政治家もこれに参加をしていたというお話であります。この前にあった八月の感謝祭におきましては、元国務大臣、元国会議員も出席をしていた、そのうちの元国会議員はこの当該人物と一緒に北朝鮮に行ったことがある。
 もちろん、北朝鮮に行ってはいけないということではありませんが、李下に冠を正さずといいますか、選挙で選ばれる仕事をしている人は人に疑われるような、誤解を受けるようなことは余りしないのではないかな、こんなふうに思っていたところであります。
 私、いろいろ調べて、道庁からもいただいた資料で、当該農地、それから、上空写真でありますがこのバンガローの施設の写真などもいただき、この記事と事実を道庁として確認していただいている。その中に、この新聞に書いてある日付の感謝祭にも、地方議員と、それから現在バッジをつけている現職の国会議員の公設秘書の方が出席をしていたということを道庁も確認しているところであります。
 そうなってくると、そのときの感謝祭がいかなるものであったのか、あるいは、バンガローや研修施設がどんなものなのかなと大変気になっていたところでありますが、いろいろなことがあってしばらく私もその調査をする時間もないままにいたところ、ひょんなところから、地元の人物、私がこの問題について調査をしているということを知っていたのか知らないのかわからないんですけれども、(資料を示す)これは提出資料になっておりませんので中はあけませんけれども、中を見ると地方議員あるいは公設秘書の写真がありました、そして、このDVDの中には、当該農場主と国会議員の秘書あるいは地方議員が挨拶をしているDVD、これは顔も声も全部出ているわけでありますが、こういうものが私の手元に、本当に偶然でありますが、来たところであります。
 北朝鮮による拉致問題、しっかり解決をしなければいけないというときにあって、選挙で選ばれた政治家が、大変紛らわしい、地域の皆さんが大変心配をするような行動をとっているということに、私は、地元の議員として大変憂慮しているところであります。これについては、質問ではなく、こういうことが私の地域で行われていて、皆さんが大変心配しているということで、御紹介をさせていただくことにとどめさせていただきたいというふうに思います。
 一日も早い拉致問題の解決と、それから、やはり、先週の金曜日も拉致被害者の家族の皆様方にお会いしました、本当にどんどんお年をとっていて、一日も早くお嬢さん、御兄弟にお会いになりたいだろうな、そういう思いでいっぱいでありますので、政府の力を信じて待ちたい、このように思います。
 貴重な時間をいただきまして、このような機会をいただいて質問をさせていただいたことに心から感謝を申し上げ、私の質問といたします。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 中川郁子

speaker_id: 24802

日付: 2016-12-13

院: 衆議院

会議名: 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会