磯崎仁彦の発言 (環境委員会)
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○磯崎仁彦君 自由民主党の磯崎仁彦でございます。
先日の山本大臣の所信的挨拶を踏まえて、環境行政全般について質問をさせていただきたいというふうに思います。
その質問の前に、今日は皇后陛下美智子様の誕生日でございます。午前中、大臣も皇居の方に行って祝賀会に出席をされたというふうに伺っておりますけれども、私も、一国民としまして、皇后陛下の誕生日、心からお祝いをしたいというふうに思っております。
それでは、質問に移らせていただきたいと思います。
山本大臣は以前からこの環境問題につきましては深く精通をされ、また、非常に環境に関しては強い思いを持った大臣というふうに私は認識をしております。今まさに環境、非常に国として大きな課題ということでございますので、是非しっかりと環境行政のかじ取りをしていっていただきたい、非常に期待をしておりますので、頑張っていただきたいと思います。
私は議員になって、今回も再選をさせていただきまして、七年目になります。前半の六年間、前半といいますか六年間の中で、四年間は経済産業委員会に所属をしておりました。そういった意味では、非常にこの一期目につきましては経済成長ということについて非常に関心を持って議員活動を行ってまいりました。今年に入りましてこの環境委員会の委員長をさせていただき、また、今は党におきまして環境部会長をさせていただいておりまして、今年に入っては、一転、環境ということに深く関わるということになってまいりました。
ただ、やはり私は、こういった状況を踏まえまして、環境とビジネス、この関係がどうなのかということをよく頭の中で考えることがございます。私は、いろんな環境とビジネスについては関係があるんだろうというふうに思っております。
一つは、まさに今、成長戦略の中でこの環境というものが新しいビジネスを創設をしていくという、そういう新しいビジネス創設というそういう局面があるんだろうというふうに思っております。
もう一つは、環境をビジネスに取り込んでいく、まさに企業としては、これまでの商品、サービスということにとどまらず、この環境というものをビジネスに取り込んでいくことによっていわゆる他の会社の商品あるいはサービスとの差別化をしていく、それによって、競争力を持った商品を提供していくことによってまさに自らの企業を高めていく、こういった分野もあるんだろうというふうに思っております。
そして、三つ目は、この環境がビジネスにおいて非常に制約というものになってくるということもあるんだろうというふうに思っております。
私、いろいろ見ておりますと、例えば、直接温暖化の問題ではありませんけれども、いわゆるMSCの認証というのがございます。これは、持続可能な漁法で取れた水産物、これに対する認証ということでございまして、ファストフードのマクドナルド、これは例えば海外においてはこのMSCのマーク付きの水産物以外は購入をしないといったような、まさに持続可能な漁業に向けたグローバル方針を持っておりますので、まさに水産物を取り扱う方にとってみれば、このMSCの認証を取っていないということは即マクドナルドとはビジネスが行えないということになるわけでございますので、まさにビジネスにとってみれば大きな制約条件になってくるということがあるんだろうというふうに思っております。
こういったビジネスと環境という意味では、新しいビジネスの創設という観点もあれば、まさにそのビジネスをどう商品、サービスに取り込んで自分たちの差別化をしていくかという観点、それから、まさに環境がビジネスにおいて制約要件になってくる、こういったいろんな局面があるんではないかなというふうに思っております。
そういった意味で、この経済と環境というものをどう両立をさせていくのか、これはやはりこれから我が国にとっても非常に大きな課題なんだろうというふうに思っております。
デカップリングという言葉がございます。これはまさに、成長していく中ではエネルギーはそれに大体比例をして消費をしていく、それに伴って温室効果ガスも排出量が増えていく、これが一般的な方向性でございますけれども、既にドイツにおきましては、例えば一九九〇年と比べて現在において成長は一三〇%ぐらいGDPは伸びている、しかしエネルギーの消費はそれに対して九〇%ぐらい、あるいは温室効果ガスの排出量に至っては八〇から七〇ということで、成長はしても、エネルギー消費は減り、あるいは温室効果ガスは減っていく、こういうまさにいわゆる成長とエネルギーあるいは環境を切り離す、デカップリングというのはまさに実現をしているということでございます。
まず、大臣には、この経済と環境の両立、あるいはデカップリングということについて率直な御意見といいますか、日本の方向性ということでもあると思いますので、是非御意見を賜りたいというふうに思っております。