高橋克法の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○高橋克法君 引き続きしっかりとよろしくお願いいたします。
次に、TPPは市場経済の原則にのっとるのに対して、食料安全保障の概念は市場経済原則に委ねては危険であるという、考え方としては全く逆のベクトルを持っているんだと思います。しかし、この二つは両立をさせなければなりません。本来、食料は一〇〇%自給できることが望ましいんですが、現実には今、日本では三九%。そして、そのことからいうと、国民に食料を安定的に供給することが最も重要で基本的なこととなります。
我が国は、戦後の高度経済成長の過程で食料等の輸入を増大して豊かな食生活を実現してきましたが、例えば一九七三年の米国による大豆輸出規制、ちょうど私は中学生ぐらいでしたけれども、このときには店頭からお豆腐がなくなるような事態になりましたが、そういった輸入の確保に支障が生じる事態も懸念をされます。
アメリカには輸出管理法という法律があって、国家安全保障上の理由や外交政策上の理由で大統領が農産物輸出禁止命令を出すことができるということになっていますが、そういう状況の中で今般TPP協定が大筋合意をいたしましたけれども、我が国の食料安全保障はしっかりと確保されるのかどうか。どうしても食料安全保障の議論というのは余り聞かれないものですから、政府の見解をお伺いいたします。