西尾正道の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)

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○参考人(西尾正道君) 現場は、もうそういう人、介護だけじゃなくて、病院で例えば二人体制で夜勤しているというので、一つの詰所、四十人ぐらい入院しているところを受け持っているわけですね。それで今までは事足りたんです。ところが、認知症なんかの人が一人いれば、これ、二十四時間体制でとにかく介護しなくちゃいけない。だから、極端に簡単に言えば、三倍のマンパワーが必要になってくるという計算になりますよね。八時間勤務のところだけ見ていればいい、あとは、夜勤は準夜、深夜にしても二人体制で何とかできるというのではもう全然現場はいかなくなっちゃった。だから、認知症の人はもう夜中に車椅子に座らせて詰所に連れてきて見張っていながら仕事するというのが現実です。ですから、マンパワーは、認知症なんかの人を含めてこれからちゃんとやろうと思ったら三倍の看護マンパワーが要ると。大ざっぱにそういうふうに僕は考えています。
 そのためには、やはり外国からのそういうヘルパーさんなんかを含めて大量に受け入れるということを本当にしなきゃいけない。ただし、例えば看護師さんもそうですけれども、非常に難しい日本語を覚えさせて、それで国家試験受けてもらうような、できないんですよ、実際に。二十歳前後の人が東南アジアから来ても、まず日本語の勉強から、それで、とてもじゃないけどできなくて、随分帰っている人が現実にいる。
 そういうものをちゃんと、例えば母国語で、英語でやったりという形で国家試験をちゃんと、日本語でなきゃ駄目だなんという。難しい褥瘡なんて皆さん書けますか、今。書けないでしょう、床擦れのことですけれどもね。そういう漢字まで覚えないと国家試験が解けないようなそんな試験じゃなくて、それこそ国際的な感覚で、英語でもオーケーよみたいな形ないしは母国語でいいですよみたいな形で出題するとかという形で、もうちょっとやり方を緩和してマンパワーを導入するということをしなければ僕は駄目だと思いますよ。東南アジアの人がせっかく来ても、結局帰っていっているんですよ、現実は。やっぱりちょっと余りにも門戸を閉め過ぎていますね、日本の社会は。

発言情報

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発言者: 西尾正道

speaker_id: 28238

日付: 2016-12-02

院: 参議院

会議名: 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会