今村知明の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○参考人(今村知明君) 御質問ありがとうございます。
今後の食品衛生や農政の安全性の確保についてということなんですけれども、私は、日本は世界に比べれば食品安全の基準が非常に厳しい国だというふうに思います。アメリカも厳しい面はあるんですけれども、あのFSMAという法律ができるまでは国を統一した安全法というのはなかったんですね。そういう意味じゃ、日本よりもアメリカは全体としては遅れていた。進んでいる州は進んでいるんですけれども、遅れている州は果てしなく遅れていたという状況で、平均で見たら日本の方が進んでいるというふうに思います。
じゃ、その日本の平均的な姿とアメリカの進んだ州とを比較したときには、例えばHACCP一つを取ってみても、日本は全ての事業所がHACCP的に動いているわけではありません。HACCPを入れるかどうかという大前提として、心構えの問題が大変重要で、HACCPというのはあくまで手順書であって、食中毒や事故を起こさないための心構えをいかに手順に落とすかというのがHACCPの考え方なんだと思います。その考え方が日本全体に浸透していくということがとても重要だと思いますし、それは、農業でのGAPを行う際にも、手順、あれも手順書なんで、その中でどれだけHACCP的な考え方をGAPの中に取り入れていくことができるかということが日本全体の大きな課題だというふうに思います。
現実にGAPとHACCPは独立して動いているので、でも農産物はGAPからHACCPに本来つながっているものですから、これはちゃんとつながった制度になっていくということがとても重要なんじゃないかというふうに思います。