天笠啓祐の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)

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○参考人(天笠啓祐君) まず、今回のTPPの問題でやはり一番私たちが気にしておりますのは、聖域と言われた領域、品目、これでの撤廃率の高さ、関税撤廃率の高さというのは気になります。聖域以外に至ってはもうほとんど撤廃ということになりますので、日本の農業がもう守られないんじゃないかというのはすごくやっぱり心配しております。
 福島は、私も農家の方々一緒にいろいろと取組しておりまして、やはり放射能で汚染された大地からいかに放射能で汚染されていない野菜や果物を作り出していくかということで物すごい苦労をされているんですね。そういう取組がまず一方であって、同時に、私たちの日本消費者連盟の会員でもありますけれども、福島に生活協同組合がありまして、そこではやはりもう本当に丹念に検査しておりまして、その検査結果を消費者の人たちに提供すると同時に、内部被曝の検査もやっているんですね。いわゆるホール・ボディー・カウンターを導入しまして、その家族がどのぐらい内部被曝しているだろうかということまでちゃんとやはりみんな情報提供しております。
 福島の生産者、消費者って、そういう努力をやっぱりやりながら日々活動されて、是非とも福島を復興させたいという思いでやっておられるわけですね。そういうものを、やはりTPPというのはその努力を無に帰す可能性がすごくあるものですから、非常に私は困ったものだなというふうに実は思っております。
 例えば、国産品、日本国内のものに対する評価が非常に高いというのは確かだと思うんですけれども、加工食品になりますと、原料原産地表示が書いてありませんものですから、国産の加工食品といっても中身がほとんど全て輸入食材であったりするわけですから、そういう形でどんどんどんどん外国の食材って入り込んできてしまう。ですから、野菜とかそういう果物等は国産で、いわゆる国産表示があったものは皆さん買うかもしれないんですけれども、加工食品あるいは外食になりますと、もうほとんど輸入食材であるにもかかわらず、やっぱり分からないわけですよね、それが。
 そういう形で、どんどんどんどんこういうTPPなんかの安い食材が入ってまいりますと、そういうところがどんどんどんどん押し寄せられてきてしまいますから、そういうところでやはり私たちは、結局日本の農業が崩壊していってしまう、そういうようなことだと思うものですから、福島の努力を無にしない、そういうやはり政治というものが物すごく大事だなと実は思っております。

発言情報

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発言者: 天笠啓祐

speaker_id: 29280

日付: 2016-12-06

院: 参議院

会議名: 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会