徳永エリの発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○徳永エリ君 水産業、漁業、資源管理ということで、国際的にルールを作って海洋資源をしっかり守っていこう、復活をさせていこうと、そういう流れの中で環境の章にこの漁業が入ったんだと思います。
最近は魚群探知機の精度が上がったりとか、それから集魚装置なんかもありまして、大きな網で魚が集まっているところに行って一網打尽にしてしまうと。その中にサメが入ったりとか亀が入ってしまったりということもあって、こういった一網打尽に捕ってしまうという漁業にも問題があるんではないかとか、あるいは日本ではウナギが問題になってきていますけれども、違法、無報告、無規制、こういったIUU漁業というのも問題になってきています。それから、国によっては資源管理、漁獲規制が甘いと、海洋資源を国際的に守って持続的な水産業を確立していこうという流れの中でもっと厳しく資源管理をしていこうと、こういう意見もあるわけであります。
TPPの第二十章の十六条なんですが、海洋における捕獲漁業の四項の(a)、「さめ類については、種別のデータの収集、漁業による混獲の緩和のための措置、漁獲量の制限及びひれのみを採取する漁の禁止」となっています。
捕獲したサメから高価な食材であるひれだけを切り落として残りは捨ててしまうという、そういうフィニングというこのサメ漁に対して、残酷だとかそれから乱獲につながると国際的な批判が高まっています。
日本では、サメ漁といえば宮城県の気仙沼が水揚げ日本一でありますけれども、気仙沼はサメを捕獲して全部を加工しているということですから、このフィニングには当たらないんですね。それでも、環境保護団体とか動物愛護団体から様々な圧力が掛かってきているという話も聞いています。
捕鯨やイルカの漁など、我が国の特定の地域にとって歴史や伝統があって地域の食として根付いている沿岸漁業に対して、IWCの反捕鯨国など、こういったTPP締約国の中には非常に批判的な国が幾つかあるわけであります。シーシェパードや環境保護団体、動物愛護団体などが現地に入って、悪意を持った写真を撮ったり動画を撮って流したりして間違った世論を形成しようとしているところも最近は見られるということであります。
日本はこのフィニングは大丈夫ということではなくて、TPP協定に抵触しないように、国としても、捕鯨もそうですけれども、TPP締約国に更なる、この沿岸漁業、歴史と伝統のある漁業なんだという理解を求めていく取組が必要だと思いますが、この点に関してはいかがでしょうか。