金子修の発言 (厚生労働委員会)

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○政府参考人(金子修君) お答えいたします。
 委員御指摘のとおり、現行の信託法上は、公益信託、これは信託法上は受益者の定めのない信託に当たりますが、これと私益信託、これも信託法上は受益者の定めのある信託といいますけれども、この相互転換を否定しております。現行の信託法上は、委員御指摘のような公私ミックス型の信託は認められていないということになります。
 どうしてこのようなことになっているかと申しますと、受益者の定めのない信託と受益者の定めのある信託とでは、信託設定の方法、それから存続期間の限定の有無、関係当事者の権利内容等、基本的な点において大きく異なっており、信託の変更によってこの両者の間を言わばまたぐことができるとするのは相当でないというふうに説明されております。
 もっとも法務省においては、平成二十八年六月から法制審議会信託法部会を開催しまして、大正十一年制定時から実質的な改正が行われていない公益信託法に関して全般的な見直しをすべく調査審議を行っているところです。そして、公益信託において、信託法の例外として委員御指摘のような公私ミックス型の信託を認めるか否かもこの部会における論点の一つとして現在検討している状況にございます。
 今後は、委員御指摘のような問題意識も踏まえ、法制審部会において更なる調査審議を行っていく所存でございます。

発言情報

speech_id: 119214260X01020161208_019

発言者: 金子修

speaker_id: 6633

日付: 2016-12-08

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会