潮崎俊也の発言 (災害対策特別委員会)
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○政府参考人(潮崎俊也君) ただいまの質問、お答えさせていただきます。
福岡市交通局のこの地下鉄七隈線では、御指摘ございましたとおり、これまでにも過去二回の道路陥没を発生させております。
まず、第一回目は平成十二年の六月。現在もう既に開業しておる区間でございますが、七隈線の薬院というところの工区のトンネルを開削工法、これは地表面から順次掘り下げていく工法でございますが、この工法で掘削をしている際に発生をいたしました。この工事では、掘削中に周辺の地盤が崩れ落ちないよう土止め壁と呼ばれるいわゆる壁を地中に構築をいたしまして掘削を行っておりましたが、この土止め壁の一部に強度の弱い部分があり、そこから土砂が流入して近隣の道路が陥没したという事故でございました。
また、二回目は平成二十六年十月。これは現在の新区間でございますが、この博多の一つ手前の中間駅の建設におきまして、工事に支障となる雨水管、雨水を流す管を移設する工事を行っている際に発生をしております。この工事では、この支障する雨水管から新しい管に切り替わる部分の土砂をあらかじめ地盤改良をしながら掘削をしていたわけでございますが、その地盤改良の箇所に一部強度不足といった改良の不足が生じていたため、ここから周辺の土砂が流入して、近隣の道路が陥没をしたというふうに報告を受けております。
一方、今回の陥没は、この地中の比較的固い岩盤層をNATM工法と呼ばれる工法で掘削をしている際に発生したものでありまして、そういう点では過去二回の道路陥没の際の工法とは異なっております。
なお、今回の陥没の原因については、今般、私どもの、国土交通省の研究開発法人でございます土木研究所に設置される委員会において今後原因の究明をしていく予定でございますが、この結果も踏まえるとともに、福岡市において、この過去二回の道路陥没との関係も改めて整理をされるものと考えております。
いずれにしましても、今回の事案に関する原因究明や再発防止策の検討を通じて、地下鉄工事における安全確保の充実に努めてまいりたいと考えております。