美原融の発言 (内閣委員会)

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○参考人(美原融君) まずカジノありきから始まった国は参考にすべきでないと思います。他国のことは失礼に当たるかもしれません。ですけれども、研究者として一言言わせてください。
 韓国のカジノがなぜ駄目なのか。それは、戦後間もなくして観光振興法という外国人専用カジノを造ったからです。韓国人が入らない、依存症問題は関係ない、治安も関係ない、ただ単に外貨だけを取ればいいという制度の枠組みでございました。これで五十年間やってきました。問題は起こらないですね、外国人だけですから。その後、廃鉱振興地域特別措置法という法律に基づいて、韓国民が入れる一つだけのカジノを造ったわけですが、観光振興法に基づく規制の在り方は何も変更せずに、ただ単に警察のコントロールのみで、ライセンスもなければ制度もなし、依存症の手当てもなし、なしなしなしでカジノありきから始まったからです。
 私、二、三年前、韓国の国会のシンポジウムに呼ばれて、いろいろと議論したことがございます。日本を羨ましがっていました。国会で精緻な議論で、議論を詰めてゼロから始める、そういう制度が韓国にも欲しかった、でも、それはないということを明確に韓国の国会議員はおっしゃっておられました。
 例えばこういう例です。マカオがなぜ問題なんでしょう。まずカジノありきからで、今ある現代の制度というものは、ポルトガルがいなくなってから、中華人民共和国になってから新しくつくった制度であるからです。でも、その前にカジノというのはございましたですね。昔の遺制がそっくりそのまま残ってしまっている。
 まずカジノありきなどは到底参考になりません。新しくゼロからしっかりとした制度を議論を尽くしてつくるべきこと、これが求められるカジノ規制の在り方であります。

発言情報

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発言者: 美原融

speaker_id: 1185

日付: 2016-12-12

院: 参議院

会議名: 内閣委員会