本島修の発言 (科学技術・イノベーション推進特別委員会)
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○本島参考人 やはり非常に重要なことでして、それが社会からよく見えるようになるといいんですが、例を申し上げたいと思うんですけれども、超電導技術は、中国の例で申しますと、西安で超電導線をつくって、全て合格したわけです。高い技術レベルを開発できたわけですが、ITERの発注が終わった後どうするかというのは、企業として死活問題になるわけです。
どうしているかといいますと、今の波及効果をうまく応用いたしまして、その線材の技術をNMRに使っております。中国の場合、市場が非常に広いので、それで長期的にやっていける面があるわけですね。そういうふうに成功している例が既に出ております。
あとは、マイクロ波は一億度に電子を加熱するために必要な装置ですけれども、マイクロ波を使って陶磁器を焼成する、焼く技術、これは二〇一〇年ぐらいにもう既に開発が終わって、岐阜県東濃地区でかなり普及しております。リニア窯等もできているんですね。
それから、同じくマイクロ波を使いますと、アスベスト、今状況は大分よくなっているわけですが、アスベストを無害化する必要がありますので、マイクロ波を産廃に印加しますと、アスベストのとんがっている部分が丸くなって、万一肺に入っても発がん性物質等がなくなる、そういうふうな研究。
それから、現在まだ完成していませんが、もちろん、原子力発電所から出る高レベルの放射性廃棄物を、核融合炉の中性子等を使うことによって寿命を短くするということ、これも将来のスピンオフの一つで期待できるんですが、そういったことにあります。
それとあと、非常に漠とした言い方をさせていただきますと、一億度のプラズマまで扱う科学技術ができているわけですから、プラズマ応用を半導体産業、こういったところへは、核融合に携わったことのある研究者、または研究室を卒業した学生たちが採用されて、今の日本のITの最先端を支えるというふうな面で貢献しているということが言えると思います。
やはり、我々は研究者ですから、なかなかビジネスが上手じゃなくて、これは使えますかというふうな言い方ですと限度があるんですね。ですから、先生、こういう問題があるけれどもどうかというふうなことで来ていただけると、いや、どうですかと引き出しをあけられたりするので大変進む、そういうふうに産学連携はしていかないといかぬのじゃないか、こういうふうに思っております。
ありがとうございます。