緒方林太郎の発言 (外務委員会)
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○緒方委員 いろいろな、人事の話ですのでこれ以上立ち入ることはいたしませんけれども、見ていると、ロシアと近いということはなかなか感じないと思うんですね。けれども、すごいですよ。なので、ぜひ考えていただければと思います。
そういった中、やはり、キプロスの首都ニコシアに行きますと、一番何が目につくかというと、南北分断国家であるということです。我々が通常行くときというのは、南の方のところから行って、ただ、南の方から入っていって、町のど真ん中に停戦ラインが引かれていて、北側を見るとトルコの国旗とか、あとモスクがあったりする。夕方どきになると、これ見よがしにイスラムのアザーンが流れてくるというようなことがあったりして、ああ南北分断国家なんだなというふうに物すごく感じます。
出ているPKOは、UNFICYPといいまして、もう長らくずっと出ています。行ってみると、南北分断国家で停戦ラインが引かれていてPKOが出ているという話をすると、すごい緊張感なのかなと思いきや、結構のどかです。停戦ラインを越えていくのも結構自由に、お買い物感覚で停戦ラインを越えていったりして、PKO自体も、もちろん緊張感がゼロとは言いませんけれども、すぐに何か危険なことがあるというわけではないPKOです。
通常我々がPKOとして想像するものというのは、例えば今、南スーダンに自衛隊の方が行っている、ああいうのと比較すると、全然違うな、同じPKOなのにこんなに違うのかと思うぐらい違うんですね。逆にこういうところに派遣できればなという思いも出てきたわけでありますが。
ただ、私、そこで最初、何かこんなのどかなところでやっているPKOってどうなのかなと思ったんですけれども、もう一度よく考え直してみて、PKOって、もしかしたらこういうものをPKOと呼ぶんじゃないかなという思いが出てきたんです。今、南スーダンとかで出しているPKOというのが通常の形態ではなくて、むしろああいうキプロスに出しているようなPKOみたいなものが通常のパターンなのではないかなというふうに、ちょっと思うようになりました。
ここからはPKOのあり方について質問をさせていただきたいと思いますが、国連では、PKO改革のためのさまざまな報告書であるとかハイレベルパネルの報告書であるとか、そういったものが出ています。そこで何が書かれているかというと、国連の能力が変化に追いついていないとか、政治的なサポートが足らないとか、求められるものとできることのギャップが非常に大きいとか、国連の官僚主義が弊害になっている、そういった指摘がございます。
そういった中、これからの動きとして四つ挙げられていて、政治的な解決の重要性とか、現場の情勢に応じた柔軟な対応を図るべきだとか、多くの関係者をできるだけインクルーシブに取り込んだパートナーシップが重要だ、現場にフィールドオリエンテッドなPKOであるべきだとか、そういうことが書かれていて、何かというと、国連の、恐らく事務方も含めて、魂の叫びだと思うんですね。何でもかんでもPKOに押し込まれていて、もうそれが耐えられないというふうに、国連の、少なくとも現場にいる方は思っているんじゃないかと思うんですよね。そういう認識を共有されますか、内閣府。