伊藤渉の発言 (決算行政監視委員会)

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○伊藤(渉)委員 公明党の伊藤渉でございます。
 本日は、平成二十四年度、二十五年度の決算の締めくくり総括質疑に安倍総理を初め各大臣にお越しいただきまして、大変ありがとうございます。
 この四月十四日には、熊本地震から一年が経過をいたしました。安倍総理におかれましては、追悼式にも御出席をいただきました。私ども公明党も、熊本県下におきまして復興会議を行い、改めてこの復興に向けての取り組みについて確認させていただいたところでございます。
 残念ながらこの地震でお亡くなりになられた皆様方に心から哀悼の意を表するとともに、また、大事な家族や仲間を失って、被災しながら、なお前を向いて頑張ろうとされている被災地の皆様にエールを送りますとともにお見舞いを申し上げ、復興に日本じゅうが、この国会が全力で取り組んでまいることを改めてお誓い申し上げたい、こう思います。
 そんな中で、きょうは決算行政監視でございますので、こうした政策をやはり実施していくに当たっては、国の財政ということにも目配りして進めていかなければなりません。
 資料の一枚目をごらんいただきたいと思います。
 このパネルは、我が国が、一般会計のみならず特別会計も含めて毎年どの程度の費用で運営をされ、またそれに対して財源がどうなっているか。
 実は、平成十五年度から国の財務書類というものが公表されており、インターネット等でも皆さん誰もが御確認をいただける状況になっております。
 このパネルの上が一般会計、特別会計を含めた全体の費用、そして下が財源でございます。縦軸、数字の単位は兆円でございまして、棒グラフの左から、平成二十四年度、順に二十五年度、二十六年度、二十七年度と、四カ年度の決算の数字を示しております。また、それぞれの色の違いについては、一番右側にそれぞれの項目について書かせていただいております。
 ごらんいただいてわかりますとおり、費用も毎年ふえておりまして、現在は全体で約百四十兆円程度の費用がかかっている状況になっております。また、それに対する財源ですけれども、下をごらんいただくとわかりますとおり、費用を賄うだけの財源がないというのが我が国の現状でございます。
 上が費用、下が財源でございますけれども、その真ん中に収支の差額を書き込ませていただいております。赤字でございます。一番左が平成二十四年度の収支差額、マイナスの三十九・五兆円でございます。順次この収支差額は縮まっておりまして、平成二十五年度が三十四・四兆円、二十六年度は二十二・九兆円、そして平成二十七年度の決算ベースでは二十一・七兆円まで縮小しております。
 第二次安倍政権は、財政再建と経済の再生は両輪である、こういう大きなスローガンのもとで取り組んでいただいておりまして、その結果が決算ベースでも、この表でごらんいただければわかりますとおり、着実に成果を上げているということを御理解いただけると思います。
 せっかくきょうはテレビが入っておりますので、改めて国民の皆様にも国の財政の状況をごらんいただきたいという考えからこうした質疑をさせていただいておりますけれども、今申し上げましたとおり、二十七年度決算までに着実に収支の差額は我が国は縮んでおります。これは、経済政策そして無駄の削減等が功を奏している結果でございます。
 その上で、次の資料は、我が国が財政の再建ということで今、一つ目標に定めておりますのが、この表にございますタイトルのとおり、プライマリーバランスの黒字化でございます。
 よく言葉は皆さんお聞きいただいていると思いますけれども、なかなか中身をごらんいただく機会も少のうございます。私も地元に帰りましていろいろな話をさせていただく中で、やはり財政のことを気にしている方というのは決して少なくありません。しかし、残念ながらこの国会の場でそうした議論が行われることが少ないものですから、きょう改めてここを御報告させていただきたいと思います。
 ここにございますとおり、プライマリーバランスといいますのは、右側が歳出でございます。少し正確に申し上げますと、これは一般会計だけを表示しております。右側の歳出は、一番大きいのが社会保障四経費二十七・九兆円、そして地方交付税交付金、ブルーのところがその他の補助金等予算でございます。つまり、国が支出をしている予算の中で、実に四分の一は社会保障、四分の一が地方交付税、四分の一でその他全ての政策を賄っている、そして四分の一は借金の返済、これが我が国の状況でございます。
 この状況を改善しなければ、冒頭申し上げた復興もそうですけれども、本当に政策的な予算を投じられない、だからこそ財政の再建をしていかなきゃいけないということで我々は取り組んでいるわけでございます。
 左側が税収でございまして、消費税、所得税、法人税を書かせていただいておりますが、この差、必要なお金に対して現在の税収の差額が、真ん中に赤字で書かせていただいておりますけれども、プライマリーバランス、基礎的財政収支、現在はマイナスの十・八兆円、これを二〇二〇年までにまずは黒字化したい、こういうことで取り組んでおるわけでございます。
 状況は大変厳しい環境下ではございますけれども、我々政治に携わる者は、常に前を向いてこれを実現するために取り組んでいかなければならないと強く認識している次第でございます。
 そこで、まず安倍総理にお伺いをしたいと思います。
 このプライマリーバランスの黒字化、大きな目標は二〇二〇年の黒字化、そしてそれを達成するために、これまで二〇一六年度から二〇一八年度の三年間を集中改革期間と名づけまして、このプライマリーバランスを、GDP比でマイナス一%を目安に取り組んでいるところでございます。
 この点につきまして、目標達成に向けての現時点の評価、そして目標達成に向けての総理の御決意をまずお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 伊藤渉

speaker_id: 25793

日付: 2017-04-17

院: 衆議院

会議名: 決算行政監視委員会