安倍晋三の発言 (決算行政監視委員会)
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○安倍内閣総理大臣 安倍政権としては、経済の再生そして財政の健全化、この二つをしっかりと達成していくわけでありますが、しかし、同時に頭に置かなければならないことは、経済を成長させていく、その前提は、デフレから脱却して経済を成長させていかなければ財政は健全化しないということであります。
最初に表をお示しいただいたわけでありますが、まさに我々はデフレではないという状況をつくり、この四年間に、名目GDPは九・五%、そして四十七兆円ふえたわけでありまして、実質においても五・四%、そして二十七兆円増加した、これは過去最高の水準となったわけでございます。
これは、我々がしっかりと三本の矢の政策を進め、デフレではないという状況をつくり、そして税収も、先ほどお示しになられた四十七兆円から六十兆円になった。と同時に、先ほどのグラフで示していただいたのは、租税の収入だけではなくて、給与もふえますから、社会保障の基盤である社会保険料の収入も当然ふえてまいりますから、社会保険の分野においても財政上健全化をしていく。そのために、どうしても私たちはデフレから脱却して経済を成長させなければならないということであります。
その中で、プライマリーバランスをまさに黒字化していく。かつ、プライマリーバランスを黒字化する上において、経済を毀損しない中においてプライマリーバランスを黒字化していく。いわば、強引にプライマリーバランスを黒字化しようと思えば、例えばどんと予算を半分にすればそれはできますけれども、その瞬間に経済はがたがたになって、雇用も、やっとよくなったのにもとのもくあみになってしまうわけでありますから、しっかりとした経済成長そしてデフレからの脱却を進めながらこのプライマリーバランスの黒字化を達成していく必要があるんだろうと思います。
本年度予算においても、六百兆円経済の実現を目指す取り組みを進めるとともに、かつて毎年一兆円ずつふえていた社会保障費の伸びを、昨年予算に引き続き五千億円以下に抑えることができました。これは、そんなことはできないだろうと最初言われていたものが二年連続して可能となった。かつて小泉政権時代に、毎年二千二百億円ずつ五年間やるといって、実は二年間しかできなかった。この倍以上を二年連続達成できたのは、与党の皆様の大変な御努力、政府・与党で努力をした結果で、さまざまな政策の成果でもあろうと思います。
大切なことは、プライマリーバランスを改善し、債務残高対GDP比を着実に引き下げることであります。そのために、経済成長を実現し、税収を上げなければならないわけでありまして、引き続き、経済再生を図りながら、歳出を削減し、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化、債務残高対GDP比の着実な引き下げを達成していきたいと考えております。