初鹿明博の発言 (厚生労働委員会)

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○初鹿委員 厚生労働大臣が定めることに八条でなっています。ただ、何でも裁量を認めているわけじゃないですよ。
 皆さんのお手元に、こちら、資料を配らせていただきました。すごく古い資料なんですけれども、生活保護制度を制定したときの保護課長だった小山進次郎さんという方が書いている、生活保護制度の解釈を書いた本なんですけれども、そこに、線を引いているんですけれども、「政治的色彩の混入することは厳に避けらるべきこと、及び合理的な基礎資料は社会保障制度審議会の最低生活水準に関する調査研究の完了によつて得らるべきこと」と書いてあるわけですよ。
 基準部会で出た数値、それを使って厚生労働大臣が定めるということであって、政治的に、引き下げを前提にして下げていいということはどこにも書いていないと思いますよ。
 でも、前回の引き下げは、明らかに、自民党が一二年の選挙で生活保護を引き下げるという公約を立て、それに基づいて与党のPTが引き下げを前提の議論をしていった、それに合わせるかのように行われたと言わざるを得ません。
 当時、制定時のときに、この小山さんという方が回想録とかでも述べているんですが、法律にきちんと書くか、それとも今のように大臣が告示で基準を決めるのかどうか、相当な議論があったそうです。最終的に告示で決めるようになったのは、小山さんが言っているんですけれども、当時は異常なインフレだった、そのインフレに対応するためには、議論が非常に時間のかかる法律改正では間に合わない、受給者の利益を考えて、これは法律事項ではなくて裁量にしたということであって、先ほどもこちらの資料で見せたように、政治的な色彩を入れてはいけないということなんですよ。
 ぜひ、今回の改正では、引き下げありきのような議論ではなく、きちんと、検証した結果に基づいて、引き下げるのか引き上げるのか決めていただきたいと思いますが、いかがですか。

発言情報

speech_id: 119304260X00820170324_058

発言者: 初鹿明博

speaker_id: 16301

日付: 2017-03-24

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会