郡和子の発言 (厚生労働委員会)

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○郡委員 民進党の郡和子でございます。
 また、きょう時間をいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
 政府提案の地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案、○○のための何たら法律の一部を改正する法律案、こういう名称はとても注意して当たらねばならないなというふうに思っております、これまでの経験からして。
 というのも、いろいろと議論にもなっておりますけれども、大変重要な法律の本則、十二本変えるというものでありまして、ここに出ているのは、表上は一本の法律になっているわけですけれども、中身は、介護保険法だけではありませんで、医療法、障害者総合支援法、児童福祉法、社会福祉法、本当に幾つもの法律、重要法案がたくさん入っているわけです。
 こういうふうにして提案をするというのは、それこそ役所の方の立法のテクニックの一つなのかもしれませんけれども、やはり余りにも乱暴であるということを私からも申し上げなくちゃいけないと思います。とにかく、わかりにくくなりますし、細部についての丁寧な議論ができないんです。大きな問題だというふうに思いますし、そして、国民の皆様方にも理解していただくのには大変苦労するというか、難しいということです。
 うがった見方をすれば、役所は、そういうふうに理解が進むということをもとより考えていないというんでしょうか、そういうおつもりなのかなとさえ思ってしまう。とにかく、私は、非常に問題のある提案だということをまず冒頭申し上げさせていただきます。
 午前中の議論にもありましたけれども、二〇一五年の改正で二割負担が導入されたことによる検証というのも十分に行われないまま、三割負担を導入するというのも許せないなというふうに思っているわけです。
 今回、ケアプランの策定の一割負担というのは見送られましたけれども、介護の社会化がうたわれて介護保険が導入されて十七年になるわけですけれども、今、やはり介護崩壊の危機にあるというふうに言わざるを得ない状況だと思っていて、私たちは、通称介護崩壊防止法案を提案させていただいたわけであります。
 将来にわたって質の高い介護サービスを確保する法律案、そして介護・障害福祉従事者の人材確保の特別措置法案、この議員立法についてお話をいろいろなところで聞かせていただいているんですけれども、大変評判がよろしゅうございます、自分たちで言うのもなんですが。一日も早く、とにかくこの法案をぜひ成立させてほしいという熱い声が届いているということをまず御紹介申し上げて、ぜひ委員の皆様にも御理解を賜りたいというふうに思います。
 それでは、私もこの議員立法の方の提案者なものですから、これについて質疑することができないので、きょうは政府提案の法案について質問をさせていただきます。
 本法案の説明資料では、全市町村の保険者機能の強化による自立支援、重度化防止というのが掲げられております。
 第百十七条第二項の三号及び四号におきまして、これは新設をされて、地域における自立した日常生活の支援、要介護状態等となることの予防または要介護状態等の軽減もしくは悪化の防止及び介護給付等に要する費用の適正化に関し、市町村が取り組むべき施策、及びこの施策に関する目標について、新たに市町村介護保険事業計画で定めるというものです。
 安倍総理が、昨年の十一月の十日、未来投資会議でこのような発言をされております。きょうは、資料の一枚目に添付をさせていただきました。そのちょうど中間ごろでしょうか。「介護でもパラダイムシフトを起こします。」の後をごらんいただきたいと思います。
 「これまでの介護は、目の前の高齢者ができないことをお世話することが中心でありまして、その結果、現場の労働環境も大変厳しいものでもありました。これからは、高齢者が自分でできるようになることを助ける自立支援に軸足を置きます。本人が望む限り、介護は要らない状態までの回復をできる限り目指していきます。」このようにお話しになったわけであります。
 私は、この御発言は、介護を医療的な側面から捉えている、いわゆる医療モデルとして捉えているということで、その観点に立った政策でいいのかという問題意識を強く持っているわけです。
 この自立支援、重度化防止とは、あるいは介護は要らない状態までの回復ということを目指すということでしょうか、大臣に伺います。

発言情報

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発言者: 郡和子

speaker_id: 26173

日付: 2017-03-31

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会