大隈和英の発言 (厚生労働委員会)

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○大隈委員 解析するには、多大なマンパワーですとか、時間にしてもコストにしてもかかってこようかと思いますが、産学官民の力を結集して、これは世界にやはり先駆けたデータになると思いますので、スピード感を持って進めていただきたいというふうに考えております。
 今回の改正案では、客観的なデータを活用して、成果に対して、自治体の取り組みに対して、財政的なインセンティブを付与するということも考えられております。競争という言葉は適切ではありませんが、頑張った取り組みに対して一定の評価を与えていくというのは、今までにない、いいアイデアだというふうに私は考えております。
 時間の都合で御答弁は求めませんが、成果を追求する余り、施設や地域で、要介護度の軽い方や改善の見込みのあるような方を取り込んでしまう、いいとこ取り、クリームスキミングのような選別行為が生じないかどうか、あるいは、努力しても、地域的に、経済的に苦しいところ、あるいは過疎や気候風土や、さまざまな理由で厳しい地域もあろうかと思います。必死に努力しなくても、もともといい地域というのもあると思います。これら、利用者の選別行動の問題や地域間格差の問題にも、しっかりと客観的なデータを用いて評価をしていっていただきたいというふうに思っております。
 さて、質的な向上には、やはりサービス提供側のスキルアップと待遇改善の問題、そして環境整備、それによる職員のやりがい、モチベーションのアップが必要不可欠だというふうに考えております。
 私も、地元の頑張っておられるエキスパートの介護の皆さんにいろいろお話を聞かせていただきましたが、やはり、例えば前回の介護職の処遇改善では、低賃金のところに、機械的にと言うと語弊がありますが、待遇改善をしていく中で、実際にはケアマネジャーさんや委託の地域包括スタッフの報酬は、激務の割には余り改善していないんだという意見もありますし、あるいは学校教育も、子供のころから、もうちょっと高齢化社会を支え合うことですとか、あるいは、ある程度の介護のスキルを習得していく、家で子供がおじいちゃん、おばあちゃんをちょっと介護、アシストできるぐらいのことは学んでいったり、あるいは高等教育でも、きちっと体系立てて介護を研究していく、そしてリーダーを養成していくということも必要かと思います。
 あるいは、前回の介護報酬のマイナス改定の影響もございますが、やはり、この現場、深刻な人手不足でございまして、これが非常に経営を圧迫しているんだということもございますので、そこに対するしっかりとした注視というものが必要になってこようかと思います。
 そこでお尋ねいたしますが、ことしの介護福祉士の受験者の数が大変少なくなった、減ったというふうに聞いております。この人材不足の問題を抱える中で、質的な向上というのは、これはもうとめることはできない必要なものですが、そこのところをどうバランスをとっていくのか。やはり、さらに試験が難しくなって、狭き門になって人材不足が進んでしまうようでは、これは元も子もないというふうに考えます。今後の対応について、あるいは今回の事象についての見解をいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 大隈和英

speaker_id: 15811

日付: 2017-04-05

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会