田部井康夫の発言 (厚生労働委員会)
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○田部井参考人 これは家族の会でコンセンサスを得られているということではないんですけれども、私は、基本的には、多くの人が自分の力に応じてまず制度をつくるということがベースにあるのが一番いいだろうというふうに思うんですね。
ですから、そのベースをつくるためのあれというのは、基本的には誰もが負担する税金ということになると思うんです。利用するかしないかわからないですけれども、制度をつくるために負担をして、自分はもし使わないまま終わったとしても、自分の提供した何らかの税金的な負担が誰かの役に立ってこの世の中が回っていっているというような形でできていくのが私は一番いい形ではないかと。
実際に利用する段になったときに負担が大きくなるというよりも、まずベースで小さな負担をしておいていい制度をつくって、利用する段階ではそれほど大きな負担がなくて済むという形が一番望ましいというふうに思っているんですね。そういう点でいくと、制度をつくるところで累進的な負担をして制度を形づくっていくということが一番いいのではないかというふうに考えています。
ですので、初鹿先生が今おっしゃったように、二割負担の検証がない、明らかに利用している人に負担を負わせることで今この制度の危機を乗り切っていこうというふうな考えだと思うんですけれども、そこには私は基本的な間違いがあるのではないかというふうに考えています。
やはり制度的に、まずこの制度をどうやってつくるかというところで、政策の提案と、それから、制度をつくるためにであれば、私は、所得だけではなくて、資産というのは十分考慮に値するもので、そこまで含めてまず制度をつくるということがベースにあって、実際の利用料の負担については、現状のように、とにかく利用者に負担を負わせる形ではない形で乗り切っていくという形が望ましいのではないかと。
ですから、先ほど来申し上げていますように、繰り返しになりますけれども、二割負担の検証がないまま、また利用者にその負担を強いていくという形での繰り返しというのは、単に利用者を追い詰めるだけではなくて、社会的な亀裂も生んでいくというふうな危険があるというふうに考えています。ちょっとまとまりませんけれども。