豊田真由子の発言 (厚生労働委員会)
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○豊田委員 ありがとうございます。ぜひ、政府一丸となって、万全の備えをお願いいたしたいと思います。
次に、AI、人工知能につきまして少しお伺いをしたいと思います。
私、昨年、科学技術を文科省でも担当させていただきまして、本当に今、このAIについては非常に急速な進歩が見られます。保健医療分野でもこのAIを活用して国民の命と健康をさらに守っていくということが期待されております。
例えば、画像診断で悪性腫瘍を検出する、あるいは白血病患者の正確な病名を突きとめまして適切な治療につなげるといった事例が今実用化されております。また、ゲノム解析などの分野でも、創薬につながる大きな研究成果が今期待をされておるところでございます。
こうしたことについて、政府としてもしっかりと振興していく、そして、それをしっかり実用化までつなげて国民の利益に資するようにしていくということが必要だと思います。
そしてまた、一方で、現実になかなか制度がまだ追いついていないということもございます。例えば先ほどの医療の補助という場面で申しますと、私はやはり、AIというのはあくまでも、いろいろな画像の診断や助言、アドバイスのようなものをする立場でありまして、最終的な判断と責任は医療従事者にあるというふうに思いますが、例えばそこで、AIがちょっと間違い、エラーを起こして、間違った補助の判断をしてしまって、それに基づいて判断をした結果が間違っていたという場合には、その法的責任はAIをつくったメーカーにあるのか、あるいは医師にあるのかといった問題が今後顕在化してくると言われております。
そしてまた、一部では、AIの普及が進むと今ある雇用が失われてしまうのではないかという懸念も聞かれるところでございます。
私は、これは必ずしも正しい場合ばかりでもないというふうにも思っております。例えば、AIでの新しい市場が創出されまして、雇用が増大する一方で、AIで失われる雇用があるのであれば、他の分野の業務や仕事に速やかに、そして負担が少なく移行していただけるように、そして新たに活躍いただけるように、雇用の場あるいは教育の現場であらかじめ準備をしていくことが必要というふうに考えます。むしろ、人手不足を補い、業務の効率化、生産性が高まって労働時間の短縮につながるといったメリットもあると思います。
こうしたことを包括的に考えて、厚生労働省として、このAI、人工知能の国民を幸せにし、社会をよくしていくための御活用について、お教えいただきたいと思います。