安倍晋三の発言 (予算委員会)
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○安倍内閣総理大臣 私は、トランプ大統領にはこう申し上げました。米国は、あるいはトランプ大統領は自由世界のリーダーとしてその役割を果たしていただかなければ世界はより混乱をしていく、不確実性は一層増していく、G7やG20、あるいはAPEC、EASもそうですが、そういうマルチの会議の場においては、アメリカがしっかりとリーダーシップをとれるかどうか、これはみんな見ていますよと。
そこでまさにトランプさんがリーダーシップをとれるということを見せていただくことによっていわば自由世界は結束をしていく、そして、あるいは世界はより協力して、米国とともに私たちは価値を共有するわけでありますが、自由や民主主義や基本的価値や人権、そうしたものを尊重するという秩序を守っていく方向に収れんしていく、その役割を果たしていただくことを私は期待しています、そのために私は協力しますよと。
私も今まで、そういう意味ではトランプさんの先輩です、何回も会議には出てきました、そういう経験も生かしたい、だから、そういうマルチの場においては、たとえ短い時間、例えば十五分ぐらいになったとしても日米首脳会談を毎回やりましょう、残念ながら前政権とはそういうことにはなかなかならなかったんですが、毎回首脳会談をちょっとずつやりましょうと。
例えば、G20であれば、二十カ国が全部、米国と首脳会談をやろうとしますから、これはなかなか大変なんですけれども、その中において、必ずやりましょうと言ったら絶対やるとそれを確約してくれたわけでございまして、いわば秩序を維持していく上において、私もトランプ大統領とは既に二回、首脳会談を、一回は就任前ですが、しておりますし、電話会談も頻繁に行ったということを生かしながら、トランプ大統領あるいは新しい米政権にさまざまな不安を持っている国々に対しても大統領はどう考えているかということを伝えつつ、また彼らの不安も大統領に伝えていきたい、こう思っております。
来月には、国会のお許しをいただければ、CeBITで、ドイツで行われる見本市に出席をして、メルケル首相と、メルケル首相から今招待をされておりますので、ここでまたじっくりとお話をさせていただきたい。米国とEU、米国とNATO、あるいは米国と日本とあるいはドイツという関係についてお話をしていきたいと思っておりますし、また周辺国からも、その際はぜひ来てくれ、こう言われております。いわばトランプ大統領とはどういうことになっているのかということを、どういう会話を行ったのか、どういう考え方を持っているのか、じかに会った人がまだ少ないものですから、ぜひそれを聞かせてもらいたいという要望は相当たくさん来ておりまして、ただ、こちらも時間の制限と国会の制限がありますので、できる限りのことを、電話会談等も利用しながら日本の役割を果たしていきたい、こう思っております。