山本ともひろの発言 (外交防衛委員会)
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○副大臣(山本ともひろ君) お答え申し上げます。
委員御指摘のとおり、今回、北朝鮮が六回目となる核実験を強行しました。これに関しては、まずもって我が国としては断じて容認できないと、これはもう委員とも認識は共通していることと思います。
今回の核実験について、詳細はただいま分析中でございます。ですが、推定出力について申し上げると、CTBTO、包括的核実験禁止条約機構の事務局長が初期値として発表しましたマグニチュード五・八、これを基に試算をすれば、今回の核実験の推定出力は約七十キロトンになると考えられます。ただ、このCTBTも初期値からまた暫定値というものを引き続き分析中で発表をしておりまして、事務局長が現段階の数値として発言されているのがマグニチュード六・〇と、それをまた基に試算をしますと推定出力は約百二十キロトンとなります。
いずれにせよ、これらは過去の核実験に比べはるかに大きく、今回の核実験が水爆実験であったという可能性も否定できないという段階に来ております。
また、過去五回の核実験を通じた技術的成熟が見込まれることなどを踏まえれば、北朝鮮が核兵器の小型化、弾頭化の実現に至っている可能性が考えられます。
こうした核兵器開発の進展に加え、北朝鮮は、七月の二度のICBM級の弾道ミサイル発射、また、八月の我が国上空を通過させた弾道ミサイル発射を含め、本年に入っても大量破壊兵器の運搬手段となり得る弾道ミサイルを十発以上発射しております。能力を増強していると認識をしています。
こうした点を踏まえれば、北朝鮮の核あるいはミサイルの開発は我が国の安全に対するより重大かつ差し迫った新たな脅威の段階に来ていると、地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものになっていると認識をしております。
その上で申し上げれば、仮に北朝鮮が弾道ミサイルの長射程化などと同時に核兵器の小型化、弾頭化などを実現した場合は、北朝鮮が米国に対する戦略的抑止力を確保したとの認識を一方的に持つに至る可能性があり、北朝鮮がそのような抑止力に対する過信、誤認をすれば、北朝鮮による地域における軍事的挑発行為の増加、重大化につながる可能性もあり、我が国としても強く懸念すべき状況になり得ると認識しております。