宮川学の発言 (外交防衛委員会)
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○政府参考人(宮川学君) お答えいたします。
五月七日のフランス大統領選挙の評価と教訓についての御質問でございますが、まず評価について申し上げますと、マクロン次期大統領の勝利につきまして、これは、国際社会で内向き思考や保護主義的な動きが広がる中、開かれた社会や自由貿易にとって象徴的な勝利であり、EUへの揺るぎなき信任であると受け止めさせていただいております。安倍総理からも、九日夜に祝意を伝える電話をマクロン次期大統領にしていただいております。
また、日本とフランスにつきましては、普遍的価値を共有する特別なパートナーということで、引き続き世界の平和と繁栄のため協力を一層強化していく考えでございますし、また、フランスが今後EUを前に進めていく上で重要な役割を果たすと、その中でのマクロン次期大統領のリーダーシップにも期待させていただいております。
一方、教訓ということでございますが、まず、ルペン候補につきましては、御指摘のようにフランスの国民から一定の支持を集めておられますが、これはフランスの内政の事項であり、微細にわたりコメントをさせていただくことは差し控えさせていただきますが、一般論として私ども見ておりますのは、やはり自由貿易の重要性、自由貿易の利益が均てんされず格差が拡大するということが仮に起こると、これに対する懸念が保護主義をもたらすという循環があると考えておりまして、こういう格差が固定されないように、成長の恩恵が社会に広く享受される、成長をもたらす経済政策をフランスとともに進めて自由貿易を推進していくことが重要であるという教訓を受け止めております。