伊藤融の発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(伊藤融君) ありがとうございます。
 パキスタンのやはり情勢というのはかなり混沌としているのはおっしゃるとおりであります。これは、そもそもやはり九・一一以降のムシャラフ政権が進めた対米協力、ここに端を発するわけですね。それ以降、やはりこの過激主義というものが、つまりパキスタンの政府をアメリカと同等にみなして反発する動きというのが広がっているわけです。それが非常に懸念される状況になりつつあり、また、パキスタンの中で、一部はやはりそうした過激主義勢力を対インド、核だけではなくて、強いインドに対抗するためにそうした過激主義を利用してきたという側面もあるわけですよね。そういったところがもう今やコントロールできない、政府としてもコントロールしづらい状況になってきている。
 インド側は、しばしば全部パキスタンがコントロールしている、裏でそうした過激主義をあおってインドに仕掛けていると言っているんですが、私は第三者として見ていますと、やはりもうパキスタン自体が、パキスタンの軍も、いわゆる統合情報部、ISIもそうした過激主義をコントロールしづらくなっている。それが今パキスタンという国自体を不安定化させているというふうに考えております。ですので、そうした勢力に核というものが渡るという危険性は非常に懸念されるところであります。

発言情報

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発言者: 伊藤融

speaker_id: 1799

日付: 2017-05-30

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会