二之湯武史の発言 (環境委員会)
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○二之湯武史君 非常に本当に総論的なお話をありがとうございました。
どうしても日本のこの社会においてまだまだ一般的な意識、これは率直に申し上げると、環境というものに取り組んでいればイメージがいいのかなとか、本来の経済活動でもうけて環境というようなある種社会貢献活動で企業としての責任を果たすと、まだまだこうした認識が私は一般的なのかなと思っております。
今大臣がおっしゃったように、環境に投資することにインセンティブがある、要はそれがもうかるんだ、若しくはそれが投資家から評価されるんだと、そういうふうなメカニズムができて初めて、今申し上げたような本当の意味での環境が経済にインセンティブを与える、そういったマーケットができてくるんだろうなというふうに思っておりますが、特に、ある調査で、GPIFさんの資料で、先日も、昨日ですか、我が党のある部会に水野さんというGPIFのCIOが来られて、実は私も今、党内で、国民を豊かにする資本主義研究会という大層な名前の勉強会を主宰をしておりまして、前回の講師にも水野さんに来ていただいてESGの話をしていただきました。非常に、今申し上げたような一般的な環境と金融というようなイメージからくるようなふわっとした概念じゃなくて、よりもっと今おっしゃったようなインセンティブでありますとかリターンでありますとか、そういう本当の意味でそのレベルまでこのESGというものが浸透していると。こういう今の姿をいろいろとお聞きをしておりまして、例えば我が国のいわゆるアセットオーナー、年金でありましたり企業年金でありましたり、そういった方々の中で、公的年金についてはやはりESGに対する強いニーズを感じている方が七割を超えているという一方で、企業年金だとかその他のアセットオーナーについてはもう一割にも満たないというのが今現状であります。
一方で、海外におきますと、海外の企業年金やその他のアセットオーナーではやはり二割から三割という日本の数倍の方々が既に強いニーズを感じていらっしゃると。一定のニーズを感じるという方を加えますと六割から七割のアセットオーナーがESG投資のニーズを感じていると。
つまり、先ほど金融庁からありましたようなショートターミズムにまだまだメリットを感じている投資家は、環境、それは何のこっちゃと、本当にもうかるのかと、こういうことだと思いますが、公的年金や企業年金のように中長期で運用しなければならない、若しくはその運用自体が永遠性を持たなければいけない、こういう非常に強い責任若しくは社会的な重要性が高まれば高まるほど、今申し上げたような中長期の投資、ひいてはESGというものに強い関心を持つと、そういう傾向があるというふうに思います。
今も申し上げたような国際的な認識のこういったまだまだずれ、日本のそういったアセットオーナーの認識はまだまだ足りないというようなこともあると思いますが、諸外国、特に欧米、先日もいろいろレクを受けますと、やはりイギリスやドイツといったような国々においては非常にこのESGの取組が進んでいるということでありますが、そういった実態がそうなっている施策でありますとか、若しくはそういったものを可能にする文化というものについて金融庁の方から教えていただけますでしょうか。