坂元雅行の発言 (環境委員会)

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○参考人(坂元雅行君) ありがとうございます。
 まず、前提として、先ほども申し上げましたが、環境大臣が四月十一日の衆議院本会議で、これまで我が国では、象牙の大規模な違法輸入は報告されておらず、条約の下での報告においても、我が国の市場は密猟や違法取引に関与していないと評価されていると答弁されて、そして、日本の象牙市場は閉鎖決議の対象外との認識を示されました。
 問題は、日本は密猟や違法取引に関与していないからという、その理由です。
 私のカラー資料の六ページを御覧いただきたいのですが、この一番上の第三段落、この文言を御覧いただきますと、密猟又は違法取引の一因となるというふうにされています。つまり、象牙の違法取引の一因となっているだけでその市場は閉鎖対象になるという意味です。
 そこで、現実を見ますと、日本では、二〇一一年以来、警察による無登録象牙の違法取引の立件が後を絶ちません。このカラー資料の八ページを御覧ください。種の保存法違反事件全体の伸び、これが青い方ですね、これと比べても、それ以上に象牙関係の種の保存法違反事件、赤色です、これが伸びております。その多くは、近年、日本の象牙市場を活性化しているインターネット取引によるものです。この新しい取引プラットホームを使った象牙の違法取引が日本市場で活発化しているわけです。
 また、近年、日本から中国への象牙の密輸出が何件も中国の税関、警察に摘発されています。二年間にわたって三トン以上の象牙を日本から中国へ密輸し、中国の裁判所で中国人夫婦が懲役十五年の刑を宣告されたという例もありました。
 こうした事実があるにもかかわらず、なぜ日本の市場が違法取引に関係していないと言い切れるのか、私は理解に苦しむところであります。

発言情報

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発言者: 坂元雅行

speaker_id: 18120

日付: 2017-05-18

院: 参議院

会議名: 環境委員会