坂元雅行の発言 (環境委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(坂元雅行君) ありがとうございます。
 まず、なぜ象を殺さなければならないのかという点ですけれども、まず、象牙を取る、これは商業目的、お金にする目的で象牙を取るわけですね。その場合、やはり安全に効率よく象牙を採取する必要があります。その場合、例えば麻酔銃で象を眠らせることを考えますと、適正な量の、また正しい方法に従って麻酔をしませんと、象がそこで目を覚ましてしまいますと大変なことになります。地上最大の動物ですので、象が怒って向かってきたら、たちまち密猟者も踏み潰されて殺されてしまいます。
 そのようなことで、現実に行われている象牙の取り方というのは、群れで暮らす象を自動小銃で群れごと殺して、そして大きな頭、象牙は前歯なんですね、門歯ですので深く頭骨に入っております。そこで、チェーンソーで頭を切り落として象牙を抜くというやり方が一般的になっております。
 それから、象牙をどのような製品に使っているかということですけれども、日本では八割が判こに加工されていると申し上げました。そのほかのところでは、アクセサリーですとか、それから根付けのような小さなものから、ある程度大きい観音様の像のような調度品、それから邦楽器ですね、三味線のばちやお琴の弦を支える琴柱などにも使われております。これはもう国によって使われ方は様々で、中国の場合は専ら調度品、大きな作り物から小さなものまで様々であります。
 最後に、象牙取引とテロとの関係ですけれども、例えばこんな事例が報告されております。
 スーダン、ここは大量虐殺が問題になりまして、今も紛争が続いておりますが、スーダンにおける人間の大虐殺に加担した民兵組織が、北スーダンの国境の外側で象の密猟を行って資金源にしていた、あるいは、テロ組織アルシャバーブとソマリアの犯罪ネットワークが、現地の治安部隊から横流しを受けた武器を使って象を密猟してそれを資金源としているといった報告はされております。

発言情報

speech_id: 119314006X01420170518_063

発言者: 坂元雅行

speaker_id: 18120

日付: 2017-05-18

院: 参議院

会議名: 環境委員会