藤井基之の発言 (決算委員会)
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○藤井基之君 自由民主党の藤井基之でございます。
私は、今国会で沖縄及び北方問題に関する特別委員会の委員長を拝命しておりまして、本日の質問に際しましては、決算委員会の委員長及び与野党理事の先生方の御理解をいただきましてこのような機会を頂戴しました。心より感謝申し上げたいと存じます。
それでは、早速質問に移らせていただきたいと存じます。
まず、医療提供体制について大臣のお考えをお伺いしたいと思います。
もう釈迦に説法でございますけれども、今月の十日に発表されました将来人口推計、これは平成二十七年の国勢調査の結果を基に算出されたものでございますが、五年前の推計値と比べて、人口減少の速度やあるいは高齢化の進行度合い、これ若干緩和したと言えるかもしれませんが、五十年後の二〇六五年には、総人口は八千八百八万人、高齢化率は三八・四%に上昇するとされております。こうした急速な高齢化に対応した医療・介護提供体制の整備、これは急務であることは今更申し上げることもございません。
医療の面にちょっと目を向けますと、医師等の医療専門職について、これは年々増加してきております。今年の春の国家試験の合格者数を見ましても、医師が約八千五百名、薬剤師が約九千五百名、看護師さんが約五万五千四百名、理学療法士さんが約一万二千四百名等と、多くの方々が資格を有されまして、そして、その多くの方は実際医療の現場で現在活躍をしていただいているものと理解しております。
資料をお配りさせていただきたいと思っておりますが、この医療分野における国際比較と題しました表は、これはOECDのヘルスデータ二〇一四をベースにして、厚生労働省のホームページに入っているものから抜粋してここに用意させていただきました。
OECD諸国と比較しますと、ここにあるとおりでございます。一番右が日本でございますが、日本の特徴はどこかというと、一番上のところの人口当たりの病床数が多いというところに尽きているのかもしれません。このことが、結果として、実は病床数当たりの、例えて言いますと、臨床医師数であるとか臨床看護職員数を出しますと、ほかの国と極端に低いという数字になります。ですから、このことだけでどうこうと言うべきではないと思いますが、ただ、絶対数としても、上から二列目のところにありますように、千人当たり臨床医師数は決して高いわけではないのも事実でございます。
四月の六日ですか、新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会が報告書を公表なさいました。そして、将来の医療職における女性の比率に関する一つの予測数字の根拠になるかもしれません。それは、文部科学省の学校基本調査、このデータによりますと、昨年の春、保健関係の学部に入学して、そして去年の五月一日時点でその学部に在籍した学生数というのがトータルで六万八千七百三人というふうに記録されておりまして、そのうち女性の割合は六三・九三%となっております。ちなみに、医学部医学科で申し上げますとその数字は三三・七五%、つまり三分の一をもう超えたという数字でございます。また、歯学部の歯学科で申し上げますと四八・四八%とほぼ半数に近くなっているという。ですから、これから将来にわたって医療専門職のジャンルに女性の進出というのは間違いなく増えてくる、そのように見込まれると考えます。
大臣に一つお伺いしたいと思います。医療専門職の過酷な労働環境が問題視されて、さらに女性の進出が著しい状況におきましては、例えば出産、育児等を考慮しなければなりません。医療提供体制の充実には医師等の医療専門職の人材確保とその働き方改革が急務と考えますが、御見解をお伺いしたいと存じます。