駒崎弘樹の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(駒崎弘樹君) ありがとうございます。
まさに医療的ケア児は増えています。人工呼吸器のお子さんは、十年前と比べたら十倍に増えています。これ、なぜ医療的ケア児が増えているか、周産期医療の発達によってです。昔であれば亡くなっていたような未熟児の子供たちが、今は例えば五百グラムでも、こんなものですよ、五百グラムでも生きて生まれることができるわけですね。しかし、その代わり、医療的デバイスを付けて生きていくという形になります。
せっかく生き残ったにもかかわらず、病院を出たらどこにも行き先がないというのが今の状況です。医ケア児の家庭はどこにも行き先がない。保育園にも預けられない。幼稚園にも預けられない。あるいは通所施設も、お母さん付いてきてくださいというふうになるので離れられないということになって、主に医ケア児の親御さんは二十四時間三百六十五日、ずっとずっとずっと付き添って、そして疲弊していくというような状況になっております。ここを何とか、保育園でしっかり預かれるよというふうにしてあげられれば、医ケア児の親御さんでも働き続けられますし、心も休まるんですけれども、現状、ほとんど、九九%の保育園で医ケア児は預かりできません。なぜならば、看護師がいないから、あるいは医療と保育というのは違うからというところで受け入れることができないという状況になっています。
そんな医療的ケア児のために、日本で初めて医療的ケア児を専門的に長時間預かれる保育施設、障害児保育園ヘレンというものを立ち上げて、今、三園運営しているんですけれども、非常に厳しい状況でやっております。なぜならば、医療的ケア児を預かるといったときに、何ら公的補助というものがないからなんですね。ですので、今回、障害児総合支援法を改正していただいて、医ケア児というのも入れていただいて、皆さんには本当に心から感謝しています。
あとは報酬改定で、この医療的ケア児というものをお預かりする際は例えば看護師の費用をしっかり見ますというようなことを入れていただくなどしていただければ、そういうふうにやっていこう、医ケア児も受け入れていこうというようなインセンティブが付いて、そういった事業者も増えていくと思いますので、今回、平成三十年、報酬改定が控えていますので、是非医療的ケア児にも目を向けていただけたらなというふうに思います。