田村綾子の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(田村綾子君) これも実際に現場で関わっている方々からはよく言われることですが、精神障害のある方が一度聞かれて、すぐに御本人、こうしたいというふうにおっしゃらない場合というのも多いんですね。それはやはり私たち専門職への信頼がどのぐらいあるかということでもあるでしょうし、また、御本人の意思というものも変わっていくということもあります。もちろん、病状の変化だけではなくて、様々な情報がもたらされることによって、ああ、それだったらやってみたいなというふうに変わっていくということもあるんですね。ですので、退院後支援計画を作成するときにも、一度御本人の希望を聞いて駄目だったから、じゃ、この人はもう作れないということではなくて、粘り強い関わりということは忘れてはいけないんだというふうに思っています。
そうした粘り強い関わりをするということは、当然時間が掛かります。ですので、それだけの時間を一人の患者さんに掛けられるようなマンパワーの配置というものをしていかないといけません。精神科の医療に関しては、精神科特例ということがかつて設けられて、そのために一般の医療に比べて少ない人手で処遇できるということになっているわけですけれども、これをやはり全廃して、そして手厚い人手によって丁寧に時間を掛けて御本人の希望やお気持ちをしっかり聞けるような、そういう時間が確保できるような仕組みにしていくということが必要ではないかと考えます。